*NHKドラマ10番組の見所付
70年安保後の世界で、私は《第一次シラケ世代》《プレおたく》として世紀末という【あるあるの壁】を素通り出来た。いま彼女たちに降りかかる新たな壁とは・・。
今夜、NHK総合の再放送枠でおたくたちの再生ドラマ『トクサツガガガ』の第5回を観た。ストーリーはいたって簡単。主人公の21歳のOLは社内外の特撮オタクたちとチームを組み、幼い頃からの【おたく】を満喫している。彼女の中では【スキナモノハスキ】というもう一つの自我が覚醒している。この自我はどのようなことがあっても譲れない、唯一つの自分の生きる拠り所である。その背景には、母親のオタク否定と既存の社会への順応の強要があった。しかし、それでも彼女の【おたく】としての即自性に疑いの余地は全くない。自分はオンナやオトナである前にオタクなのである。何故、彼女たちはそのように在ることが出来るのだろうか?答えは唯一つ【世界の崩壊】であろう。彼女たちは、自我に目覚める前にこの【世界の崩壊】にさらされてしまった。ポストモダンと言われる人間の客観(他者)性の消滅である。彼女たちは、誰に言われなくても特撮が大好きだし、その登場人物に自分を重ねることが出来る。例えばアニメの世界は、決してこの世界(現実)と区別することなくひとつのものとして受容されてしまう。そのリアル感こそが生きて在る証しである。・・・《続く》
NHKドラマ10 トクサツガガガ 番組の見所
今日は226事件の日です。昭和11年の【春の雪】が降りしきる日のことでした。軍国主義一色の戦前にあって、何と言う歴史の皮肉でしょう。私たちの21世紀の現代に至る【日本近代】の歴史の中で、たった一度だけ《革命》のチャンスがあり得たこと。・・今年もジックリと振り返る前にいったん仮眠を取りたいと思います。起きたらいろいろと雑用があり、月末投句も迫っています。歩きながら考え、帰りにTSUTAYAで【映画226】をレンタルしてくるつもりです。・・・《続く》
映画226
https://www.youtube.com/11fb6123-4e02-4ef7-b803-12f42912ffb3
昭和維新の歌
https://youtu.be/J22KEJdNZJ4?t=80
龍太忌の廃鳥虚空より落下せり まほろば 最新作 即興
今日は15度快晴に恵まれ、ついに2月最後の週になりました。昨日の都心行きのトンデモ疲れを何とか取らなければなりません。28日(木曜)の【二月尽】が待っています。この後、【小林多喜二忌】【春浅し】などの句を作ってから二度寝に入るつもりです。今日2月25日と言えば【飯田龍太忌】があります。さて、投句を含む月末業務も山積みされており、少しでも前に進みたいと思います。・・・《続く》
熊田このは カバー 『桜色舞うころ』(原曲 中島美嘉)
https://youtu.be/ui1tJwhyPDE?t=44
〃 『TIME GOES BY』(原曲 EVERY LITTLE THINGS)