86に試乗した後。私とニータ氏はイヤがる尾車氏を強引に説得し、アワ・フェイバリット・ショップである「茂ラーメン」でのランチとした。
時間は11時22分。隣の「にぼshin.」は行列が出来るほどの賑わいだった。
だが一方、茂ラーメンは駐車場ガラ空きで、我々3名がこの日の最初の来店者だった模様。時代の流れを、しみじみ感じてしまう。
だが、このイラストが、私のハートを捉えて離さない。「昭和ラーメン」は700円。
さらには、近年流行の「煮干系ラーメン」。釣り魚での自家製煮干し。その種類の多さが素晴らしい!
どの「煮干しラーメン」がイイのか・・・大いに迷ったあげく、私がチョイスしたのは「マグロブシラーメン」(750円)だった。
11時37分、それは目前に!しっかり太いメンマ・海苔・ふ・ほうれんそう・そして板ワサ。噛みごたえのある、昔ながらのタイプのチャーシュー。なにか、このドンブリの中に、「昭和」が凝縮している感じだ。
「マグロブシ」で摂ったという、そのスープ。いわゆる「カツオダシ」にかなり近い味わいだが、そこはかとなく感じられる甘みに、マグロの存在を感じ取れる。実に繊細で粒立ちの細かいウマさ!
茂ラーメンは、どちらかといえばトリッキーなメニューが売りだった。だが、この作品は、なにか素材の良さで勝負している感じで、派手さにはやや欠けるものの、玄人好みのテイストと言えましょう。
そして、茹で加減が絶妙の麺!モチモチ感・ツルツル感・歯ごたえ・・・どれもが秀逸なのだ。この麺の質感が、このお店の宝なのだ。
そして11時46分、完食である。相変わらずのウマさに、私とニータ氏は感銘した。ラーメンの味のみならず、このお店の空間自体に、まごうかたなき「昭和」が生きているのだ。遠くない将来、「チカホタテラーメン」を、是非とも食してみたい。
そして、同行したニータ氏より、熱いメッセージが届いたので、原文のまま、ここに紹介いたしましょう。
一口目の歯ごたえ!これは茂でしか味わえない特別なもの
美味いスープの店、美味い麺の店は確かに他にもある
しかしあの絶妙な歯ごたえと、その麺にからみつく最高のスープ !
それは私にとっては、ここでしか味わう事が出来ない特別なものだ
私にとってのラーメンとは、この茂のラーメンなのである
私が初めてこの店を訪れてから今日まで、それは変わる事はない
そしてそれはこれからも変わる事はないだろう
今日までそして明日からも、私のラーメン
それは茂ラーメン・・・
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