気ままなひとこと

折々にふれ、思いつくままに、気ままに書き留めるBLOG

ニューヨーク旅日記:番外編その2

2014-05-10 14:07:25 | 2014春・ニューヨーク旅日記
ニューヨークで印象に残った点を2、3点、追加しておきます。

ホテルにコインランドリーがあったのは大助かりでした。朝起きて直ぐに洗濯機に入れて一旦部屋に戻り、30分位で洗いが終わる頃を見計らって戻り、次はドライヤーに入れておきます。40分ほどで乾燥が済み、気持ちよくなります。滞在中、便利なので3回も利用しました。コインランドリーは、大昔の留学時代は数十セントだったので、クォーター(25c)、ダイム(10c)、ニッケル(5c)を組み合わせて使っていました。時代が流れたのですから、料金のアップは当然ですが、今回は洗濯機・ドライヤー共に2ドル。アメリカで標準的に流通しているコインは25セントまでですから、2ドルというとコイン8枚、洗濯&乾燥で16枚必要になります。そのためもあるのでしょう、コイン以外にクレジットカードが使えるようになっていました。
 
右写真がカード払いの端末ですが、非常に分かりやすかったです。カードをスワイプすると、先ず洗濯か乾燥かを選択、次にそれぞれの機械番号を選択、最後に、洗濯機・ドライヤーでモードを選択、それで開始です。レシートが出ないことには多少の不安はありましたが(ニューヨークの全うなホテルで通用していることなので、そこは信用して)、コインを16枚も用意することなく、助かりました。2ドルというのは、これまでクレジットカードで支払った最少金額です(笑)。

続いては歩行者用の信号です。日本は青信号(静止と点滅)と赤信号ですが、ニューヨークでは色ではなく、進めは人の歩く姿、止まれは手で止まれのサインというように、アイコンが使われています。
 
面白いのは、一部の信号ですが、止まれ状態でもって数字が出ることです。

青・赤信号(正確にはアイコン)に変わるまでにあと何秒かを表示するというものです。東京でも新しい信号ではタテ棒が少しずつ減って下がっていくタイプが出て来ていますが、同様の考えが、ニューヨークでははっきりと数値化されているわけです。アメリカで一番せっかち、人々の歩く速度が速いと言われるニューヨークならではですね。

最後はレストランの支払いです。
食後にチェックを伝えると飲食した明細シートがテーブルに届けられるのですが、笑ってしまうのは、合計の後に、チップの金額をシミュレーションしたものがあることです。

ニューヨークでは、最近はチップは15%から20%が相場と聞いていますが、多くのレストランでは、お客がチップの金額を計算しなくていいように(暗算が苦手のせいもあるでしょうが)、15%ならいくら、18%ならいくら、20%ならいくら、とご親切に計算して教えてくれるのです。写真の下のほうにgratuityとあるのがそれです。日本人の感覚からすると、そのドライさに笑ってしまいましたが、便利は便利、計算はせずに目安として使わせていただきました。因にこの時は18%と20%の間で端数なしの11ドルのチップにしました。

旅行者の目で見て不思議なこと、面白いこと、可笑しいこと、それらを見つける・気付くことも旅の楽しみのひとつですね。

ニューヨーク番外編:地下鉄は便利、バスは楽しい

2014-04-30 14:03:10 | 2014春・ニューヨーク旅日記
ニューヨークから戻って5日、時差ボケ回復中、あと少し(苦笑)。
旅日記の他に記憶の薄れぬうちに印象深かった乗り物についての感想です。

到着の翌日に7日間乗り放題というメトロカードを買いました。

一回毎の料金が$2.50のところ、このパスだと30ドル、12回でツーペーですが、間違いなく20回以上乗ったし、何よりも、毎度切符を買う手間のないことが魅力でした。それと、ニューヨーク市内の交通は地下鉄・バス全てが市営なのでこのパスでOKなのも有難いことでした。我々はマンハッタンの中だけでしたが、毎日、地下鉄とバスをフルに利用して動き回ることが出来ました。滞在中にタクシーを使ったのは一回だけです。

