秋月の終焉秋鳩を追い詰める(推敲中) 父を焼いて初めてわかるアレッポの死 螺旋階段昇ってイスラム国を遠望す 後の彼岸過ぎれば現世は無限なり 人間は無価値と紙ヒコーキ落下せり
スイッチを押す土壇場の明鴉 死にたがりの魔術師秋の陽を恋しがる 秋燕や伝助劇場いまもある 明治大帝の雪溶けて絶海を見失ふ からんからん浅草に猿人の夏迫る <fon</strong>
今日はかろうじて26度を維持している。ただし下は18度と遂に20度を割った。いよいよ正真正銘の秋である。やがて上も20度台前半に終始するようになるだろう。先ほど公園で一休みしていたがデング熱のウィルスを媒介する縞蚊が飛び交っていた。即刻その場を離れたのは言うまでもない。まだデング熱が終息したという話は聞かない。この公園はどうも様子がおかしいと思っていたら今年の夏は噴水の水を一度も出さなかったようだ。人口の滝の方はたまに出していたがこちらもほとんど稼動していない。水が不足しているという話は聞かないしどうしたのだろうか。このためであろうか風水に異常を来たしている可能性もある。人工的自然のコントロールミスは訪れる人間の心身に悪影響を与えかねない。例の東京都議会の「早く結婚したら」の都議先生が平場(日常)ではいつも言っている発言の無知蒙昧さを思い出した。さて明日はまたまた近隣の下町ゴロツキタウンでの勤務である。一応キャンセルしたつもりだったが替わりがいなかったようだ。明日と入れ替わりに明後日をキャンセルするだけである。あんなところで2日連続は天と地がヒックリ返っても無理である。あの金子兜太のアホぶりとドッコイドッコイである。 東京下町のゴキブリ退治兜太の日 まほろば
鸚鵡追へば火を焚くばかり夜の静寂(しじま) 佇ち止まる大いなる不在の一片として 父も母も花屋で焼かれ蘇生せり 砕けても岩礁でありたい人間でありたい 爆心地の少年兵に何の夢か聞いてみる かまつかはかまつかにあらず紅つのる コンビニの隣人彼岸のまた彼岸 青春残酷物語の主役人体は無謬なり 胡桃割り人形忘却の空つづく 蓑虫の蓑より出でて果てはなし