気ままなひとこと

折々にふれ、思いつくままに、気ままに書き留めるBLOG

スペシャルオリンピックス写真展開催中

2014-08-28 16:22:59 | スペシャルオリンピックス
ボランティアで参加しているスペシャルオリンピックスの広報委員会が主催で、先週の土曜日から明日まで一週間、人形町のギャラリーを貸していただき設立20周年記念写真展を開催しています。広報委員会のメンバーが交替で受付当番としてスタンバイするのですが、私は昨日までの三日間と最終日の明日が当番です。

写真展は委員会仲間にプロのカメラウーマンがいるおかげで実現しました。彼女に昨年来、各プログラムの活動を取材撮影してきていただいたものの中から厳選して、B全パネルが1枚、A全パネルが7枚、それにA2パネルが18枚と大量に用意して展示しています。さすが、プロのカメラウーマンが撮ったものですので、どれも秀作ぞろい!
 

三日間それらのパネルに囲まれて過ごしていると、それらの写真のアスリートたちが妙に身近に感じられてくるのが、自分自身の中で面白かったです。それまで会ったことのない彼等ですが、三日間、朝から晩まで、いわば“時と空間を共に”過ごしたわけで、不思議なものですね。

私の担当は平日なので、週末のような賑わいはありませんでしたが、昼時と夕方にはそれなりの数の方々、アスリートとファミリー、それにコーチの方々を中心にお出でいただき、子育てのこと、スペシャルオリンピックスの役割や価値など、色々な話が聞けて興味深かったです。私自身、知的発達障害やSOについてまた勉強できたことは嬉しいことでした。何しろ初めてのことなので、反省材料や改善点は多々あるので、次回の機会があれば、是非ベターなものにしたいものです。

アマチュア・ジャズ演奏を楽しみました。

2014-08-24 15:30:16 | 家族
昨日、息子が参加しているアマチュアバンドのジャズコンサートへ行ってきました。
彼は中学・高校では吹奏楽部だったのですが、大学入学以来、ジャズバンドのクラブに所属し、卒業後もいくつかのアマチュアバンドに参加して、オフビジネスの趣味として楽しんでいます。私自身、とりわけジャズ好きというわけではありませんが、息子の縁から、毎年一回くらい、彼の参加するバンドのライブやコンサートを楽しんできています。

昨日はそのバンドの結成10周年記念コンサートだそうで、珍しくライブハウスではなく、千代田区の公共施設を借りてのものなので、シニアの観客にとっては見やすい環境で助かりました。そのせいもあってか、観客はライブハウスでの若者世代中心とは違って、今回はメンバーの家族が多数、我々夫婦のような親世代とメンバーの家族連れが多く、ジャズコンサートとは思えないような明るい雰囲気のものでした。管制室が託児所のようになっていたのにはビックリ!あれなら子連れでも安心ですね。

コンサートは三部構成。第一部がスタンダードナンバー、第二部がゲストの大道芸のユニットとのコラボ(BGM演奏)、そして第三部がチック・コリア特集。ジャズに余り詳しくない観客を意識したこともあるのでしょうが、コンテンポラリーとかマニア向けのものではなく、馴染みのある曲、聴き易い曲が多かったことも嬉しかったです。
 
我が息子はテナーサックス担当、昔は速吹き(?)で勝負しているような感じもありましたが、30代半ばになった今では、スローなダニーボーイをじっくりと聴かせるようにまで円熟(?)楽しい趣味を持った人生は、(自分自身が大した趣味を持たないだけに)素晴らしいものに思えます。親バカかもしれませんが・・・

マグロかま塩焼き定食に感動!

