志村建設専務の日々坦々

つれづれなるままに…

ベストセラー本

2011-11-30 19:13:28 | 本と雑誌

ジョブス人気は凄いもので、伝記本も売れているそうです。

Stevejobs_07_680_2001 

同年代の人の伝記を読むというのは、不思議な感じですが

知ってる人物、出来事が登場するので とてもおもしろく読めます。

006 ミーハー専務も読んでいます

スティーブ・ジョブスの人生観に 「禅」が大きな影響を与えていると知りました。

しかしドロップアウトしたり、修行僧にはならないで、悩みつつ社会に切り込んでゆきます。

それで、桂離宮みたいな庭園を好み、デザインはバウハウス(現代建築)の流れ、

生活スタイルはシンプルなのですね。


京都にて その27 桂離宮

2011-11-22 20:08:00 | 桂離宮

御殿は雁行した 古書院 中書院 楽器の間 新御殿により構成されています。

Dscn2267 御殿のメイン古書院 

古書院は一番古い建物ですが、桂離宮の真髄とも言える建物で、

とくに池に面した竹縁は、「月見台」として離宮のベストポジションにあります。

Nihont51 入母屋屋根の妻壁がアクセント

NHKの番組でも特集されてましたが、月をめでる為の建物ではないかと思われるぐらい、

月の動きを考えて景観が造られているそうです。


京都にて その26 桂離宮 

2011-11-21 18:36:47 | 桂離宮

いままで苑内を廻って茶室や庭園を観賞してきましたが、いよいよ離宮御殿に・・・

と思いきや 内部参観は順路に入っていません。

それに高床となっているので、内部を覗くこともできません。一般参観の限界でしょうか。

Dscn2234 土橋から御殿正面を見る

高床なのは桂川のほとりなので、洪水への備えですが

庭園を少し高い位置から見渡すという効果もありますね。

Dscn2262 南側から新御殿・中書院を見る

御殿前の広場は 鞠場(まりば) 弓場として使われたそうです。


笑いと政治の 東国原英夫講演会

2011-11-19 16:23:32 | 日記

今日11月19日土曜日 本荘文化会館で 前宮崎県知事 東国原氏の講演会が行われました。

軽妙な語り口、自分の失敗談をふまえた面白い話に会場は笑いがいっぱい。

また行政の舞台裏の話には、笑えない現実にびっくりするやら、あきれるやら・・・。

難しい話はなし、どんな課題でも皆で協力すれば何とかなるという、ハッピーな講演でした。

O0408051213049542256521   311302_150320311719552_108874915864 

左の写真は、東京在住の主催会社㈱ファーストドリーム代表 菅野和彦氏です。

由利本荘市出身で、今回の講演は地元活性化の願いを込めて企画したそうです。

若い人が積極的に故郷支援をしてくれるのは嬉しいですね。

HPは http://www.first-dream.co.jp/html/company/company.html  です。


住宅の断熱について その4 Tホーム

2011-11-18 19:02:57 | 住宅の断熱の話

断熱の話をすると止まらなくなるのが、新住協会員の おかしな?習性です。

さて今日のエントリーは、北海道から秋田に進出してきたTホーム。

寒冷地住宅の草分けハウスメーカーで、断熱性能も期待できます。

Img041地域によって必要な断熱の基準が設定

メーカーのホームページからの引用ですが、秋田地域はⅢ地域なので、この表に拠ると、TホームのQ値は1.3~1.7で計画されているようです。Sハウスのハイグレードより高性能。

その性能を出す工夫として、厚い化学系断熱材の外断熱工法を採用しているそうです。

Img071 外断熱と充填断熱の違い

確かに柱などの木部は断熱性能は、断熱材より低いですので弱点になります。けれども、構造体と外装の間に 厚く柔らかい断熱材を用いる外断熱工法には大きな問題があります。

Books11_2 西方里見氏のベストセラー「外断熱」が危ない!

