気ままなひとこと

折々にふれ、思いつくままに、気ままに書き留めるBLOG

「永遠のゼロ」を読みました。

2013-11-21 16:05:13 | 読書
この夏に読んだ「海賊と呼ばれた男」に続いて、同じ百田尚樹の「永遠のゼロ」を前作同様に息子が貸してくれました。いやあ・・・面白かったです、感動しました。今年のベストセラーの上位にランクされることに納得です。

零戦にまつわる戦争を背景にした小説ですが、戦後の戦争ものに共通することなのですが、この本でも、日本の軍上層部の無能さ、無責任さ、リーダーシップのなさに呆れ、加えて、兵士に対し、どこまでも人命軽視していたことには憤りを覚えます。今年は宮崎駿の映画「風立ちぬ」があって零戦が大いに注目されていますが、零戦の攻撃力は広く知られていることですが、この作品では、搭乗員の命を守るべく防御能力については全く考慮されていなかったことが明確に伝えられています。

そのように呆れるような事実も数多いのですが、同時に主人公を通じて零戦搭乗員、神風特攻隊員の心情・真情が巧みに描かれていることで、惹き付けられます。500ページを超す部分が戦時中のストーリーなのですが、最後の数十ページでもって、戦死した主人公、生き残った仲間を通してヒューマンタッチで読者の心に迫ってくる仕立てが素晴らしかったです。

私の学生時代は(50年ほど前!)、文学、小説、ノンフィクションなどで戦争を取り上げた読み物が多く、気付かないうちに戦争体験を学んでいたようです。ところが最近は読み物のジャンルが広がり、全体の出版物の中で戦争を取り上げる作品が少なくなっているようですが、そんな中で、このような小説がベストセラーになったことは大変嬉しいことです。私自身は次の世代に対し、直接には戦争体験を語り継げないだけに、このような作品を通じて、若い人たちに戦争について学んでいって欲しいものです。12月に映画が公開されるそうですが、見たいですが、涙で苦しくなりそうなので・・・。この本だけで満足します(苦笑)。

パノラマ写真が面白い!

2013-11-14 16:53:43 | 交友
先日、昔の職場の友人と久し振りに会いました。一年数ヶ月振りですが、お互い変わりなくで、何より、同学年なのですが、現役の時よりも退職してから二人で飲みに出掛けるようになりました。コンピューター会社を離れてみて、ITが仕事だけだった人たちと、退職してからITをオモチャのように楽しむタイプとに分かれることがわかりました。で、Kさんと私は後者のようで、その点でも大いに気が合うのです。

居酒屋での会話は年相応に自身と家族の健康の話から始まり、飲酒習慣の変化、共通の知人たちの動向と、まあよくある退職者の会話が続きました。その後で、やっと、満を持したように(!)共通の趣味であるデジタル機器の話題になりました。彼に会う度に、毎度何か新しいことを教えてもらうのですが、今回はスマートフォンでのパノラマ写真を教えてもらいました。

彼はソニーのスマホなのですが、パノラマ写真が簡単に撮れて面白いというので、その場でデモンストレーションとして撮影してくれたのが、この写真です。

パノラマは180度まで拡がるとか、居酒屋ですので背景もモデルもぱっとしませんが(苦笑)、それは無視して、広がりが面白いなと思いました。で、彼いわく、私のiPhoneでも出来る筈だというので、さっそくカメラアプリを開いてみると確かに「パノラマ」機能あり。カメラ(iPhone)の動かし方を教えていただき、翌日、自宅で試してみました。

何度も試して何とかパノラマ写真の雰囲気を伝えられそうな出来になったのが、この写真です。サイズは縮小しましたが、決して普通のバランスの写真をトリミングして横長にしたものではありません(>=<)" 素人写真の域は出ませんが、こんなにワイドに撮れるということが面白い!どんな風景がパノラマに似合うのか、これから色々と試してみたくなりました。

コンピューターでもそうですが、スマホでも機能が多過ぎて、知らない事が殆どなのですね。教えてくれたKさん、有難うございました!