地下鉄は南北の動きをメインにしており、我々が泊まったホテルが西75丁目だったので、毎日、歩いて2、3分ほどの72丁目駅から地下鉄に乗ることが日課のようなものでした。
 
ここは急行の止まる大きな駅なので立派な駅舎がありますが、町中の駅では下り階段の入口があるだけというものが多いです。改札口は、入場時がパスを通して入り、出る時は一方方向の回転形式という、全て無人の方式でした。特に困ったことはありませんでしたが、何かのトラブルの時にはどこかに駅員がいるのかなあ・・・
 
ホームは日本ほどには明るくないですが、特に危険を感じるような暗さではありませんでした。ホームは両方向用の島型と、方方向用の片側型がありますが、片側型のホームはタイル壁が多く、名前や絵柄をタイルで表現していて、アート好きのニューヨークらしさが感じられます。

バスは地下鉄網を補うものなのでしょうが、ホテルの受付いわく「あんなもの、当てにならないから使うものではない」とか!とは言え、地下鉄のない場合には大いに役立ちます。
 
我々は主に東西の動きに利用しました。セントラルパーク西側のホテルから東側のメトロポリタン美術館やフリック・コレクションへ行く時にはバスが一番便利でした。確かに時間の正確性には問題ありですが、何しろ地上を走るので観光見物を兼ねられること、どこを走っているか知れることは旅行者には安心感があります。それと、何となくノンビリというのもよかったです。ただ、停車のアナウンスはなく、バス停にも次のバス停名の表示もないので、降りるバス停を間違えないようにという緊張感はありましたが。

いずれにせよ、地下鉄、バスという公共の乗り物もニューヨークの旅の楽しみの一つでした。東京は地下鉄が都営と東京メトロ、且つ、私鉄との乗り入れもあり、また、バスも都営と私鉄バスが多数ということで実現していないのでしょうが、旅行者にとって1枚のパスで全ての乗り物がOKということは、本当に便利で有難いことです。アメリカには珍しい便利な交通網を築いてくれたニューヨーク市交通局 (Metropolitan Transport Authority) に拍手です。

Day 9 (4/24 -25) Good-bye & Thanks to New York

2014-04-26 11:06:16 | 2014春・ニューヨーク旅日記
元気にニューヨーク最後の朝を迎えられました。毎朝、部屋から見て来たこの風景、最後と思うと、また一段と素敵に見えます。朝陽を浴びた高層ビル、ニューヨークですね。


これまでの朝食はホテルの部屋で前日の残りなどで過ごしてきたので、最後の朝食はアメリカンスタイルでということで、外へ出かけました。Sarabeth'sという朝食&昼食専門店まで歩いて10分ほど、朝の冷たい空気でしたが、気分よく歩けました。いただいた朝食は、妻がワッフル、私はフレンチトースト、どちらもとても美味しかったです。また、オレンジジュースが絞り立てのフレッシュで最高!楽しい朝食でした。これで、今回の旅で食べたかったものは殆ど食べることが出来て大満足です。
 

予約していた迎えのタクシーでもって11時にホテル発、JFK空港に向かいました。
空港ではデルタ空港の荷物のチェックインのカウンター係が、日本人の目からすると、なんでこんなにも時間がかかるのか、と飽きれるほどのスロービジネス。ようやく荷物を預けると、次はセキュリティ検査、靴まで脱がされた挙げ句が、両手を頭上にあげてレントゲンのような検査、それも愛想の一つもない、失礼な態度、日本の”おもてなし”を教えてあげたい!ああ、疲れました。今は免税ショッププラザ内で休憩中。

帰りのフライトも順調で予定よりやや早めに成田到着、TCATで夕食を済ませ、無事に我が家へ戻りました。唯一無事でなかったのが預けたスーツケースです。
 
JFK空港で預けた後、アメリカのセキュリティの抜き打ち検査にあったようで、成田空港のターンテーブルで再会した時は左写真のように、検査テープでグルグル巻きの異様な姿、手許に取り寄せてみるとロックが損傷で、完全には閉まっていない状態でした。右写真が帰宅してからの損傷の詳細です。二カ所ともダメージですから、折角TSA認定のロックなのに、検査員が無理矢理こじ開けたみたいで腹立たしく、口惜しいです。苦情を申し立てるつもりですが、多分、ソーリーの一言だけでしょう(苦笑)。でも、8泊10日の旅を楽しく無事に終えられたことを思い、修理代は旅の費用の一部と考えることにします。
とにかく楽しい旅でした、そして、その記録をブログで毎日続けられたこと、バンザイ!

