気ままなひとこと

折々にふれ、思いつくままに、気ままに書き留めるBLOG

「俺のイタリアン」を体験しました。

2013-05-28 17:26:34 | 食べ歩き(外食)
立ち飲み・立ち食いイタリアン「俺のイタリアンが最近、富みに話題になっていますが、先日はNHKの番組「プロフェッショナル」でも、その創業経営者が取り上げられるほどです。その話題の店に、初めて行くことが出来ました。

大変な混雑だという評判なので、事前に予約しようとしましたが何度電話しても話し中、ネットで調べたら、電話で予約する事すら大変困難なこと、1時間かけ続けても繋がらなかったと、まあ想像していた以上に大変なことのようです。それで虎ノ門に3時半頃いたタイミングだったので神谷町まで歩いて行って4時からの開店を待ちました。5分前位に着いたらさほど多勢の待ち行列でもなかったので、これなら大丈夫と安心していたら、4時の開店で入れてもらえたのは予約していた人だけでした。4時に予約する人がこんなに多勢いたとは!予約のない当方は入口で10分ほど待たされました。予約した人が椅子席に付いたので、まあ、立ち飲み・喰いで仕方ないと覚悟していたところ、椅子席予約の一組にキャンセルが出たとかで、運良く、椅子席に案内されました。我々以降に来られた方々は皆さん立ち席でしたので、本当に幸運でした。

席に着くと一通りメニューの見方の説明があり、マニュアル化が感じられました。始めにスパークリングを希望すると、本日のおススメといって、何とフランスのシャンパンを奨められました(苦笑)「並々と」と言われていただいたのが、この写真です。お通しのパルミジャーノ・レッジャーノはイタリアンでした(笑)。


メニューは確かに豊富で、選ぶのが中々大変でした。
 
左は5種類の海の幸のサラダということで、アワビ、平貝、ヒラメ、サーモン、それとキャビアを盛り合わせたもので、どれもいい素材を使っていましたが、特にアワビがこりこりして美味しかったです。右はオマール海老と春野菜のマリネなのですが、オマール海老が極めて微量で、野菜サラダみたいでした。あまり差がないですね(苦笑)。

冷菜が二皿続いたので、次は温かなものにしました。
 
左は手長エビとウニソース和えのパスタ(タリアテッレ)、中々いい味に仕上がっていました。右はビステッカとフォアグラです。ビステッカはかなりレアでしたが、美味しい牛肉でした。フォアグラは濃厚でしたが、滅多に食べることがないので、丁度いい機会でした。

混合っている店ですので長逗留は無用、エスプレッソがないので以上で終わりとしました。全体を顧みてですが、メニューの名前でなく、供された料理を見ると、イタリアンというよりは、最近流行の創作料理的なものが多いように思えました。先だって3週間滞在したフィレンツェでの食事とは大分違っていました。やはり、日本流、それも今の流行の先端のイメージで創作しているのでしょうね。「俺のフレンチ」へ行っても大差はないかも(?)ただ食材は確かにいい材料を使っているようなので、西洋料理として十分に満足出来る内容です。我々のようなシニア向けの店ではないですが、これだけ急成長で、話題になっている店ですから、取りあえず体験できて良かったです。One done と言ったところかな。

会津の大地の恵み:紫アスパラガス

2013-05-25 15:57:53 | 料理・酒類(内食)
イタリア語のクラスメートのMさんから、会津のおみやげとして紫と白のアスパラガスと会津継承米・氏郷をいただきました。


ホワイトアスパラは、15年前のオランダ旅行の折に(丁度この時期でしたが)食べたものが美味しい思い出として残っています。日本でも最近ではスーパーで見かけるようになりましたが、どうも手が延びないでないでいましたので、うん、楽しみ。
もう一つの紫のアスパラガス、これは全く知りませんでした。紫色のアスパラがあるなんて、え! 先日ブログで拝見しても、色は今一鮮明でなく(写真をPC上で見るせいですから、決してMさんのせいではありません)、本当に紫なのかなあ? 
実物を見て納得しました。上の写真は、いただいた紫アスパラを、出来るだけ色が正しく伝わるように意識して撮ったのですが、完全にはその紫色を伝え切れていないかもしれません。ただ、この写真は縮小しただけでそれ以外の修整の手は一切加えていません。驚きました、本当に(!)紫色なのです。不思議です、どうしたら、このような色になるのだろう・・・
お米は次に炊くまで待たねばならないので、先ずは2種類のアスパラガスを早速に茹でてお昼にいただきました。


