古物商  showa 土花亭

          効率性や利便性だけで埋め尽くされた今の時代。少しだけ時計の針をゆっくりと進めてみませんか。

三ツ矢サイダー

2015年07月02日 | 雑貨

トップ写真は「三ツ矢シャンペンサイダー」のラベル。

時は明治まで遡り、明治32年(1899)に「三ツ矢」の印を商標として登録。そして、明治42年(1909)5月10日

「三ツ矢シャンペンサイダー」を登録商標に。その後、一旦「三ツ矢サイダー」と大正5年(1916)商標登録するも

大正10年(1921)~昭和8年(1933)の間、又もや「三ツ矢シャンペンサイダー」を採用。

丁度、その時のラベルと考えられます。。。(ややこしい・・・)

ここにあるのは「三ツ矢サイダー」の木製看板の上部。丁度「三」の辺りで切り取られている。

「宮内省 御用達」の彫文字。

ご承知の通り、「三ツ矢印平野水」は東宮殿下(後の大正天皇)の御料品として採用されたのが明治30年。

後に、明治45年(大正元年)には皇室や各宮家へ御料品として収める目的で御料品製造所も

新たに建設される。

この木製看板の時代考査としては、大正元年(1912)から宮内省が宮内庁になるまでの

昭和22年(1947)までとなります。(前後35年)

下部が切り取られ欠損しているとは言え、約70年以上は昔の木製看板となります。

 

  ←ランキングへどうぞ♪


最新の画像もっと見る

2 コメント

コメント日が  古い順  |   新しい順
奇遇でしょうか? (Mitta)
2015-07-06 23:18:06
今朝の読売新聞に三ツ矢サイダーの記事が載っていました。
コーラが青春時代ならば、三ツ矢サイダーは少年時代の爽やかな思い出ですね。
良い物を見つけましたね!
返信する
Mittaさん (土花亭)
2015-07-07 08:47:57
そうでしたか。。。奇遇ですね♪

三ツ矢サイダーは確かに少年の頃、少し背伸びした飲み物でした。
同じく、コーラは大人に一歩近づいたような・・・。

切れっ端ですが機械彫ではない、手彫りなので大切に保管するつもりで居ます。
返信する

コメントを投稿

ブログ作成者から承認されるまでコメントは反映されません。