Day 8 (4/23) いよいよ滞在最終日

2014-04-24 09:44:24 | 2014春・ニューヨーク旅日記
今朝は先ず近所のTrader Joe'sというトレンディな食品スーパーで妻の知人たちへの土産物を買いに行きました。写真撮影禁止を注意されるまでのものですが、内部のお知らせの表示がユニークだったほか、驚いたのは地下2階から地下1階へのエスカレーターが2列になっており、右側が人間用で、左側がカート用、カートを乗せると右側にいる人間と同じ速度で上の階まで運んでくれるというユニークなものでした。
 
ほかに、支払いレジも他では見たことのないものでした。買い物客が並ぶ列の先頭に交通整理の店員がおり、レジそのものは壁儀に沿ってと、中央にサークルのように、全部で30近く配置されて、レジの頭上にある番号を交通整理の店員が次々と客に案内していくというものです。面白い光景でした。撮影禁止だったのが残念!

買い物をホテルに置いて、改めて外出、今度はNew York Public Library ニューヨーク市立図書館へ行きました。建物、内部の造りが素晴らしいとの評判で訪問したのですが、そのとおり、見事なものでした。約100年前に建てられたものだそうですが、大理石のしっかりとした、壮大な建築物です。内部の読書室も素晴らしい!
 
こんな素晴らしい図書館があるとは、ここも市民のオアシス、羨ましい限りです。我々同様、観光客が多く、読書の目的で来る市民よりも、ツーリストの方が多いようでした(笑)。

昼はホットドック。まあジャンクフードの類いですが、私はアメリカンを感じられて大好きな食べ物の一つです。最後の日になって巡り会えたので、良かった!

午後はまたまたお土産探しにMacy'sへ。アメリカで最も古いデパートの一つながら、近年はモダンな店に押されて斜陽気味と聞いていましたが、お店はまだまだ元気だし、何よりも、その大きさ、広さは予期したもの以上でした。
 
その中でも印象に残ったのは木製のエスカレーターです。それのことは聞いてはいましたが、いざ目の前に見て、それに乗ってみて不思議な感覚でした。様々な面での名物百貨店ですので、これからも元気でいてもらいたいものです。

ショッピングの後はインテレクチュアル(?)にMorgan Libraryを見学しました。金融成金の一人 J.P. Morganの邸宅の一部(書斎と図書室)を公開しているところがハイライト、入場料が結構高いので意外と人気は低いですが、見学して大変興味深かったです。
 

最終日のディナーはステーキにしました。アメリカに来て一度も食べないではモグリのようで、やはり一度は必須な食事です。私たちはBenjaminというステーキハウスに行きました。
 
Steak for Twoというのを選択しましたが、正解。お店の看板メニューなのでしょうが、肉が美味しかった!ボリュームはやや多めで、一部を残しましたが、肉そのものは、とても美味しかったです。ビーフステーキはやはりアメリカの象徴だなあと思いました。

今回のニューヨーク滞在もいよいろ終わりです。今夜が最後となりますが、妻も私も元気に無事に過ごせたことは、ただただ感謝です。

Day 7 (4/22) メトロポリタン美術館へ

2014-04-23 09:50:50 | 2014春・ニューヨーク旅日記
今日は最高気温が21度、夕方4時以降ににわか雨という予報が、ほぼ当たりました。
いつになく暖かな朝、今回の旅行の目玉の一つであるメトロポリタン美術館へ向かいました。セントラルパークを横切るバスの利用にも馴れました。