茹ですぎると紫色が緑色に変色してしまうので注意するようにとの、Mさんのアドバイスがあったので、チョビッと湯掻く程度にとどめました(家内に茹でてもらったのですが)。まだ紫色でしたが、食卓において数分経つ間に、この写真のように、もう緑系の変色してしまいました。それでもまだ紫の面影があるうちに、まずはそのままで、ガブッと一口。新鮮!硬いけれど歯切れがいい!フレッシュな野菜を強く感じさせてくれる味の中に、ほのかな甘さもありました。普段アスパラと言えばマヨネーズをかけて食べているのですが、それでは折角のフレッシュ野菜の味がつぶされてしまうので、今日は塩、胡椒を少々かけただけでいただきました。美味しい!それにオリーブオイルをつけていただいたら、すっかりイタリアン、それも特上の!結構ボリュームがあったのですが、老夫婦二人でペロリといただきました。

色を味わう楽しみもありましたが、紫、白ともに新鮮な美味しさに驚かされました。新鮮野菜って、こんなに美味しいんですね。この年になって、初めてアスパラガスの本来の美味しさを知ったようです。Mさん、ご馳走さまでした。

ジャングルジムの復活(?)

2013-05-21 15:57:53 | 暮らし/リビング
小学生の頃、木登りが大好きで、今思えば小さな木でしたが、我が家の庭にあった木に良く登ったものでした。地上から、せいぜい2メートル程度だったかと思いますが、そのレベルの枝に上がるだけで爽快な気分を味わっていたことを、つい最近、思い出しました。そのきっかけが、この写真です。

4月から始まったマンションの大規模修繕工事というものです。防水が中心のものですが、建物の全館・全壁に取り組むため足場が組まれています。日頃は職人さんが往来するのでカーテンを閉めておくように言われている(お互い顔を会わせないのがベター?)のですが、日曜日は職人さんも休みなのでゆっくり見ることが出来ます。改めて見てみると、ジャングルジムのようで、さらに、渡り廊下のような足場まで付いているはないですか!小学生の頃の頃の私だったら、即、この足場に上がってしまっていたことだろうな (^o^)。 今の私では、規則のことよりも、先ず身体が重くて簡単には上がれそうもない(涙)。何十年振りかで、そんな遠い昔の記憶を思い出させていただきました。今回の大規模修繕工事は7月まで続くので、まだしばらくは思い出とも共存です。

塩野七生のエッセイ集「想いの軌跡」

2013-05-18 13:43:00 | 読書
塩野七生が書き置きながら、これまで出版されずにいたエッセイを集めて最近出版された「想いの軌跡」を読みました。

1975年から2012年までの間というと、30年以上にわたるもので、読む前にそれぞれの執筆時期を確認しながら読むというのも、ああ、あの時期か、そう言えば、等々、楽しいことでした。また、これまで出版されたエッセイの多くは特定分野(ローマの魅力とか、海外からみた日本とか)をフォーカスしたものでしたが、これは未発表ものの、いわば「寄せ集め」なので色々なトピックがあるのも、読んでいて愉しいことでした。その中でも特に印象深かったものを二、三、ふれておきます。

一つはイタリアのファッションについて、彼女は「イタリア人の美的感覚に全面降伏」と言っています。特にファッションについては自分で選択してもとても及ばないので、ショーウインドウのマネキンが身につけているものを上から下まで一式一揃いと言って買うのがベストとまで言うのです。その後でフィレンツェに旅したので、滞在中、そういう視点から衣服のショーウインドウを眺めてみると、うん、なるほどと納得出来るものがありました。一揃い着て帰ろうかな(笑)とまで思ったほどですから (^o^)。
 

ファッション関連では、日本女性についての苦言も興味深いものがありました。「日本女性はファッション、化粧等できれいになったが、姿勢が悪い。姿勢が悪いと、どんなに奇麗に着飾ってもみすぼらしくなる。」日本女性は男に見られることに慣れていないのだから、この点については女を見つめない男にも責任ありと、男性にも耳に痛い指摘もありました。とは言え、あまりジロジロ見ると怪しまれたりもしますから、どうしたらいいものやら・・・

あとひとつ、バンザイと同意したのは、「食の細い人からは、強い意志や気力が感じられない。一緒に食事していても少しも愉しくない。食の細いひとには面白くない人が多い」との指摘です。これは決して量の問題ではなく、食に対する関心、意欲、喜びのことですが、ここまではっきり断定した文章には余りお目にかかることがなかったので、スカッとしました。

