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12月29日の午前中に、亡き舅の7回忌法要を行うために、28日から30日まで北九州市内に滞在していました。
姑は3年前に千葉県内の施設に転居し、大きな手術を経て入退院を繰り返して歩けなくなり、現在は柏市内の夜間も看護可能な有料老人ホームにお世話になっています。
したがって、法要を取り仕切ることが出来ないために姑の希望を確認しながら、宇部市内の寺院で行うことになりました。
夫の兄弟は全員関東についの住処を求めたために、民族大移動です。
そして、宇部市内の実家は現在空き家となっています。
法事の席では年老いた叔父叔母たちにも久しぶりに会い、舅の生い立ちや歩みを聞き懐かしい時間となりました。
法要を済ませて、宇部市内の実家に立ち寄りました。
住まなくなって3年は経過していますが、玄関前の山茶花は美しく咲き、ナンテンの実も真っ赤でした。
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室内は姑が住んでいた時のままになっていてこの家で暮らした子どもたち(夫とその弟妹)は懐かし気にしていました。
夏には生い茂っていたであろう雑草は既に枯れています。
高台なので、相変わらず見晴らしは良く、新しくできた道路をみつけて一同感嘆していました。
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しかし、いつまでもこのままにしておくわけにはいきません。
かといって、姑は今でも「いつかは宇部に帰りたい」と切望しているので、むげに処分するわけにもいきません。
空き家問題はこういったところが、対応を難しくしているのだろうと思います。
大きな問題を抱えながらも、今回の九州滞在は私にとっては浮世を忘れる貴重な時間となりました。
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