 
イースター休暇が明けていたので美術館への入館は問題なかったのですが、入ってからが大変、大き過ぎて、部屋があり過ぎて(館内のフロアマップの分かりづらさもありましたが)狙いを定めると中々行き着かない状況です。多分、特定の作品にこだわることなく、ぶらぶらと、どんな作品に出会うかを運に任せて見て回るのがベターなのかもしれません。
とにかくスゴイ量、見所があり過ぎる、どれを見ても素晴らしい、確かに数日かけてゆっくり見て回るのがよさそうです。3時間くらい滞留して疲れたのでホテルに引き上げて休みました。ほんの一部しか見れませんでしたが、美術館としての素晴らしさには感銘しました。

夕食はGrand Central Station にあるOyster Barへ。若い頃に読んだ小説(多分、メアリー クラークの「子供達は見ている」だったと思いますが)の舞台になって以来、ずうっと憧れていて、15年ほど前に出張の折りにやっとたどり着いた店に再会という次第です。
 
生のオイスターと蛤の盛り合わせは、マティーニにぴったりのアペタイザーでした。メインのロブスターは日本ではなかなかお目にかかれないボリューム満点のもので、妻と二人でアメリカ東海岸の海の幸を堪能しました。

食事の後に駅ビルの構内を散策。
 
駅ビルと言っては失礼にあたるほどの立派、豪華な造りの建物です。現在の建物は約100年前に改装されたものだそうですが、素晴らしいものを造ったものです。広々とした空間、大理石の頑健さと美しさ、その下には鉄道ホームが連なるとは、日本的には想像もつかない建造物にはつくづく感心させられました。

Day 6 (4/21) 今日も好天に恵まれました。

2014-04-22 20:32:06 | 2014春・ニューヨーク旅日記
今朝は早くから近代美術館 MOMA (Museum Of Modern Art) へ行きました。先週行った時には大変な混雑だったので、今日に遅らせたものです。あの時よりはベターですが、それでも結構な人出で、その人気に驚きです。ニューヨーク観光で外せないスポットの一つなのでしょうね。
 
5階まで上がって順番に降りて行きました。絵画は19世紀後半のもの(マチス、セザンヌ、ピカソ等々)から始まり、階を降りるに従って20世紀前半、後半と現代に近づくのようになっていました。3階、2階は絵画以外のものが展示されており、芸術心の薄い自分としてはこちらのほうが楽しめました。芸術的にどうこうということは分かりませんが、へえ、こんなものがあるんだ、というような不思議さ、面白さが気に入りました。

昼食は当地に住む知人の案内でチェルシーのベーカリーでサンドイッチをいただきました。お洒落なカジュアルといった感じで、最新の若者風モダンなイメージのお店です。もともとパン屋さんが始めた店というので、サンドイッチをいただいたのですが、美味しいパンでした。とは言え、量的には明日の朝食をカバーしてくれました。
 

食後は散歩を兼ねて、今、ニューヨークで最もトレンディと言われるハイラインを散策しました。廃屋になっていた高架鉄道の後を緑の遊歩道にしたものです。およそ2キロくらいかな、素敵な市民の憩いの場が羨ましい。
 

午後しばらくホテルで休憩してから夕食に出掛けました。今夜はジャズを聴くことを目的として選んだのがJazz Standardというジャズハウス、食事を出前でとれるというので開場時刻に合わせて出かけたのですが予約で満席とのこと、取りあえずキャンセル待ちにして同じビル内のレストランで食事をしてから再度行くことにしました。

夕食ではニューヨークに来て初めてマティーニを飲みました。こちらに来てからはワインばかりだっただけに懐かしく、やっぱり美味しいな。料理はBBQリブ、アメリカならではの料理を堪能しました。インテリアもアメリカン、素敵な食事になりました。
 

食事を終えて階下のジャズハウスに戻ると、運良く予約キャンセルが出て入れてもらえました。席は柱の裏でバンドがフルには見えない席でしたが、バンドの直ぐ傍なので演奏家の表情や動きを身近で見れることで、ライブの雰囲気を味わうことが出来ました。
 
演奏中は撮影禁止なので、これは開演前の演奏家たちと観客席の様子でう。
約1時間ほどの演奏でしたが、身を乗り出して楽しみました。これで、オペラ、ミュージカル、ジャズと、ニューヨークを代表する3つの音楽シーンを楽しめたわけで、充実した旅に満足です。

