妻子たちの帰宅が遅かったため、おうちで孤独なレトルトランチ。
本年1月15日にカルディで購入した、「バターチキンカレー」である。
実売価格は、税込329円と、レトルトとしては、ちょっとリッチ。
それは、「トマトの酸味とバターのコク、生クリームのクリーミーさ混ざり合った濃厚でマイルドなカレー」なのだという。
原材料を確認すると、野菜類は「具」としてではなく、「ペースト」としてルー本体の構成員の役割を果たしている模様。
レンジ調理も可能なのだが、この手のレトルトパックは、湯煎調理するのが、私にとっての不文律なのだ。
その方が、100倍おいしく、いただける。
ライスにそれを掛けると、その鮮やかなオレンジ色に、驚く。
ライスの白とのコントラストが眩しく、なにか美しささえ感じさせる。
クリーミーでまろやかなそのルーは、イイあんばいの辛さとハンド・イン・ハンドし、なめらかに私の咽頭を滑り落ちていく。
ルーを構成する野菜ペーストと、バターの風味が、確かに活きている。
チキンの大きさと噛みごたえも、レトルトの範疇をはみだした、満足いくできばえ!
このレヴェルのカレーを自作するのは、私には、到底、無理だ。
決して悪くない、孤独のディナーであった。