Liner Notes

観たこと、聴いたこと、読んだことを忘れないように印象に残った光景を栞として綴ってみました

#90「声を出すということ」

2024-03-24 | Liner Notes
 中学一年生の次女が所属するバスケ部が市の新人戦で優勝してから注目されているせいか、他の中学校との練習試合が多くなり、たまに配車のお手伝いをするかたわらで観ることが増えました。※

 「いったい、ベンチに何人座ってるの。。もっと声を出しなさい!」

監督からの檄が飛ぶと、「負けるな〜。はいるよ〜」とか、ベンチはプレーの結果に対する声は出すようになったものの、プレーそのものに対する声までは出ないような感じでした。

 そんななか、なぜか次女の出番がまわってきてしまい、笑顔は負けてない?ように見えるけど、ボールをちゃんと見ているのか、いないのか、観ている親としてはなんとなくハラハラしてしまいます。

 「わたしは、ここにいるよ!」

ひょつとしたら、こんな声を出せるようになれば、自信がついてきている証なのかもしれず、いますぐでなくとも、いつかはきっとそんな声を出せるような先輩になって欲しいなと思います。

初稿 2024/03/24
写真「鶏舎の朝」古賀忠雄, 1951.
撮影 2024/03/09(佐賀・県立博物館)
※)#80「もうひとつの新人戦」
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