Day 5 (4/20) イースターサンデー in New York

2014-04-21 10:42:48 | 2014春・ニューヨーク旅日記
今日の目玉はミュージカルですが、朝は先ずはオモチャ屋さんFAO Schwartzへ。五番街にある老舗(創業150年とか)で、2月に生まれた孫娘へのプレゼントが目的です。10時の開店に合わせて行ったのですが、入口で兵隊姿に迎えられ(左写真)店内に一歩踏み込むといきなり「Welcome to FAO Schwartz, Goo morning」の連呼のラッシュ、丁度日本のデパートが開店直後に1、2分、店員がお辞儀して迎えるようなものらしく、毎日開店時に店員全員が拍手で出迎えるのだそうです。アメリカンのノリですね。お店は五番街、アップルストアの隣、ガラス張りの2階建てにオモチャが溢れています(右写真)。
 
オモチャの多さに驚き、子供を連れてきたら大変でしょうね。ひととおり店内を歩いて見た後、我々は結局、干支である馬のぬいぐるみにしました。

店を出ると、丁度イースターパレードが始まったところ。パレードといっても行進ではなく、五番街の一定区域を一定時間、車を止めて歩行者天国にしたものです。昔の映画で見たほどの華やかさはありませんが、それなりに着飾った人々を見るのは面白かったです。

昼はサンドイッチをテイクアウトしてホテルに戻ってゆっくりといただきました。コーンビーフサンドが美味しかったです。先日のKats'sよりも口に合いましたが、うっかりして二人で2個頼んだのが大間違いでした(苦笑)。翌朝の朝食がもう用意されたようなものです。

午後がお目当てのブロードウェイミュージカル、私たちは “Jersey Boys”という、1960年代に人気だったフォーシーズンズをモデルにしたものを観ました。
 
劇場内は一切撮影禁止(開演前も!)なので記録を撮れなかったのが残念ですが、ブロードウェイのミュージカル専門劇場はさすがです。舞台の造りがミュージカルに特化しているのでしょが、舞台の変わりの速いこと!観客席は古くささが却ってブロードウェイならではの雰囲気を作り出しているようです。ミュージカルそのものも素晴らしかった!イケメンとは縁遠い中年の俳優たちですが、歌って、踊って、演技して、スピーディーな展開にすっかり魅せられました。十代の頃に散々聴いたポピュラーソングのオンパレード、青春のノスタルジーを感じました。早口でスラングが多く、台詞は半分も聞き取れなかったですが、歌でもって十分カバーできる内容なので、問題なし。観客の年齢層は結構高いようでしたが、昔を思い出して楽しんでいたようです。前日のオペラとはまた違った、アメリカならではの音楽の楽しみですね。

夕食はギリシャ料理にしました。
 
Kefiといって大変繁盛している店のようです。オードブルのムール貝に続いてメイン料理は2人で2皿(上手く抑えられた)、その中で焼き魚(右写真)が美味しかったです。塩は殆どふらず、魚の味を美味しく引き出した料理でした。写真を撮るのが遅れてしまったのですが、これは3枚におろして焼いたものの1枚をナイフで切り分けたもので、皿料理としては2枚がキレイに並べて提供されます。パスタ(右写真)も美味しかったですが、イタリアンの物真似のようで、こちらはイマイチ。食事と一緒にいただいたギリシャのワインは日頃馴染みのないものですが、ハウスワインで十分美味しかったです。(^-^) 

Day 4 (4/19) 待望のオペラを観てきました。

2014-04-20 09:29:26 | 2014春・ニューヨーク旅日記
昨夜は三日目の晩、こちらで購入した睡眠薬の効果もあるのでしょうが、大分よく眠れました。時差ぼけは少しずつながら解消されているようで一安心、遊びに専念できます(笑)

