まほろば俳句日記

毎日見たこと聞いたこと感じたことを俳句にします。JーPOP論にチャレンジ。その他評論・エッセー、学習ノート。競馬も。

不確かな前途/2020東京五輪に向けて思う~プロローグ3の終わり(その84)

2014-09-03 12:44:52 | 日記
今日もこれから出かけなければならない。目的地は病院だが途中アチコチに用事がある。一つも逃さないためにメモ書きを財布のいやでも目に触れるところにはさみ込んだ。午前中にグズグズしているうちに「船団」第102号(超結社の会員誌。坪内稔典編集発行)が届いた。今号は賞の発表が載っているが40歳の女性が受賞したようだ。一通り受賞作に目を通してみたがやはり圧倒的な感動とか批評性とかいうものは皆無である。他でも同じ事である。感動がないということは言いすぎかもしれないが生きてゆく上で無用の存在ということにつながる。とりあえず1句だけ掲げておきたい。 不確かな前途鮑の丸裸  工藤恵(『スナップ写真』第6回船団賞受賞作) まさに言いえて妙である。何も無い空虚感にさらされているのは世代は違うがこの作者も同じということか。外出の時間が近づいた。また機会があれば候補作も含めてジックリ読み込んでみたい。 新宿や問わず語らず秋灯す  まほろば