気ままなひとこと

折々にふれ、思いつくままに、気ままに書き留めるBLOG

借りぐらしのアリエッティ

2011-08-30 14:47:21 | 音楽・映画
スタジオ・ジブリの昨年の作品「借りぐらしのアリエッティ」DVDをTsutayaで借りて見ました。毎度のことですが、宮崎駿って、あんな頑固親爺のくせして、なんて可愛い作品を作れるのでしょうね!
 

「借りぐらし」という意味が分からずに借りて来たのです。ジブリの作品なら間違いないことだし。アパート暮らしのことかな、なんて想像したりしていたのですが。人間の家の床下に済む小人の家族が、人間から、自分たちの生活に必要な品々(食料や生活雑貨等)と「借りて」暮らしていることなんですね。イギリスの小説が原作なのだそうですが。主人公の可愛さもですが、今回は小人の暮らしやドールハウスなどにも、細かな細かな点にまで行き届いた観察と表現がありました。見ていて、ホンノリ、うっとり、現実社会を忘れて幸せ気分を味あわせていただきました。

隅田川の花火鑑賞

2011-08-28 15:41:28 | 交友

昨夜の墨田川花火大会をダシに昔の職場の仲間が集まりました。十年前に病気で亡くなった同僚の奥様とお嬢様を励ます会として、ほぼ毎年一回お宅を訪ねる集いが続いています。最近はメンバーの高齢化に伴い、励ます会というよりは、単純に飲み会化しているようではありますが。お宅が鐘ケ淵(東部伊勢崎線)のマンションの11階なので、ベランダから花火がよく見えるのです。昨夜、初めてカメラ持参で撮ってみたのですが・・・
  
素人には難しいことが、改めてよく分かりました。カメラに詳しい人なら、コンパクトデジカメでも、もう少しはハッキリと撮れるのでしょうね。とは言え、奇麗な写真は他所にいくらでもあるので、この可成りのボケ写真を、あえて「素人写真」として掲載します。ユニークさを売りに(汗)。

 
参加メンバーですが、昨日はビジターの姪と甥が加わったため、こんな感じで平均年齢が若返りました。こちらの写真はきちっと撮れたのですが、「個人情報保護」のためにぼかし加工を加えたものです。(ホントです!)
基本的に食べ物、飲み物を買い込み・持参のスタイルなのですが、毎度ですが、昨日もまた氷を忘れました。で、昨日もまた、奥様がご用意しておいていただけて助かりました。食卓(酒場化していましたが)とベランダ(花火鑑賞席)を忙しく往き来して、それは賑やかなものでした。
いつまでかは分かりませんが、一年でも長く続けたいものです。

旅づくりの楽しみ~目的地の決定

2011-08-26 15:37:46 | 
今年の11月に予定しているイタリア旅行の前から楽しんでいるのですが、行き先を決めるところから始まって、どのように楽しんでいるのかを報告します。

今回の行き先をフィレンツェは2月頃に決めました。実は昨年秋にミラノの北西100キロほどにある小さな村のアパートに滞在したのですが、帰国後から次のイタリア旅行を考えていました。当初は同じピエモント州の別の町、村をと考えていて、ピエモント州の地図を眺めては思案を楽しんでいました。地図を見るのも、これまた大好きなことなのです。そんな折に、今年の正月、NHKの番組で「トスカーナの山暮らし」という三日連続の番組を見たのです。イタリア人男性と結婚した日本人女性と8歳のお嬢さんの3人暮らしを紹介したものでした。とても素敵な番組でしたが、そんな山奥に行こうとは考えませんでした。ただ彼女がフィレンツェ案内のウェブサイトをもっているとの紹介があったので、そのサイトにアクセスしてみました。
 
http://www.lacasamia.jp/index.html
個人で作ったサイトのようですが、実に様々な情報に溢れているのです。驚きました、私が興味ある情報ばかり、私にとっては「地球の歩き方」以上!