今朝は地下鉄で(乗り方も馴れました)ロックフェラーセンターの屋上にある展望台 Top of the Rock へ。北側のセントラルパークと南側のエンパイアステートビルの両方を展望出来るということで、この展望台を選びました。宣伝文句どおり確かに360度、ニューヨークを眺望できるもので満足しました。幸いに昨日までの寒さも終わり、今日は大分暖かだったので屋外の展望台を楽しむのも楽でした。見物客はほぼ100%観光客、それも外国人が多いようで、英語よりも英語以外の言葉のほうがよく聞こえていました。
 

展望台の後は2駅ですが地下鉄に乗ってリンカーンセンターへ。オペラが12時からなので近くの店でアメリカンのハンバーガーで早めの昼食を済ませました。ファストフードではなく、スローですが美味しいバーガーでした。値段もそれなりでしたが。

リンカーンセンターは音楽の殿堂ともいえるもので、オペラハウス(左写真)、コンサートホール、バレーシアターの他にも演劇ホール、フィルムシアターやジュリアード音楽学校(右写真)などの建物が配置されています。
 

オペラハウスの外観はメトロポリタンオペラのDVDで何度も見た懐かしいものです。モダンな造りで余り魅力的とは言いがたいのですが、内部は昔ながらのオペラハウスらしいもの。我々は2階左手奥の桟敷席、そこから他の桟敷席を含めて座席が眺められます(左写真)。英語でボックスシート(右写真)と呼ぶように、文字通りに各ボックスごとが鍵のある個室になっています。入るには近所に待機している警備員を呼んで鍵を開けてもらわねばなりません。ドアを開けるとコートをかけたり、荷物を置いておく、いわば控えの間のようなものが付いています。席は固定された座席ではなく、動かすことの出来る普通の椅子です。
 
我々のボックスは3、2、3配置の8人用のものでしたが、空席があったので最前列の席につけたおかげで見やすく、ゆっくりとオペラを楽しめました。メトロポリタンらしく大道具や衣装も費用をかけたクラシック調のものです。主役のソプラノは美声だけでなく、容貌もなかなかの美形のようで、オペラグラスを忘れてきたのが残念!演目はR.シュトラウスの”アラベラ”、馴染みのないものですが、事前にYouTubeで予習してきたおかげでストーリーを理解してついていけました。

オペラ鑑賞は今回の旅での一番の目的でした。2年前にも切符を購入しておきながらハリケーンのためにキャンセルせざるを得なかっただけに、今日、それが実現できてこの上なくハッピー!

オペラの後の夕食はメキシカン料理、日本ではまだ希少なジャンルだけに、旅行がいい機会なのです。特に感激とか、他人に勧めるとかではないですが、普段食べるチャンスがないだけに楽しいものでした。
 
メキシコ料理は私も馴染みが薄いので、今夜は妻に選んでもらったので名前は忘れました。料理に添えるドリンクは、メキシカンらしくマルガリータとサングリアをいただきました。今夜も楽しい夕食で素敵な一日を締めることができたことに感謝です。

Day 3 (4/18) 寒さに負けずに観光&食事を楽しみました

2014-04-19 10:11:33 | 2014春・ニューヨーク旅日記
今朝の気温は3度、昼間も7、8度くらいと、寒い一日でしたが、元気にニューヨークを楽しみました。

今朝の外出では初めてバスを利用しました。地図で路線をよく調べたのですが、肝心のバス停がなかなか見つからず、結構歩くことになり、いい運動になりました。バスの中では次の停留所の案内がないので、通り過ぎる道の名前を真剣に観察し、目的地に近いバス停で降りることが出来ました。バスも昨日買ったメトロカードが使えるのは便利です。

今朝の行き先はフリックコレクションと言って、鉄鋼王のフリック氏が買い集めた絵画を彼の邸宅に展示している美術館です。一番の狙いは妻の好みのフェルメール、彼の絵が3点、展示されているのです。
 
フェルメール以外にも素晴らしいヨーロッパの作品が沢山ありましたが、加えて、その邸宅そのものと室内の調度品が魅力的でした。アメリカには彼のような鉄鋼王の他にも、石油王や鉄道王と呼ばれる成金成功者が多数いますが、一般に公開してくれることは有難いですね。

