志村建設専務の日々坦々

つれづれなるままに…

ドイツ・オーストリアBAU視察研修 31

2015-01-21 05:07:17 | ドイツ・オーストリア

ミュンヘンの連泊したウィンターホテルを出発して、3日目の始まり。

平野さんから今日の日程の説明があります。

午前 住宅展示場、午後 ゼロミッション地区(ゼロエネルギー都市モデル)

ドイツを南下して、オーストリアに近いルーアドルフのホテルに宿泊するそうです。

さてミュンヘンの街は 5~6階建ての建物が多いですね。

都市部の住民は一戸建てではなく、

賃貸のアパートに住んでいる人が多いそうです。

郊外の一戸建ての住居を求めるには、高所得が必要だそうです。

さて展示場に着きました。OPENと同時に入ります。

http://www.bauzentrum-poing.de/de/Besucher

入場料として2€を徴収。そのぶん気兼ねなく見学できるそうです。

展示住宅がこんなにあるけれど、全部廻れるでしょうか?

http://www.musterhaus-online.de/virtuelle-tour-muenchen.html?page=1

ところが…あれ、まだ開いていない。休みかな (^_^;)

こっちは大丈夫そうだぞ、ということで中に入ります。

外観は現代和風と言っても良い、屋根が大きく軸組みが見える造りですね。


ドイツ・オーストリアBAU視察研修 30

2015-01-20 05:18:49 | ドイツ・オーストリア

今夜のビールは、また昨夜と同じフランツィスカーナー

運転手のクラウスさんとアテンダーの小室大輔さんです。

さて、ほろ酔い加減でホテルに戻ります。マリエン広場から中央駅まで歩きです。

 

路地の先に教会が…フラウエン教会だそうです。通りの建物もクラシカルです。

通りの先にカールス門があって広場が…賑やかな建物の中はスケートリンクでした。

冬の間だけのアトラクションだそうです。さてホテルに到着。

 長い二日目でした。おやすみなさい。


ドイツ・オーストリアBAU視察研修 29

2015-01-19 05:51:09 | ドイツ・オーストリア

わ~い  ヽ(^。^)ノ  さて何を食べようかな

ビールが美味しいなぁ…これとこれお願い (^O^)

料理も美味しい、美味しい…(^u^) もぐもぐ ぐびぐび

もくもく…くぴくぴ  ドイツ料理は…(・。・)

こんなに頼んで…誰が食べるの…お前も食べろ(^_^;)

こんな感じで二日目のミュンヘンの夜は更けてゆくのでした。

これが毎晩続いたと思ってください (^O^)


ドイツ・オーストリアBAU視察研修 28

2015-01-18 06:13:49 | ドイツ・オーストリア

BAU会場からホテルに戻って、今夜のレストランへ移動です。

アテンダーのあとについて、路面電車(トリム)に乗ります。

トリムから降りて、通りを歩いて行くと

広場に出ました。新市庁舎前広場、マリエン広場と言うそうです。

ここでアテンダー、クーラー・アンドレアさんのガイドがありました。

新庁舎と言っても1881年完成の新ゴシック様式だと言う事、

塔のからくり時計の事、広場に立つ市など、ドイツ語と日本語で説明してくれます。

一般にドイツ語は堅いイメージです。(ユーチューブ参照)

https://www.youtube.com/watch?v=U27uMq70EVI

クーラーさんのドイツ語はきれいに感じます。

それはクーラーさんが美人だからでしょうか(^o^)

