昨日は、都内で開催されたアーバンデータチャレンジ東京2013に参加しました。
6月10日に続き、2回目の参加です。
アーバンデータチャレンジ東京2013とは、社会インフラに関わる情報を集め、配信し、活用するという流通環境を整備するとともに、自治体などの提供可能なデータやそれらのデータの活用に効果的なツール、そして、有効なデータ利活用方法等を募集する取り組みです。
平成25年6月10日のキックオフイベントでは、地方公共団体から、データ提供における課題や先進事例の話題提供を受け、参加者全員でグループディスカッションを行いました。
その結果、地域が抱える課題や悩みの一端が、明らかになったように思います。
今回のイベントでは、データチャレンジを進めるにあたり、既に行われている活動からデータ利活用に関する先進事例の紹介をし、そして、データチャレンジに向けた地域の課題の深堀と解決に必要なデータに関するディスカッションをしました。話題提供やディスカッションを通じて、議論を深めることができたように思います。
鯖江市や横浜市など国内のみならず海外の事例も数多く紹介されましたが、千葉市からはガバメント2.0について取り上げ、実証実験が始まった「ちばレポ」について詳しい報告がありました。
ちばレポ登録者数は、7月31日現在で、市民が511人、職員が389人、合計900人です。
参加者から質問や意見は、「ちばレポ」に集中しました。
- 自治体本位から市民本位の動きに驚いた。オープン化によって発生するデメリットはどのように想定しているか。
- 件数が多くなりすぎて行政が対応できない、ということにならないか。
- 市が主導しているようだが、この後どうなるのか。コミュニティの中でどう使えるのか。
- Where Does My Money Go?(千葉市の有志が作った、私の税金はどこに使われているの?)の、次のアクションとして千葉市としてすることは?
などの質問がありました。
公平性の問題、人の顔など個人情報を守る方法、情報が共有できることでかえって重複した通報が減る可能性、セキュリティへの心配、今後市民が担っていく際にはいいねボタンやマイスターの称号などゲーミフィケーション的な考え方を取り入れていくと良いのではないか、などの意見交換となりました。
現在、千葉市では道路に関する通報件数が年間12,000件ですが、7月16日から始まった実証実験の2週間の通報件数は96件です。
道路、公園、ゴミ、その他という4つのカテゴリーに分かれていますが、今のところ飛躍的に通報が多くなるとは考えにくいと思いますが、いずれにしても会場のみなさんの千葉市への関心の高さは、ありがたいものです。
なお、「ちばレポ」については、NHKのWEBニュースにも掲載されています。
http://www3.nhk.or.jp/news/business_tokushu/2013_0731.html
まだ、登録ができますので、ぜひ参加してみてください。
http://www.city.chiba.jp/shimin/shimin/kocho/chibarepo.html?tpb
電子申請、使いこなしていらっしゃいますね。
便利な点、改善を要する点などいつでもご指摘くださいね。
ちばレポの投稿、私はいまだに出来ていません(^_^;)
「ちばレポ」の件、小生は金沢小学校体育館前の「地盤の小隆起」を投稿したのですが、写真があまり良くないのと、改善を急ぐ内容でもないので、投稿が通じたのかどうかが知りたかったのですが「標示画面」が混雑して確認できませんでした。