LOHASな日々@湘南

日々の暮らしの中にあるLOHASのヒントやちょっと素敵なことを徒然なるままに綴っていきます

ハングリーが生む創造性?

2008-09-06 21:13:27 | 子育て


先日のレ・フレールのライブ、実はスペシャルゲストが登場しました。これが、知ってる人には驚きのJazz界の伝説的存在、Mr.ハンク・ジョーンズ“おおっ”と会場どよめき。ん~、巨匠オーラ漂いながらもお茶目な90歳のおじいちゃまこんな方です~。
レ・フレール見て、自分がお姉さんと連弾したのを思い出しそう・・・80年前を、ってすごすぎそして、なんとジョーンズ家は10人兄弟。レ・フレールも負けたね(こちら7人兄弟、それでもすごいぞっ)。

都心に住んでる友達は子供は一人でいいと言う人が多いんです。お金がかかるから(世間平均の3倍以上の年収があってもね)。習い事や私立に通わせるからかなあ。私自身中学からずっと私学だし、習い事も塾も楽しかったからそれ自体は否定しないけれど、それが理由で子供は一人までっていうのはなんだかなあ、もったいないなあ・・・。お金がなくても、その子に才能があれば道は必ず開けると思う今日この頃。

レ・フレールで好きなのは、彼らが英才教育を受けたわけじゃあないってところ。ピアノって3歳くらいから始めてないと遅いと思われてるけど、彼らなんて始めたの12歳だもんね。んもう、嬉しくなっちゃう。しかも、大家族で経済的に余裕があるわけじゃないから家にはおもちゃのピアノしかない。その一台を兄弟でとりあって弾いてるうちに自然と連弾が生まれた・・・いい話じゃな~い
こういう話を聞くと、英才教育とかってやっぱりあんまり意味ないんじゃないか、って思う。もちろん親も音楽家で英才教育で・・・って人も多いけれど、トンビが鷹を産むためには、どうも幼い頃野山をかけずりまわさせてたほうがモノになる気がするぞっ。先日紹介した『愚者の智恵』にもそうありました。演奏だけの技術だけならともかく、作曲のように創造性を必要とするには、やっぱり色んな経験やある種の“飢え”が必要な気がするなあ。

多分・・・今の子たちは与えられすぎてるんだと思う。モノも知識もありすぎで、常に満腹状態。自分で考える力、好奇心、センス・オブワンダーが芽生える前におなかいっぱいで疲れちゃうんじゃないかなあ
もちろん親はよかれと思ってしてることなんだけれど。小さい頃からお稽古事に追われることは時間に追われること。追い求める前に追われてる。心から欲する前にお膳立てされちゃうから、大きくなって自分が見えなくなって、「自分探し」なんてしちゃうんじゃないかなあ・・・。けれど、その場で子供も楽しそうな顔するからついつい親もこれでいいんだ、とそりゃあ思っちゃうわよね

我が家にはオモチャがほとんどないのだけれど、たまにショッピングセンターやお友達のうちでおもちゃを目の前に夢中になってるチビの姿を見ると、時々自信がなくなります。こんなに楽しそうなんだから、もっと買ってあげたほうがいいんじゃないかなあ、って。でもね、実は家に隠し持ってるチョロQなどを出すとチビはしばらくは夢中になってるんだけど、すぐに飽きていつもの積み木やハンカチでの想像遊びに戻るんです。母ニヤリ
モノを与えないことに固執して、子供に卑屈な思いもさせたくない。親がこだわりすぎて、子供の心が見えなくはなりたくない。でも、それ以上になくても楽しい、想像力を駆使して遊ぶほうが楽しい、って自分から思ってもらえるようになってほしいなあ
な~んて、野山かけずりまわせて、鷹になってもらって私は左団扇で暮らそうって魂胆もなきにしもあらず。
あれ?与えすぎの親よりよっぽど計算高い!?