さてレストランは、この新庁舎の地下にあるそうです。

ラーツケラー http://www.ratskeller.com/ 


ドイツ・オーストリアBAU視察研修 27

2015-01-17 05:43:13 | ドイツ・オーストリア

高断熱住宅の住宅設備で重要なのは換気設備です。

通常だと使用エネルギーの50%程が換気で失われます。

そこで高断熱化と共に、換気を熱交換型(排気で給気を温める)にしたりします。

これは更に地中熱を利用して給気を暖める方法です。

日本の場合は、夏場に地中埋設管が内部結露をおこす場合があります。

これは太陽熱集熱パネルを使った給湯・暖房システムですね。

冬場の日射時間が短い秋田だと 暖房への利用が難しいでしょう。

しかし入浴習慣のある日本では、給湯によるエネルギー損失も多いので

秋田でも夏場はかなり活躍すると思います。

大きなセントラルシステムだと設備にかかる費用も大きくなりますが、

単独で熱交換しながら給排気を行うタイプもあります。

更に小型化した個室タイプもありました。

極寒地では内部の結露が凍結してしまう場合もあるそうです。

いずれ機械物は日本製だと10年で交換と言われますので、

住宅の性能値をあげる為の大規模システム導入は難しいでしょう。

ドイツのシステムは20~30年を謳ってます。

住宅の排水管システムの展示がありました。

排水もプラモデルみたいに組み立ての時代が来るのでしょう。

日本ではドルゴ通気弁で簡単に臭気を防ぎますが、

ドイツでは住宅も屋根から通気管を出して、臭気を逃がしてますね。

さて これでBAU研修はお仕舞い 喉がかわいたぞ~ヽ(^o^)丿


ドイツ・オーストリアBAU視察研修 26

2015-01-16 08:41:57 | ドイツ・オーストリア

木造パネル構法はこれからの研修で、ドイツの事例が数多く見れます。

軸組み構法はスケルトン・インフィルのメリットもあるので今後の可能性大。

日本では後者が標準ですが、現場作業の多さが人件費の高騰もあって

ドイツではなかなか普及していないようです。

さて外壁の仕上げについての展示。スリット状の木材、きれいですね。

スレート状の瓦の置敷き屋根の実物展示です。

防水層がしっかりしていますね。瓦桟が通気層を兼ねてます。

この形状はシンプルで真似をしたいところですが、日本の瓦の強度が課題です。

さて、あと見なければならないのは最新の住宅設備ですが、帰りの時間が…(^^ゞ


ドイツ・オーストリアBAU視察研修 25

2015-01-15 05:18:22 | ドイツ・オーストリア

これはマッシブホルツという木の塊の壁。

集成材を直交させながら張り合わせた厚い板壁です。

クロスラミネートパネルと呼ばれ、床板にも用います。

このパネルを組み立てて構造体とする力技です。

集成材の展示です。建築に木材の利用が加速しています。

これはCO2削減や脱石油、エネルギー削減など時代の要請からです。

集成材を利用した軸組み構法の例。金物がポイントです。

仕口・継ぎ手ともスマートな金物で構成しています。

KNAPPの金物の使用例

ドイツでは日本と違い、軸組み構法はこれからの分野です。

日本には在来の軸組み工法がありますが、

使用木材、継ぎ手、仕口などの課題も多くあります。


ドイツ・オーストリアBAU視察研修 24

2015-01-14 06:00:12 | ドイツ・オーストリア

BAU視察の予定は今日一日だけなので、全部は見れません。

断熱・窓と見て来ましたので、次は構造・構法ですね。

これは地中にねじ込むビスでしょうか(^o^)

基礎と地盤の定着に使うのでしょう。力技ですね。

これがそのビスを打ち込む機械 (@_@)

人力で運搬・固定し、電気モーターでねじ込むようです。

ドイツではレンガなどの組積造が一般的ですが、木造も増えてます。

高断熱化の為ですが、2X4を基本とした枠組み構法が主流です。

屋根面の構造、通気層があります。。

屋根仕上げ材固定の為の釘が、屋根の防水層を破らない為かもしれません。

枠組みパネルを工場で製作し、現地で組み立てるそうです。


ドイツ・オーストリアBAU視察研修 23

2015-01-13 04:44:56 | ドイツ・オーストリア

カフェテリアでの軽食は、アジアンテイスト

さてビールはパウラナーです。これにも修道士が描かれてます。

グラスには6銘柄のマーク。スコップマークのシュパーテンは昨夜飲みました。

http://www.paulaner.com/en#kubik/S_100

パウラナーのサイトは良く出来ていますね。さて研修…

ミュンヘン見本市会場は広いので、

午前中で全16ホール中2~3ホールしか見ていません(^^ゞ


ドイツ・オーストリアBAU視察研修 22

2015-01-11 06:09:26 | ドイツ・オーストリア

BAU’15が もうすぐはじまります。

参加する方はこのブログを予備知識とすれば少しは為になるかもね。

なかなかドイツまで行けない人は家造りの参考にしてください。

新木造住宅技術研究協議会はオープンな組織です。

もっている技術・情報は公開して住宅建築の発展に役立てようという組織です。

宮城仙台にある会員ベルハウスのBAU報告。

http://bellhouse.exblog.jp/19491686/

さてサッシュの続き、高性能トリプルガラスで枠は木製が理想ですが、

ドイツは小さな地元工場でサッシュが作られているそうで、

このような大規模な展示会への出展は少ないそうです。

木製枠は断熱性・デザインに優れているのですが、外側の耐候性が難点。

これは外側にアルミ被覆した製品です。

 

樹脂製トリプルガラス窓は枠を小さな空間(チャンバー)で構成して断熱に配慮。

チャンバーに断熱材を注入したものもありました。

建物の厚い外壁に取り付く位置も考慮しなければなりません。

外側外壁面と一緒の場合、雨仕舞いは良いのですが

サッシュ枠からの熱損失が多くなります。

厚い壁の中央部分に設置するすることで、熱損失の問題は解決します。

しかし雨仕舞いに工夫が必要です。

サッシュ枠に外壁を被せ、熱損失を少なくした展示。

下部に大きな水切りを取り付けなければなりません。

志村建設の外壁300ミリ断熱住宅の施工例です。

窓を外壁中央部に設置することにより、窓が引っ込んで見えます。

シンプルデザインの建物に表情が出て、新鮮ですね。

さて喉が渇きました。お昼にしましょう ヽ(^。^)ノ