話が長くなるので 次回も続けてTホームを取り上げます。


新米とスローフード

2011-11-17 18:48:19 | 食・レシピ

今年も友人の農家S氏から、契約栽培しているお米が届きました。

農薬を極力使わないように、合鴨を田んぼに放し飼いして除草しています。

そして科学肥料ではなく、たい肥などの有機肥料を使用しているそうです。

銘柄は ササニシキです。おにぎりにすると、美味しいお米です。

「おいしんぼ」という漫画で、庄内産の天日干しのササニシキが絶品と書いてます。

008 10キロ入り5袋届きました

けれど市販の普通の米に比べて、チョッと値段が高い。

それで自分の家で食べないで、お世話になっている人へのお届け米となっています。

これは、スローフードの「美味しい・きれい・ただしい」の3条件を満たしていますね。


住宅の断熱について その3 Dハウス

2011-11-15 20:42:17 | 住宅の断熱の話

Dハウスは鉄骨系プレハブメーカーです。

Index_box1_021_2 パンフレットより

Sハウスでも書いたように、鉄骨は寒冷地の住宅にむいていません。

結露防止や、熱橋(熱が逃げる道)を防ぐ為、涙ぐましい努力をしています。

しかし、その結果は・・・Q値比較のおもしろいサイトを見つけたのでURLを載せます。

http://www.towntv.co.jp/2009/11/cq.php

これによると DハウスのQ値はⅢ地域で2.11(数値が小さい方が高性能) 

ちなみにSハウス○○○ウッドのハイグレード仕様は1.9と書いてあります。

Q1住宅の志村建設のQ値はⅢ地域で1.2前後 スウェーデンハウスレベルです。


住宅の断熱について その2 Sハウス

2011-11-14 20:13:29 | 住宅の断熱の話

具体的に ハウスメーカーの断熱仕様をみてみましょう。

Sハウスはもともと鉄骨系のハウスメーカーです。

鉄は熱伝導率が高く、冬の外気の冷たさを内部まで伝えてしまい結露の原因になります。

寒冷地住宅にはむきません。

ここでは、Sハウスの木造住宅の○○○ウッドを見てみましょう。

標準仕様は、次世代省エネ基準だそうですが、

予算の応じて、アップグレード仕様、ハイグレード仕様とあるそうです。

ここでは、最高級のハイグレード仕様をみてみましょう。

037_2 Sハウスホームページより

天井断熱    繊維系断熱材200ミリ (志村建設 屋根335ミリ)

外壁充填断熱 繊維系断熱材100ミリ (志村建設 壁220ミリ)

床暖熱     ポリスチレンフォーム137ミリ (志村建設 基礎100+50ミリ、土間50ミリ)

かっこ内は志村建設のQ1住宅の仕様ですが、

ハウスメーカーの断熱に対する考え方が遅れているかわかります。

イメージ優先の広告であっても、具体的な断熱性能のめやすQ値ぐらいは表示するべきです。


京都にて その25 桂離宮 笑意軒 2

2011-11-14 08:32:40 | 桂離宮

笑意軒の遊び心は随所にあります。

池に面した景観は 自然に見せていても、実はつくり込んだ遠州流の庭園ですが、

笑意軒の窓から見える立ち木のむこうの景色は なんと田園です。

しかも当時から、桂離宮の苑地として耕作されていたそうです。 

 Dscn2245  Dscn2248
  露地入口の三角燈籠               次の間から見た景色

四季折々の農作業、そして実りまで美の世界に取り込もうとしていたのですね。

「落穂拾い」で有名なジャン=フランソワ・ミレーは19世紀の人

桂離宮は17世紀の建築ですので、ミレーと同様な審美眼を当時の日本人はもっていたのです。

Dscn2254 つくばいの浮月手水鉢

もうひとつ建物の東側にある「つくばい」に注目 手を清める為のものですが

この手水鉢に月が映り込むような配置になっているそうです。

水面に光る月、それを柄杓ですくい取るように水を汲む。風流ですね。


京都にて その24 桂離宮 笑意軒 1

2011-11-13 17:30:00 | 桂離宮

園林堂から 土橋を渡ると池の入り江の向こうに笑意軒が見えてきます。

桂離宮は舟から建物にアプローチすることを考えていますので、

この建物も 正面が舟着場となっています。

Dscn2259 手前にあるのは雪見燈籠

茶室ですが、田舎屋風の造りとなっています。

扁額の文字や、欄間の丸窓のデザインもかなりくだけた感じです。
Dscn2257 縁側から 口の間 中の間を見る

高貴な人が、このような質素な庶民的な空間を求めるというのは

禅や、利休の茶の影響でしょうね。