ほぼ同じ頃に、「素顔のフィレンツェ案内」(中嶋浩郎・しのぶ)という、これまた素敵な本に出会い、すっかりフィレンツェにはまってしまったのです。日本語教師で数十年も暮らしている二人の、まさに素顔の、生活者から見たフィレンツェが紹介されているものです。


そんなことが続いて「フィレンツェ行き」を決めたのが4月ごろでした。日程についても悩みましたが、気候はよくなくても、ともかく観光客が少なく、ゆっくり歩き、見れる季節を最優先ということで、11月の後半にしました。フィレンツェには十年ほど前に4日ほど滞在したことがあります。その時は5月で、フィレンツェは観光客で溢れていました。どこに行っても人、人、人、それと暑さとで、家内も私もすっかりへばってしまったのです。その体験からして、11月にしました。雨の多い季節だそうですが、条件が悪ければそれだけ混雑もないだろうと期待しています。続きはまた近日中に。

Another 冷し汁@ 銀座

2011-08-24 16:11:22 | 食べ歩き(外食)
前に岩戸の冷し汁を報告しましたが、今日は別のお店でお昼のランチに冷し汁をいただきました。

やはり銀座でして「双寿」(そうじゅ)という小さな、でもお洒落な小料理屋です。ここは今年になって見つけたお店で、今日で3回目ですが、毎度違うメニューなのですが、いつも美味しくいただいています。お店は掘りごたつ式の座敷のテーブルが4つとカウンター席が6席というプチなお店で、ランチはいつも3種類のようです。今日は献立を見た途端に、「冷し汁」で決まり!



岩戸の冷し汁に比べて、味噌仕立てがもっと濃厚で、アジの出汁もしっかりとしたものでした。岩戸のも、この双寿のも、どちらもそれぞれの美味しさがあるので満足です。写真の左上は切り干し大根、左下はお新香(野沢菜とキャベツのわさび漬け)、中下はサツマイモの小鉢、中央の白いのはデザートです。この写真を撮る自制心のあったのが上出来、後はもう無我夢中、一心不乱に食べました(笑)。夜のお値段は高いのでしょうが、こうしてランチに美味しい料理をいただけるのは嬉しいことです。

ワインの楽しみ

2011-08-23 13:19:16 | 料理・酒類(内食)
ワインを家で常備して楽しむようになってそろそろ20年になります。当初は何も分からず、スーパーで値段(千円以下)とラベルでもって選んでいました。そうやって何年も飲んでいるうちに次第に国や産地、それにブドウの種類の名前を覚えるようになり、それらを意識しながら飲むようになりました。時には家内と香りや味わいを言葉で表現してみたり、ソムリエごっこのような遊びもしました。(最近、ソムリエの勉強を始めた知人によると、表現には数種類の基本パターンがあり、そのうちのどれにあてはまるかから考えていくそうです)土の香りとか、ベリー系とか、チョコレートを思わせるとか、そして相性のいい食べ物を考えてみたりとか、中々楽しいものです。

ここ数年は赤ワインの中で好みのブドウ種が固まってきたように感じます。いつも飲む度に国やブドウ種を意識しているのですが、どうやら重みながらまろやかというタイプ、Merlot, Malbec, Shiraza, Cabernet Sauvignionなどが気に入っています。我が家のワインセラーが12本までなので通常は6本単位でネット通販で購入しています。先日届いた最新ものはアルゼンチンの赤ワイン、マルベック、シラー、カベルネというお気に入りの3種が各2本ずつ計6本で4,980円というものです。廉価ですが、なかなか美味しいです。


とは言え、素人の私は品種に固執しているわけではなく、ボルドーやイタリアワインも色々と飲んでいます。新大陸系のオーストラリア、ニュージーランド、チリ、アルゼンチンなども美味しいですね。当りも外れもあり、美味しかったからといって常時同じワインがあるわけでもなし。毎度違うワインを試してみる、それがまたワインの楽しさのようにも思えます。さて、次回は何にしようかな・・・

スパークリング清酒

2011-08-21 14:46:39 | 料理・酒類(内食)
昨日、珍しいお酒を飲みました。その名も Sparkling Yamamoto ! 秋田県の山本という蔵元のお酒です。

