気ままなひとこと

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イタリア語が面白いです。

2011-09-23 20:48:25 | イタリア
イタリア語の勉強を今も続けています。勉強している中で、ふと興味深く気付くことの一つが、音楽の分野でイタリア語を語源とする言葉が、数多く日本でも使われていることです。

「オペラ」これを純日本語では歌劇と訳していますが、イタリア語では Opera lirica、operaそのものは作品とか作業、liricaは叙情詩の意、それで歌劇になったのでしょうね。

「ソプラノ」最も高い声、そのような声を持った歌手のことですが、sopra という単語があって、上の意味、英語の on, upon, over に当る言葉です。多分、そのsopraから作られてものらしいですね。

「アルト」イタリア語を学ぶ前は女性歌手で低い声というイメージとして捉えていましたが、alto そのものは英語の tallやhighに当る、高いという意味です。ですから、女性の声としてはソプラノより低いですが、全体の中ではやはり高い声なんですね。

「バス」イタリア語で altoの反対語が bassoです。英語でlowやshortに当る、低いという意味です。これはそのまま、男性歌手の低い声になっています。

「ピアノ」英語でpianoですが、イタリア語では pianoforte といいます。ピアノ以前の鍵盤楽器(チェンバロやクラヴィーア)では音の強弱が出しにくかったのが、強(forte)弱(piano)が付けられるようになった楽器が登場してこう呼ばれるようになったようです。楽譜にfやpがあるのは強弱を表していますが、イタリア語が語源だったことを知ったのも、イタリア語を学んでからでした。

音楽の話題でもう一つ、40年位前に日本で大ヒットしたヴィヴァルディの「四季」ですが、一番売れたレコードの演奏はイ・ムジチ合奏団でした。私も買いました。このイ・ムジチですが、当時は深くその意味を考えませんでしたが、イタリア語だと i musici、音楽の意味のmusicaを固有名詞として複数形にしたんでしょうね。

昔から言葉の語源に興味がありましたが、イタリア語を勉強している中でも色々と新たな気付きのあることは楽しいことです。その一方で、語学力は中々向上しないのが残念!
よって、このブログにも間違いのある可能性は大。どなたか気付いた方は是非ご指摘下さい。

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