大学模様 x 2

2013-11-10 13:14:46 | 大学ボランティア
一昨日は武蔵大学デジタル恊働学の7回目、前の週が学園祭で休講だったため二週間振りとなると、学生も講師陣も元のペースに戻るのに少し苦労のようでした。今回はいつになく賑やか、数年前から始めた我々ボランティア・メンバーが今期(小生)、来期(3人)で辞めるため、後任の手伝いメンバー候補が見学に来たからです。
 
左が授業開始前に大人(!)達が揃って討議した様子、右が授業中の学生によるプレゼンテーションの様子、同じ場所での雰囲気の違いが面白かったです。

教授は新任の方が決まっているので安心、Teaching Assistantとしてお手伝いするメンバーも一人は確保できているので大丈夫でしょう。少しずつ私の分の引き継ぎを始めたところです。もともとショートリリーフとして始めたことと、結構疲れるので、丁度いい潮時です。大体9時から14時頃まで、その内、授業そのものは90分なのですが、集中するせいか、毎回、帰宅した晩は疲れ切っている状況ですので。ということで、残り7回、頑張ります。

昨日は清泉女子大学でのイタリア語講座、こちらは後期になってまだ4回目ですが、“いつもどおり”です。こちらは生徒の立場ですから気楽に通っています。
 
五反田駅から10分ほどの島津山と呼ばれる丘にある旧島津藩邸は植物がいっぱいで素敵な構内なのですが、昨日はまだまだ緑ばかりでした。次回は今月末の30日ですので、その頃には色づいているでしょうから、楽しみです。

チーズおろし器のお気に入り

2013-11-07 15:22:26 | 料理・酒類(内食)

これが我が家で長いこと使ってきたチーズおろし器です。記憶ないほど大昔から妻が使ってきたもので、きれいに摺り下ろせるということで妻のお気に入りです。

最近になって私がパスタを作るようになってみると、イタリアで見るように、テーブルの上の出来上がった料理に直接かけるようなものが欲しくなっていました。味というよりも、雰囲気を求めて、という次第ですが。それで色々と検討して選んだのが、これです。

左手にこれを持って、右手でチーズを摺り下ろすのですが、これが気持ちいい!借用の写真ですが、こんな感じです。

使いやすい、出来栄えがきれい、雰囲気が楽しい!
使い始めてまだ一ヶ月も経ちませんが、すっかりお気に入り il mio “チーズおろし器”preferito / my favorite です。ネット上の評判によると、チーズだけでなく、果実や野菜にも使えるとか、まだ乳幼児の離乳食や強く噛めない病人食にも応用できるとか、使用範囲は結構広そうです。まあ、イタリア好きの私としては、当分はチーズおろしだけで満足、もう粉チーズには戻れない!?!チーズのお値段の都合上、併用はしていますが(苦笑)

デジタル記念日

2013-11-01 15:08:50 | デジタルライフ
丁度37年前の今日、1976年11月1日、米系コンピューター会社に入社しました。これが現在のデジタルライフに繋がるとは思いもしなかったことです。

コンピューターとの最初の接触はアメリカ留学中のこと、40年以上も前のことですが、FORTRANプログラミングのコース(勿論入門編ですが)をとったのですが、分からず大変苦労しました(汗)。それに懲りて(?)、以降はコンピューターとは関わりを持たないよう努めて避けてきました。卒業後、製薬会社、広告代理店を経て、次の転職先を探した時にはコンピューター系は避けていたのですが、他に適当な職がなく、止む無く(苦笑)コンピューター会社に転職した次第です。

コンピューター嫌いでしたが入社してしまえば、そんなことも言っていられず。幸いにもセールスだったためコンピューターに触れることなく生きて行くことができました(苦笑)。当時は、コンピューターに触れなくともコンピューターを売ることが出来た良き時代でした!

それが、10年後に営業職から内勤のスタッフ職に変わった時がパソコン普及期と重なったため、メールと表計算、ワープロが必須になって否応無しに日々の業務で使うようになりました。それが1986年でしたから、以来27年、コンピューターと共に過ごす日々が続いています。在職中は仕事の道具としての接し方であり、メールを見るのは苦痛に思えることすらあった(!)のですが、退職してからガラッと一変したのです。遊びの道具としてのパソコンを使ってみると、正に意識革命が起きたかのようで、楽しく遊ぶ道具になってきました。

その頃に(多分、まだスマホなる言葉は世に出ていなかったと思いますが)iPhoneに出会い3GSから4Sと使っているうちにデジタルがより身近になりました。旅行用に購入したMac Book Air(ゴッキュッパとは驚きでしたが)は旅のお供はまだ二回だけですが、居間に置いてあってTVを見ながら気になったことを調べるのに大いに重宝しています。さらに今年はキンドルでもって読書が楽になり、まさにデジタル漬け、デジタル三昧の日々となっています。

お手伝いしている大学の講座は“デジタル恊働学”、ボランティアとして参加しているスペシャル・オリンピックスではホームページの更新を担当、イタリア語の学びもロゼッタストーンというeラーニング、こうして気ままに言いたい放題を記しているのはブログ、等々。自分から希望して選んだ道ではありませんでしたが、37年前に始まるデジタルとの不思議なご縁に、今日、改めて思いを馳せているところです。