夕べは今シーズン初のサンマの塩焼きと決まったので、何か美味しい日本酒を思って酒屋へ行きました。近所の行きつけの酒屋さんですが、日本酒、焼酎中心で品揃えが充実しているので大変気に入っているお店です。端から順に見ていると、冷蔵ガラスケースに「夏にぴったり、スパークリング」という札を首につけたボトルが目につきました。この店は、それぞれのお酒の特徴を小さな札にして首にかけているので、そのコピーを参考にしています。えーっと驚いて店のご主人に聞いてみると、確かに発泡性のある日本酒であること、泡がなくなっても普通の美味しい日本酒だというので買ってきました。

ネットで調べてみるとネット通販でも売っているようで、しっかりと冷やしたほうがいいようなので、はい、しっかりと冷蔵庫で4時間程冷やしてからいただきました。
 
黒いボトルなので、ドンペリニヨンのよう。グラスはシャンペン用のフルートグラスにしました。注いでみると、写真が下手なのでよく分からないでしょうが、うっすらとした濁り酒です。ネット通販のサイトの説明によると、瓶の中で二次発酵させる過程で発泡性になるとか。
では一口。
確かに口当たりはシャンペンのような発泡性(当たり前ですね)。味は、甘みを感ずるものの、スッキリ系かな。ウキウキ、楽しくなるお酒です。酒豪ではないので、家内と二人でも一本空けられず、少し残りましたが、それはそれ、後日、スパークリングが消えての味がどんなものになるのかの楽しみです。\1,680は安くはないですが、スペシャルなドリンクとして満足しました。

プロボノとの協業です。

2011-08-19 15:04:59 | スペシャルオリンピックス
プロボノとは「各分野の専門家が、職業上持っている知識・スキルや経験を活かして社会貢献するボランティア活動全般。また、それに参加する専門家自身」のことだそうです。(Wikipediaより)
http://goo.gl/TGRxt

お手伝いしているNPO団体スペシャルオリンピックスで、この度、そういうプロボノ団体の一つ、サービスグラントから支援を受けることになりました。
http://www.servicegrant.or.jp/
私が更新を担当しているホームページのリニューアルプロジェクトを支援していただくことになり、先月から開始しました。これまでにプロジェクトの全体概要の定義を終え、昨夜、プロボノメンバー7人の方々との顔合わせ、キックオフをしました。

スペシャルオリンピックス(SO)そのものがボランティアで運営されている団体ですが(専従職員は事務局員数名のみ)、その団体が、また別のボランティアに助けていただくというのも、ちょっと不思議な気分でした。とは言え、プロボノからのボランティアは各自が夫々の分野での専門家、エキスパートというのが、私たちの団体とは違っています。SOのボランティアの中にも勿論、エキスパートと言える方々もいますが、特に専門性を条件にしていることはなく、あくまでも善意のみで参加しているものです。一方、プロボノでは、あくまでも専門性をもったボランティア、プロフェッショナルといったところです。そういった方々とこれから数ヶ月お付き合いしていくのは、ちょっと楽しみです。

昨夜のキックオフミーティングは全員の顔合わせということもあって、先方からは7人ものプロボノが出席されました。ホームページのリニューアルに7人もの専門家、それだけで感心してしまいました。Account Director, Project Manager, Marketer, Information Architect, Copywriter, Web Designer, Markup Engineer  ー 心強い限りです。

旅行の楽しみ(計画段階/プラニング)

2011-08-17 16:36:13 | 
ブログのカテゴリーに「旅」を作っておきながら、まだ一度も旅について語っていないことに気付きましたので、旅についての想いについて一言ふれてみたいと思います。

私の旅の楽しみというと、旅をすること自体は勿論ですが、ひょっとすると、それ以上に旅行前の準備を楽しんでいるように思えます。旅する前の「旅づくり」段階の楽しみです。

