八月尽酔えぬ心でふらふらと まほろば ※今日はこれから近隣の下町タウンに買い物に行きます。俳句総合誌もさすがにきょうは買えるでしょう。業務関連のTEXTも何とか探して早目に帰宅するつもりです。駅前の立体通路でストリート・ミュージシャンが登場するのは暗くなってからなので、きょうは行き当たることはないでしょう。もうかなり前から秋風が吹き始めていますが、これで8月つまり夏は終ります。個人的には例年通り、9月に入ってからもしばらくは暑い日が続いて欲しかったのですが・・。帰宅後、八月尽の句を何句か作っておきたいと思います。・・・《続く》
まっすぐ歩いて転んで白い秋となる どこまでが放置自転車でどこからが私か 絶縁状ペタペタ自分の脚で歩いていた 亡骸に往復ビンタの兵隊さん ついてたのに宝くじが当たらない地球の裏側 何度でも言うまだ秋風は吹いていない 秋味をグイグイ地球は青かった 黒いピアノを吊るして三軒先が火事 マツコ・デラックス汗水垂らして軽くなる 田中麗奈と故郷が同じ地球は丸い
無縁社会といふこと秋風の強まれり 矢立初めの筆がころんと秋の風 レンタルルームの病床六尺秋の風 強東風に一度吹かれてみればいい(季:春) 螢雪時代いまもあるのか秋の風 何のことはないマツコ・デラックスと秋の風 忘れていたキサナドゥの伝説秋の風 備考欄に年金不適格者秋の風 結社主宰は朝まで寝るな秋の風 振り返れば時間が止まる秋の風 手配師と添削屋の違い秋の風 独身とは一人で死ぬこと秋の風
秋はじめ恋する乙女のやうに泣く まほろば ※土曜の朝も冷んやりとした雨が降り続いています。まだ8月は終わっていません。昨年は9月後半に入ってやっと秋風が吹いて来たように記憶しています。今年はひと月早く秋になったようです。それでも夏にやり残したことが多く、来週にでもまた30度に達することを期待していますがどうでしょう。月末の所属誌の原稿(1頁分)がまだなので、今日明日で一気に仕上げたいと思います。それとすでに25日に出ている俳句総合誌を近隣の下町タウンまで買いにいかなければなりません。結社誌に比べ入選確率が圧倒的に低く、句作のレベルを上げるには持って来いです。さて今回は特選がかなえられたかどうか・・まさにハラハラドキドキします。ちなみに延べ約10年の句歴の中で俳句総合誌への投稿で特選になったのはわずか3回です。林翔(故人)、小川双々子(故人)、夏石番矢、大高霧海の4氏にすぎません。ダメなら何の実績にもならない二者択一のハードボイルドな点が自分に向いているかなと思っています。・・・《続く》
風鈴や7時に起きて11時に寝る 風鈴や午前0時の闇の中 風鈴を山奥で聴く艶姿 風鈴を渋谷で聞けば空遥か 風鈴や故郷に峪の多かりき 風鈴やパンドラの匣開けぬもの これこそが夢のオーケストラ風鈴市 孤独死の途上風鈴が鳴っている 農と盆栽ただならぬ距離風鈴鳴る マツコ・デラックス風鈴のやうに打てば鳴る