いま世界のあちこちで起こっている、民族の独立について考えてみた。
神戸新聞朝刊の連載小説「東京クルージング」(伊集院静氏作)を愛読しています。
その中にスペインカタルーニア出身のパブロ・カザルス氏が登場しました。
彼はフランコ総統時代のスペインからカタルーニアを独立させるべく国外に
亡命して運動を続けたのですが、二度と故郷に帰ること叶わずに亡くなったそうです。
平和と独立を願い国連で演奏したのがカタルーニア民謡「鳥の歌」で、スピーチでは
「私の故郷では、鳥たちは『ピース、ピース、ピース』と歌います」と語ったと聞きます。
今もカタルーニアでは独立運動が活発だと新聞などは報道しています。
先の、英国のEU離脱騒動を起爆剤にスコットランドでも再び独立運動に火がついています。
つい最近のニュースで、亡命中のチベットダライラマ氏がオバマ大統領や歌手のレディー・
ガガと対談したことを中国が激しく非難していました。
チベットでは先の2民族のような国民投票などはとても許されないとは思うのですが、
何とかダライラマ氏の存命中に帰国でき、国としてではなくてもよいので、せめて台湾
並みの扱いにならないかと祈っている今日この頃です
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