* * * * * * * * * * * * * *
人気blogランキングへ(←LOHASのヒントは日常にあり!に“うんうん”と思っていただけた方は、ポチっとクリックで応援お願いしま~す)

最新の画像もっと見る

8 コメント

コメント日が  古い順  |   新しい順
うんうん (蘭丸)
2008-09-06 23:47:47
知人にもお子さんに英才教育を受けさせている人がいます。英会話やらゴルフやらetc...でお子さんの習い事にかかるお金だけで月10万円だそうです/face_acha/}
でもあまりに詰め込みすぎたせいか
先日、お子さんが物凄い反撃に出たそうで
知人は相当へこんでました(;^^


格差社会なんて騒がれているから、
幼いうちから教育して
子どもを勝ち組にしてあげたいっと思う親心もわからないでもないですが、
社会に出てから必要なのは
応用力と
ストレスと上手く付き合えるということと
コミュニケーション能力の高さではないでしょうか?
返信する
Unknown (なお)
2008-09-07 01:23:03
えー、ハンク・ジョーンズですかー?それは嬉しいサプライズでしたね~。ちょうど今、東京JAZZやってて来日してたので、あー行きたかったなあとプログラム見ながらため息、だったのですが。もりだくさんの素晴らしいライブだったようで、なによりです。

子供に与えすぎるということ、私も反省含めて考えさせられました。英才教育はしたくないし、したくてもできない我が家ですが、おもちゃはそれなりにいっぱい。知らぬ間に増殖してしまいます。

ものにつけ、教育につけ、与えるということは、そりゃ我が子の喜ぶ顔を見たいということももちろんありますが、つきつめると、親自身のためのような気もします。
安易に楽しようとしちゃいけないってことですね。
返信する
Unknown (yukiko)
2008-09-07 08:04:58
ふむふむ。難しいな~と思う今日この頃。
いろんなことに出会うチャンス(習い事含め)って、親が与えてあげることも大切だって思う反面・・・。
みーちゃんは今音楽に合わせて身体を動かすのが大好きなのよね~。私と違って、リズム感良し♪
ダンス習うか・・・と思う一方で、それより親子の時間が大切か・・・と思ったり。
でも先日、お料理中にお家の音楽で楽しそうに踊ってるみーちゃんを見て、今はコレでいいのかな、と思ったり。

チビちゃまの将来を楽しみにしてるわっ。
返信する
Unknown (さくらんぼ)
2008-09-07 09:25:28
そうですよね~。子供にお膳立ては必要じゃないってちょうどつくしんぼのFさんが昨日パパさんの会で話していたようです。暇な時間、何もすることがない時間こそ大事…ってことも思い出してたところです。

夏休みはわたしも外が好きだし、毎日お出掛けすることも多かったけど、それは習い事やお金を掛けたりとかそういうことではないからいいと思っていたけど、毎日「今日はどこ行くの~??」という子供達を見ながらちょっと考えさせられました。長女の学校が始まってからは、家に居ることも多く、暇そうな息子、それをぼやく息子を見ながら、これが本来の日常で、必要なことだなぁとも。来年の夏の課題かな?

夫は結婚前から貧乏な子沢山一家を目指してます(笑)から、たぶんそれに向かって進んでいてるはず…!必然的に英才教育とは無縁の世界で、余計な悩みが減っていいですよ~(笑)



返信する
うおお・・・! (hikki)
2008-09-07 17:26:21
偶然にも私は先週、Billboard Live Osaka(元Blue Note Osaka)でHank Jones氏+2名のJazz Trioライブを聴きに行ったのですよ!

すごい素敵なおじいちゃんでした。
彼が奏でる音楽も品があってとっても好き。

意外なところでシンクロしたね!
実は私、招待券もらってタダで見れちゃったのよ~ん。
返信する
同感です (かおぴょん)
2008-09-08 00:27:26
お久しぶりです。先日は個メールありがとうございました。励みになります。
既成品の物ってもうできあがっているから例えばキャラクターものなんてのは足りないメンバーがあると
揃えたくなる心理が働くのかな。とこの頃感じました。
我が家では赤ちゃんの頃は何もなかったからつい赤ちゃんおもちゃを購入しました。この頃は両親や親戚からサブライズお土産としてちょっとしたおもちゃを頂きます。
でもブロックや大工さんおもちゃのように創造力を使うものやお絵かきや外遊びのような時のほうが遊んでいる時の目や表情が違うような気がします。