塩野七生は私にとって本当に不思議な作家です。著者個人のファンではありませんが、その著述作品はどれも面白くて仕方がない、20年来の大ファンです。昔のルネッサンス物から、15年にわたって書き続けた「ローマ人の物語」、その間に様々なトピックで書き留めた随筆など、どれも興味深く読みました。私のイタリア好きの一因になっているのかもしれませんね。今後も彼女の作品を楽しみにしています。

マイ花粉シーズンの終了

2013-05-13 13:16:40 | ヘルス
どうやら私にとっても今年の花粉シーズンがやっと終了したようです。
今年は花粉がピークの3月はフィレンツェに避難(?)していて楽をしたものの、4月に帰国した途端に目と鼻の症状が再開してしまいました。それでも4月後半には、スギ花粉が終わったおかげで目の症状(痛み・痒み)は収まったのですが、ヒノキ花粉のために鼻づまりや鼻水が5月になっても続いていました。ティッシュはどんどんなくなるし(外出時が大変でした)、夜寝ている時も鼻づまりで目覚めたりするので、4月末からはブリーズライトを使用して凌いでいました。

 

これが中々のスグレモノでして、就寝前に鼻に貼った途端に空気の流れが良くなることを実感できるのです。それのおかげで夜中も鼻づまりで苦しくなることなく休めました。毎晩愛用していたのですが、昨日は昼間、鼻づまりも鼻水も殆どなくなったので、夜のブリーズライトを止めてみたところ、何の支障もなく寝られたのです!

今朝起きてからもティッシュを手放せないということなく(起床から数枚程度)、どうやらこれで今シーズンを終えられたようです。あー、よかった (^_^) 17回目の花粉シーズンまで9ヶ月位は楽できる!

「うわー、人がいっぱい!」

2013-05-10 20:29:40 | 大学ボランティア
これは今日の武蔵大学「デジタル恊働学」講座の中での女子学生の発言です。

講座は演習形式なのですが、毎回終わりに各グループの代表者(毎回交代)が作業結果をパソコンを使って(パワーポイントファイルをプロジェクターでスクリーンに映して)発表します。その中の一人が会議室の前方に登場しての第一声でした。会議室には受講生22名が着席している中でのプレゼンテーションなのですが、人前で話すことには慣れてないことは承知の上で体験させています。講師陣は皆、職場の経験から人前でプレゼンテーションすることに慣れているので、何とも思っていませんでしたが、そう言われてみて、あらためて発表者の目線で眺めてみると・・・確かに狭い会議室に人がいっぱいでした。しかも、みんなが自分を見つめている!「うわー、人がいっぱい!」この一声に、教室中が大爆笑(^o^)//

何でもない一言でもありますが、惰性でもって忘れていることを気付かせてもらった一言であり、女子学生の素直な感想が強く印象に残ったのでブログに記録しておきます。その様子を写真にしたいのですが、大学内でのことでもあるので、残念ながら。

今期の授業も今日で4回目ですが、全員が皆勤、宿題も真面目にやっているようで、順調過ぎるくらい順調に進んでいます。男子学生ゼロという異常(?)事態にどうなることかと、いささかの懸念もありましたが、男女間の遠慮や依存がなく、却って全員参加のチームワーク「恊働」が出来ているようで、教える側として嬉しい思いをしています。

明日は生徒の側(イタリア語)ですが、教える側で感じたことを逆の立場でも忘れないようにしなければ(汗)。

ラテシェーカーで自家製カップチーノに成功!

2013-05-06 17:50:26 | イタリア
牛乳から泡立ちクリームを作るというラテシェーカーなるものを使い始めました。
数年前からイタリアで覚えてきたモカでもってコーヒーを淹れるようになっているのですが、泡クリームも使ってみたいなと考えていました。そのための道具があるのは知っていたのですが、電動式で手入れ(使用後の洗浄)と保管場所(我が家の台所は狭い)の観点からためらっていました。それが、先日、新聞のお役立ちグッズ欄で、“カフェラテのミルククリーマー:手で振るだけ、フワフワの泡”という記事でHARIO社のラテシェーカーなる新製品が紹介されていたのです。途端に目が吸い込まれ、これだ!という次第で、早速に東急ハンズで買ってきました。


さて使ってみて、初回は完全な失敗。新聞の紹介記事では簡単に思えたのですが、全く泡が立たず。蓋の締め方も悪かったようで、シェーク中に牛乳が飛び散って、さんざんな結果に終わりました(=_=”。