美術館から昼食に向かうのにはバスは使わずに歩きました。約20分ほどでしたが、街の様子や雰囲気が分かって面白かったです。セントラルパークの東側を南へ歩いたのですが、パークの南端を過ぎると途端に大変な人混みでした。都会ですね。

昼食は当地に暮らしている知人の招待で、ブラジル料理をいただきました。サンパウロが本店で海外にも展開しているFogo de Chao というお洒落なお店です。またまた写真を取り忘れたのでネットからの借り物なのですが、1階の入口から地下の客席を見た写真と、メニューです。
 
コースは決まっていて、サラダバー(驚くほどの種類です)と、肉(牛肉、豚肉、鶏肉)です。肉料理は銀串で焼いたものをウェイターが客席に持って廻り、自分の好きな肉を好きな量だけ切り分けてもらう仕組みなのですが、十種類もの肉料理があります。結局、半分も食べられませんでしたが、提供の仕方としてエンターテイメント性のある楽しいものです。

ランチがヘビーだったので夕食は軽くのつもりで、ホテルの傍の”普通”のアメリカンのレストランへ。BLTサンドイッチとギリシャ風サラダをそれぞれ一皿、妻と取り分けるよう頼んだのですが、それぞれの半分ずつでも、このような有様で、サラダは食べきれませんでした。
 
昨日のパストラミサンドほどではないものの、ここでもビッグ!さすがアメリカン、という面白さですね。ここでもアメリカ気分を味わうことが出来ました。

Day 2 (4/17) さあ、ニューヨークの始まりは自然史博物館から

2014-04-18 10:36:09 | 2014春・ニューヨーク旅日記
昨夜は時差ぼけを発症、床に就いて直ぐに眠りについたのですが、夜中に2度ほど目覚めると眠りに戻れないという典型的なパターンでした。フィレンツェ旅行では時差ぼけはなかったのですが、やはり東廻りが鬼門のようです。それで朝一でドラッグストアで睡眠導入剤を購入、今日は昼寝もなし、ということで今夜は”期待”しています。

ニューヨークでの最初の訪問はアメリカ自然史博物館です。映画「ナイトミュージアム」を観て以来、トッププライオリティになった次第です。以前は閑古鳥が泣くほどだったそうですが、映画の成果で人気が戻ったことと、イースター休暇の時期に当たったことで、家族連れを中心にスゴイ人出でした。開館時刻の10時直後に入ったのですが、既に相当の人出、時間を追うほどに大変な混雑状況となりました。

一番の人気は恐竜コーナー、発掘した化石を人工補強して原型を復活させたものが沢山、多少食傷気味になることもありますが、大したものです。
 
他にも展示品は多数、映画とは変わってしまったものもありましたが、見ものは多数、剥製のトラ、人の骸骨を人類の進化に合わせたもの等々。
 
我々の滞在は、昼食で外出した時間を除いて約4時間、終わりの方は疲労がたまってきたので、全部を見ることは諦めて打ち切ったほどです。疲れましたが、大いに見がいはありました。

夕食は食事の中でのトッププライオリティ KATZ's でパストラミサンドイッチをいただきました。20年以上も前の映画「恋人達の予感」で取り上げられて以来すっかり有名になったそうで、どのガイドブックにも紹介されている店です。アメリカのサンドイッチはどれでも肉がたっぷりとあって美味しいのですが、ここのは半端ではありません。驚きました。パストラミをパンで挟んだというよりも、パストラミのおまけにパンが付いてくるといったほうが当たりのような!
 
私たちはパストラミサンドイッチ、チキンヌードルスープ、コールスローを妻と二人で分け合い、それでも食べきれずに残したほどでしたが(写真は半分のもの、一人前はこれの倍)、他の人たちは一人でサンドイッチを食べきっているのです。驚きでした。

自然史博物館はホテルから歩いて15分ほどで行けたのですが、夕食の店は遠くなので地下鉄を利用しました。到着して初めての公共交通機関の利用です。ガイドブックおすすめの7日間乗り放題というパスを買いました。パスの購入はドキドキでしたが、一旦購入してしまえば、以降、切符のことを心配しなくていいのは助かります。明日からもバスや地下鉄にお世話になることでしょう。