Liner Notes

素人感覚で自由にあれこれ思うことを綴ってみました!

#7 水面から駆け昇る鯉 ~岡山・後楽園 2010/08/08

2012-10-31 | Liner Notes



人は、
見える範囲で大まかな特徴を「把握」し、
見えた物の位置関係を「捕捉」し、
見た物を「認知」し、
それが何であるかを「認識」すると思います。

そして、
その事実が何を意味するか「理解」し、
どのように影響を及ぼし、何をもたらすか
「解釈」していると思います。

それも一瞬の間に。

でも、言い換えると、
見える範囲を変えただけで、
違う理解や解釈が生まれるかもしれません。

「水面に映る空と鯉」

見える範囲を狭めて、
ひっくり返して見ると

「水面から駆け昇る鯉」に
見えたかもしれません。
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#6 月と光の散逸 東京・新宿~2012/09/01

2012-10-29 | Liner Notes


ひと月のうちに満月が2回あるとき、
その、ふたつめの満月を「Blue Moon」と呼ぶそうです。

約29日周期として繰り返される月の満ち欠け。
約30日で巡る暦の月。

月初めに満月を見ると、その月の終わりに再び巡ってくる満月。

暦の上では予定調和の話でも別の解釈では、

大気中のガスや塵の影響で、
かなり稀に月が青く見えることがあることから
「予測することができず、めったに見ることができない」
という意味から転じて、
「Blue Moonを見ると願いがかない、幸せになれる」
という言い伝えもあるそうです。

2012年9月1日0時・・・暦の上での「Blue Moon」

晴れた夜空に散逸する満月の光。

月が青く見える「Blue Moon」ではないかも知れないけど、
様々な偶然の重なりに思いを馳せてみれば、
「あぁ、綺麗だなぁ」と幸せな気分になりますよ。

次の「Blue Moon」は3年後の7月。

その時、また空を見上げてみたいと思います。

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#5 空と舟の均衡 ~尾道・大和 2006/01/08

2012-10-26 | Liner Notes


いま、あまり使わなくなりましたが、
「弩級(どきゅう)」という言葉があります。
イギリスのドレッドノートという戦艦の頭文字が由来です。

弩級戦艦とは
単一大口径の主砲群による
射撃管制の機能を持つ艦船です。

その目的は
相手の手が届かないところから
攻撃して撃沈すること。

そのためには、
いかに遠い距離から、
いかに多くの弾を放ち、
いかに命中させることが
目標とされた。
     
そのためにも、
いかに大きい弾を
いかに遠くへ放つ大砲を
いかに増やし
かつ
いかに正確にいち早く着弾させる
という思想が、「大艦巨砲主義」といって
その集大成が戦艦大和。

口径46cm、重量1.5t、長さ2mの徹甲弾
有効射程距離40kmの三連装主砲が三基九門
斉射による着弾点の観測と距離補正
連続的に放つ装填

日清、日露の戦勝体験に基づく
技術開発の延長線上では比類なき歴史上の最高傑作。

造形美としてでなく、技術史の観点で、
空から飛来する航空機によって
決して沈むはずがない戦艦が沈んだ史実をどう捉えるか。

意外と今の日本でも同じような話があるような気がします。

※映画ロケの実寸大セットの写真です。
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#4 空と大地の静寂 ~第二東名・沼津駿河湾 2012/08/20

2012-10-24 | Liner Notes




対称な姿にちょっとした違いを見つけたときに
綺麗だなぁと思うことがあります。

富士山もそのひとつで、
円錐形の成層火山という対称な山として捉えるか
小富士や宝永山が連なる非対称な峰として捉えるか

知識として完成された美しさと
時間をかけて形作られた存在感。

そして、黄昏時に大地と空を
たなびく雲が分かつ一瞬。

本当に綺麗だなぁ。
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#3 光と影の遠近感 ~京都・三十三間堂【1266】 2012/08/20

2012-10-22 | Liner Notes


蓮華王院 三十三間堂

平清盛が後白河上皇の為に創建した寺院。

「三十三」という数は、
観音菩薩が三十三の姿に変えて人々を救う
という法華宗の教えに依るもの。

堂の真中に座す千手観音はあらゆる術を尽くして
必ずや人々を救うという意志の現れ。

境内に降り注ぐ光と
その約120m余りの本堂の軒先が落とす影が
非対称なフレームと視界としての遠近感として
過去から現在までの連続性を示唆しているような気がします。
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