まほろば俳句日記

毎日見たこと聞いたこと感じたことを俳句にします。JーPOP論にチャレンジ。その他評論・エッセー、学習ノート。競馬も。

座れない椅子/2020東京五輪に向けて思う~プロローグ3の終わり(その86)

2014-09-03 23:46:11 | 日記
今日の通院はちょっとした事件であった。初めての病名を大げさだが宣告されたからである。心当たりは多少あった。しかし症状が全く無い。担当医も血中に痕跡があるだけで自然治癒しているかもしれないとのことだった。この際さらに精密な検査を続けることにした。とりあえず睡眠時無呼吸症候群はパス出来た。幼時よりの持病であった慢性副鼻控炎(蓄膿症)は左部のみ確定した。すでに投薬中である。糖尿病と腎臓は大丈夫だった。大腸はまだこれからである。どんなに健康そうな人にも何がしかの欠陥は年齢と共に出て来ることを知った。症状が無くても将来に備えて繰り返し検査をすることが必要である。後は適度な運動(ウォーキングとラジオ体操で十分)と精神の安定である。俳句も本当は私のような前衛もどきではいけない。花鳥風月と無心で親しむことが何よりであろう。私の場合これだけは難しそうである。そういうわけで今日の新宿での一人吟行は吹き飛んだ。週の半ばの新宿は人通りも少な目で淡々とした時間が流れていた。歳時記などの購入はひかえたが他に必要なものは紀伊国屋で買い求めた。帰宅後読みを進めるつもりだった「船団」は受賞者に続いて候補作から各1句引いておきたい。句評は明日にしたい。 

錆びているブリキの林檎クリスマス     渡部ひとみ『球根屋』
バナナをもしのぐシャンツェのような反り  芳野ヒトユキ『ペンギンと桜』
薄氷へ輪ゴムが落ちてそれっきり      藤井なお子『平原へ』 
座れない椅子を見つめて着ぶくれて     児玉
硝子『南向き』
《続く》

葬列/2020東京五輪に向けて思う~プロローグ3の終わり(その85)

2014-09-03 22:18:18 | 日記
今日の新宿での一人吟行は不発に終った。主な用件であった病院での検査結果に黄色が点灯したのである。前回の血液検査で肝臓に異常が発見された。すぐにガンや肝硬変に至る重篤のものではないが肝炎の確かな兆候または痕跡があるとのことであった。来週は3日連続で大腸と共に肝臓の精密検査に入る。今度の土日の仕事はのんびりやる必要がある。投句はブログなどに書き溜めたものがあるのでこれまで通り若干の推敲を加えて消化出来る。句会などの余分なことは差し控えたい。手許の俳句誌の山に手を付けるだけで十分過ぎるくらいである。中高年に急増している大腸や呼吸器、前歴のある前立腺にばかり目が行っていたので本当に意外なことだった。肝臓に多少の障害があってもアルコールは飲めるそうで毎日ビールを飲めるからといって健康ではないとのことだった。血中の肝炎の兆候または痕跡というのは直ってしまっているかもしれないとも言われた。それを聴いてハッとしたのは長年続けている酵素加工食品やここ2年ほど続けている沖縄産発酵ウコンの効果であるかもしれない。何事もやってみることである。ビール自体は地ビールなど酵母が残っていれば逆に健康食品となるはずだ。毎日身体を動かすなど生活全般の改造を試みたい。《続く》  長き夜の新宿葬列はもう来ない  まほろば

不確かな前途/2020東京五輪に向けて思う~プロローグ3の終わり(その84)

2014-09-03 12:44:52 | 日記
今日もこれから出かけなければならない。目的地は病院だが途中アチコチに用事がある。一つも逃さないためにメモ書きを財布のいやでも目に触れるところにはさみ込んだ。午前中にグズグズしているうちに「船団」第102号(超結社の会員誌。坪内稔典編集発行)が届いた。今号は賞の発表が載っているが40歳の女性が受賞したようだ。一通り受賞作に目を通してみたがやはり圧倒的な感動とか批評性とかいうものは皆無である。他でも同じ事である。感動がないということは言いすぎかもしれないが生きてゆく上で無用の存在ということにつながる。とりあえず1句だけ掲げておきたい。 不確かな前途鮑の丸裸  工藤恵(『スナップ写真』第6回船団賞受賞作) まさに言いえて妙である。何も無い空虚感にさらされているのは世代は違うがこの作者も同じということか。外出の時間が近づいた。また機会があれば候補作も含めてジックリ読み込んでみたい。 新宿や問わず語らず秋灯す  まほろば

夏の欠片/2020東京五輪に向けて思う~プロローグ3の終わり(その83)

2014-09-03 10:01:08 | 日記
今日も昨日とそっくりの天候である。雲が多いが晴れ間が凌駕しており、最高29度となっているが30度まで上がるだろう。久し振りの通院日である。新宿の秋めいた風情が楽しみである。帰りに紀伊国屋前などど真ん中で一人吟行をやってみたい。最近は現代史から切り離された下町ばかりなので東京の違う側面を1点でも発見したい。9月に入ると毎年夏バテに悩まされるが今年は夏の本格化が今一つだったのですんなり秋に参入出来そうである。夏と秋の境目にあるアレコレが見えて来れば面白い。 新宿や夏の欠片を見つけにゆく  まほろば