最近は年に一回、海外旅行を楽しむ機会を持つようにしています。旅行そのものは一週間から長くてせいぜい二週間程度のものです。それに対して、旅作り段階はずーっと長く、数ヶ月の単位で楽しむことが出来るのです。目的地の選択(何処へ行こうか)から始まり、宿泊施設の選択(どこに泊まろうかな)、現地では何が美味しいかな、見所はどこかな・・・等々、ビジネス風に言えば企画~調査~計画に至る準備段階ですが、想いを巡らす、楽しいことを想像する、それを何ヶ月も楽しめるのです!(子供っぽいのかもしれませんが)現地に行ってみるとイメージどおりでない、期待はずれ、想定外などよくあることで、それはそれ、それも旅の面白さなのでしょうが、準備段階では長期にわたっていいことばかり(笑)だったら想像するだけでいいのでは、と言われそうですが、実現があるからこそ準備段階を楽しめるわけで、実現予定のない机上の旅だけでは想いも広がらないので。

次回は今年の11月にフィレンツェへの旅を予定しているので、追々、それを実例に私の旅づくりを紹介していきたいと考えています。

みをつくし料理帖「心星ひとつ」読了しました。

2011-08-15 11:11:56 | 読書
昨日のブログで「いつ読もうか」などと躊躇いを記したばかりですが、夕方になって堪えきれずに(苦笑)本を手に取り、一気に読みとおしてしまいました。今回は料理の苦労話よりも、ストーリーの展開が激しく、とても途中で止めることは出来ませんでした。

その中で二カ所、作家の言いたいことのように思えました。その一つは、主人公のお澪が支援の申し入れを断る理由として述べる箇所です。
「つる家は小さな店ですが、お客さんの顔が見えます。私の作る料理に対して、嘘偽りのない声を聞くことが出来ます。口に合わない時にはきっぱりと拒まれ、逆に美味しい時には幸せそうな顔を見せていただけます。私はそういう店で精進を重ね、料理人としての器を広げていきないのです。」

もう一カ所は、吉原の遊郭に売られた幼なじみの野江が、顔を会わせないために襖越しに言う台詞です。
「どないに辛いことがあったかて、生きて生きて、生き抜く、と決めた。亡うなった家族のためにも、自分の人生を諦めへんと決めたんや。そういう生き方を貫いたなら、きっと厚い雲も突き抜けられるやろ。私はそう信じてる。いつの日かまた、あの橋の真ん中にふたり並んで、真っ青な天を仰ぐ日が来る。」

いつかこれが映画化されたら面白いでしょうね。主役のお澪は、澪が想いを寄せる武士の台詞にある「下がり眉」という表現からも、蒼井優で決まり。薄幸の野江は、絶世の美人、且つ、寂しげの中に強さを秘めた役柄だけに、これは誰かなあ。こんなことを考えながら、早や、次の第7作を待ち始めました(笑)。

高田郁の新作が出ました

2011-08-14 14:38:51 | 読書
大好きな人情もの料理人シリーズ、高田郁の”みをつくし料理帖”の新作が出ました。「心星ひとつ」です。一昨年から始まったこのシリーズもこれが6作目になり、これまでの5作合計で150万部を突破したそうです。前作は今年の春先でしたから、半年ごと位になるわけです。


新聞広告を見て早速に買ったまではいいのですが、いつ読もうか迷っています。今直ぐにでも読みたい一方で、楽しみをしばらく残しておきたいような気持ちもありで・・・
『つる家の料理人として岐路に立たされた澪は、決断を迫られることに。野江との再会、小松原との恋の行方は!?』
裏表紙の紹介文を読んだだけで、ウキウキ、ドキドキしてきます。数日は我慢出来るかもしれませんが、それ以上は、多分、無理でしょうね(笑)

巻末に特別付録として、読者からの質問に対する作者の回答を瓦版風にしてあるのが、私も読者の一人として非常に興味深いです。
*何故、年に二冊? 構成や料理を考える、執筆、推敲、夫々に二ヶ月位かかるそうです。
*展開は最初に決めてあって、最終話のタイトルも場面も決まっているとか!興味津々、あと何回で行き着くのかなあ・・・
*作中の料理は全て作っているとか。さすがですね。

この後、何回・何年、楽しませてもらえるのか、待ち遠しいような、終わってしまって欲しくないような、複雑な想いでいます。