あらためて説明書を読んでみて、牛乳を冷やさなければいけないことを知りました。冷蔵庫にある牛乳をコップに注ぐと通常は10度くらいだそうですが、このシェーカーで泡立てるには、1度から5度程度にまで冷やさないといけないので、冷凍庫で10分から15分ほど冷やすのがいいと書いてありました。始めに読むべきでした(反省)。

せっかちな性分なので直ぐにやりたくて、その時は、急速冷凍のパーティションに入れて5分ほど冷やしてみたら、コップの下のほうがやや凍結気味、急速冷凍ではいけないようです。とは言え、折角だったのでその牛乳で試してみたところ、少しは泡立ったので一歩前進といったところでした。これが2回目のことです。

翌日インターネットで体験談を色々調べてみたところ、やはり適度な冷却と、相当しっかりとシェークすることが大切だということを学びました。説明書には20秒から30秒とありますが、1分くらい必要なようです。そこで牛乳を冷凍庫に入れてタイマーで正確に10分間冷やしました。それからシェーカーに移して、これまたタイマーで1分間、ひたすらシェークしました。結果は、完璧とは言えないまでも、まあまあ泡クリームのようにはなりましたので、一応は正しい方向へ進んできたようです。泡立ちはまずまずだったのですが、蓋の閉じ方・開け方が正しくないのか、開ける時にこぼしたり、容器の両側に分散したものを上手く使い切れなかったりと、デリバリーの面で改善が必要のようです。それでも3回目で一応それらしい泡が立つようになり、コーヒーに注いだらカップチーノらしくなったので、妻からも合格点をもらいました。

さて5回目でここまできました。

大分カップチーノらしくなったと自己満足しています。牛乳は冷凍庫でタイマーで10分間冷やす、残り3分からモカコーヒーをコンロにかけたのですが、コーヒーを淹れるのに5分ほどかかったので、牛乳は結局12分くらい冷凍庫で冷やしたことになりましたが、結果はオーライでした。冷やした牛乳をラテシェーカーに移して、これまたタイマーで1分、必死にシェーク、プラスおまけに10秒、その結果、泡クリームはこのように満足のいく出来栄えになりました (^-^)。ただラテシェーカーからコーヒーに注ぐ段階がまだスムーズでなくいのですが、後は日々の研鑽ですね、ラテアートも可能かも?(笑)。

 
構造が単純なので後始末が簡単なことも気に入っています。ビアレッティのモカと併せて、私のいいオモチャが増えたようで、ゴールデンウィークの後も仲良く遊べそうです。

映画「カルテット:人生のオペラハウス」を観ました。

2013-05-03 20:06:55 | 音楽・映画
先週に続いて昨日、またまた“高齢者が主役”の映画を観てきました(苦笑)。
タイトルはオペラでの四重唱を表すカルテット、作品の紹介文が「引退した音楽家たちのホームで、英国オペラ史に名を残す4大“旧”スターが再会。ホームの存続をかけ、史上最高齢のコンサートが今、幕を開ける!!」これだけでも興味をそそられました。プラス、ダスティン・ホフマンが監督だというので出掛けたのですが、十分に期待に応えるものでした。



高齢とはいえ、実力のある俳優が高齢であること(ホームの住人は当然全員高齢者ですから)を隠さずに熱演、と言うよりも、自然な演技がよかったです。主役の4人以外では本物の元音楽家が多数出演していたことも、演奏や歌声が吹き替えでないリアル感をもたらしていたようです。当然、オペラを始め、沢山の音楽に溢れていたことも、楽しさの一つでした。また、イギリスの郊外の古い館を老人ホームに改装したという設定でしたので、イギリスの緑溢れる素晴らしい田園風景も素敵でした。

加齢に開き直って楽しむ人、加齢を受け入れられないで悩む人、様々な高齢者の姿の描写も興味深いものがありましたが、誰に対しても優しい眼差しで見ている監督を感じられる面もあり、ダスティン・ホフマンに敬礼です。マスコミでは余り話題になっていないようですが、シニア割引対象の方々には絶対のおススメです。

おまけですが、昨日の映画館は東宝シネマ川崎だったのですが、この映画が9スクリーンある中で運良くたった一つだけのプレミア・スクリーンだったのです。これが素晴らしい!

ちょうど新幹線のグリーン車のような、と言ったらいいのかな、レッグスペースはかなり広く、背中がヘッドレスト分まで高く楽にもたれかけられるもので、加えてシートがリクライニング、余り倒すと眠ってしまいそう(?)なので加減しましたが、実に心地よいシートだったことも映画の楽しさを増したようでした。(シートの写真はどちらもインターネットから借用したものですが)