今はお金を出せばすぐ手に入れる時代で飽食の現象と似ているような気がしました。いいものを見極める目だとか買って手に入れるまでのありがたみを大事にしなくてはならないなあと思いました。私もむやみにお金をかけない子育て、心を育てる子育てを考えています。あと親子での楽しい体験。これってホント後々まで糧になりますね。
ショウナンロハスさんはどんな習い事をしていたのかな?
音楽をしていらしたのかな?今度よろしければ語って頂きたいです。





返信する
Unknown (MaoMao)
2008-09-08 20:16:34
とっても同感です。
そうだそうだと相槌打ちながら読みました。
さくらんぼさんも書いているように、何もない一日が普通のことなんだものね。日常こそ宝物、確かあなたのブログで見つけた言葉です。
時々自信をなくしそうになるけれど、これでいいんだと思えました。ありがとう!
返信する
お返事 (enjoy_lohas(管理人))
2008-09-09 21:33:06
≫蘭丸さん

反撃に出れたお子さん、ある意味ほっとしますね~。
それすらできずに溜め込んでる子たちが心配です。
勝ち組にしてあげたい親心・・・でも、これからの
時代は蘭丸さんがおっしゃってるような能力を持った
子が本当の勝ち組ですよね!社会における勝ち組と
いうより人生の勝ち組。そういう強さを身につけて
ほしいなあ。そして、どんな状況でもハッピーで
いられる明るさと。


≫なおさん

おもちゃは人からももらうし、増えちゃいますよね。
でも、もらったとき「ありがたい」と思う気持ちも
失いたくないなあ、と思います。思わず迷惑な顔
しちゃいけませんよね(^_^;。
安易に楽・・・経済的にそれができちゃうから親の
ほうも創意工夫をして考える必要がなくなっちゃう
んでしょうね~。ナイナイづくしから生まれるモノ
のほうがやっぱりいい気がする今日この頃です☆


≫yukikoさん

うんうん、難しいよね~。私もね、選択肢は狭めたく
ないし、いろんな経験をさせてあげたいなあ、とは
思うの。でも、それがイコール習い事を増やすこと
はちょっと違う気がして・・・。子供も疲れちゃう
し、生活のリズムも狂うし。とはいえ、習わせたい
ものはいっぱいあるのよ。音楽系や武道や・・・。
女の子だったらフラやバレエもやらせたかったりして。
でも、本当にやりたいものを子供に選ばせなきゃと
思って。家で教えられることもあるしネ。
習うのは別として、本物に触れさせることはしたいな
と思ってます。レ・フレールのライブとか(笑)。
そして、子供自身が本当に自分が何を欲してるのか
答えを出してくれるといいな。


≫さくらんぼさん
「何もすることがない時間こそが大事」ですかあ。
さすがF先生のお言葉ですね。
選択肢があるといいようで、かえって道が狭まる
こともありますよね。これだけお金かけたんだから
モッタイナイから続けろ、とか(笑)。ピアノ
楽しむ前にお金かけてるんだから練習しろ、とか。
貧乏子沢山バンザイ!?いえいえ、さくらんぼ家の
アメリカ生活など誰がみても豊かでうらやましかった
ですよぉ~。


≫hikkiさん

おお、ご招待ですか、ご招待ですか~?とそんな
ところに反応してしまう私(^_^;
ライブはいいよねえ。私に大人な時間はいつ戻って
くるのやら・・・いまはにぎやか時間を楽しむこと
にしますわ~。


≫かおぴょんさん

そうですね~、飽食の時代と通ずるものがありますね!
既製品のオモチャは遊び方が決まってるからすぐに
飽きてしまって、そうなるとコレクションに走るの
かもしれませんね。大人も子供の想像力を見くびって
はいけませんよね。公園で葉っぱや棒切れで遊ぶ
子供たちは本当にかわいいです!
ちなみに私は人並みに習い事はしてましたよ~。
トータルでいうと結構な数ですが、それぞれの時期
には一つか二つといったところでしょうか。音楽は
ありがちな中3で挫折派(ピアノ)です。


≫MaoMaoさん

同感してくれて嬉しいわ~。そんなこと言って子供
の可能性を狭めてる!とか批判的に思う人もいるだ
ろうな~、と思いながら書いてたの。
私も自信をしょっちゅうなくすし、何がいいのか
なんて結果論だからまだまだ分からないけれど、
子供の瞳の輝きを失わないよう子供自身を見ていき
たいよね。
返信する