2014-08-20 10:26:02 | 食べ歩き(外食)
久し振りに自由が丘の仁松庵を訪ねランチをいただきました。ここは奥沢と自由が丘の間に位置し、決して繁華街ではないのですが、昼時には行列になる店です。しかも、その行列が、若い世代ではなく、高齢者(50代、60代)が中心という、珍しいお店です。
和食の店でランチは十種類以上あるのですが、今回はメニューの端にあった「マグロかま塩焼き」定食をいただきました。


かまの塩焼きですから時間がかかるものと覚悟はしていたものの、20分位待つ間に、後からきた他のお客さんが食べ始めたりで、食欲を刺激されていました。出て来たものは、想像以上に大きな“かま”がドカーンと。一人で食べる昼食用なので、もう少し小さなものかと思っていましたが、遠慮なく(!)立派な“かま”が出て来ました。

一人で食べるには勿体無いほどに、食べでがありました。
 
左写真が食する前のものですが、行儀悪いのを覚悟で食後の姿を撮ったのが右写真です。正直、一人前としては多過ぎのようでしたが、本当に堪能しました。
ご飯、味噌汁のほかに小鉢が3つで、税込み1,290円は納得です。しばらく時を置いたら、また食べたいランチです。

「みをつくし料理帖」完結!

2014-08-14 15:43:08 | 読書
ついにというか、とうとうというか、大好きな「みをつくし料理帖」の第10作が完結編として出てしまいました。前作で8月に完結編と予告されていたので、これまでの9冊を読み返し、完結編を楽しみに待っていました。と同時に、このシリーズが終わりになってしまうことには寂しさもありで、待ち遠しいような、待ち遠しくないような想いもありました。とは言え、書店の店頭で見つけた瞬間、即、手に取り、レジに向かってしまいました(笑)。

第10作のタイトルは“天の梯”(「てん」ではなく、「そらのかけはし」と読むそうですが、完結編に相応しい)と表紙の装丁がピッタリ合っています。
このシリーズを通してですが、著者の高田郁さんは漢字の使い方が上手い!“料理帳”ではなく“料理帖”、今回のタイトルも“架け橋”ではなく“梯”、漢字の使い方に詳しくない私ですが、漢字の見た目からくる印象の違いは感じます。北極星のことだそうですが、“心星(しんぼし)”と書くと、同じ星が現代の星座の中ではなく、江戸の町から見上げる、何か特別な星のように思えてきます。

ほかにも:
「小走りになる娘の項を、唐梅匂う風が、さらりと撫でて追い越して行った。」
「刹那、澪は双眸を見開いた。」
項(うなじ)や双眸(そうぼう)など、現代から小説の舞台に読者をタイムスリップさせるような漢字を使うことが多い。
また:
「東天高く輝く孤高の月が、溢れ出す想いに耐える娘を慎み深く照らしている。」
「ふたりは暫し無言で互いを見つめ合った。二年の歳月が、小松原と澪の間に優しく降り積もる。」
「天の低い位置にある陽が、相手に伝えるべき言葉を探しあぐねる不器用なふたりを明るく照らす。」
こういった、正に高田郁の世界とも言うべき表現が、シリーズを通して随所に溢れていることも、この本の魅力の一つのように思えます。

さて、肝心のストーリーですが、完結編に相応しい展開に驚きました。ここまで、澪にはどのような料理人を目指すのか、恩義のある天満屋一兆庵を再建どう再建するのか、そして、幼馴染の野江ちゃんを吉原から救い出すことが出来るのか、という三つの課題があり、読者として、最後の一冊でそれらを全て解決するとはとても思いも寄りませんでした。それが、実に巧みであり、且つ、感動的な展開でもって完結させるとは、実に見事!

澪の目指す料理人とは「食は人の天なり」:
「料理はひとの命を支える最も大切なものです。だからこそ、贅を尽くした特別なものではなく、食べる人の心と身体を日々健やかに保ち得る料理を、私は作り続けていきたい。医師が患者に、母が子に、健やかであれと願う、そうした心を持って料理に向かいたいのです」
残りの二つの課題についてはここでは控えておきます。

5年間、本当に楽しませていただきました。著者があとがきで、しばらくしたら“登場人物のその後“といったものを書きたいと言っていることに期待しています。

初めてのバジル栽培進行中

2014-08-11 16:02:39 | 料理・酒類(内食)
イタリア語のクラスの友人からバジルの苗をいただいて一ヶ月になります。経験者は簡単、カンタン、と口を揃えて言いますが(「お陽様と水気を枯らさなければ、あとは放っておいて大丈夫」、)全く初めての小生にとっては期待(ワクワク)と不安(ホントかな)の一ヶ月でした。


いただいたその日に在りものの鉢に植えたのですが、ネットで調べてみたら相当の間隔を置いて植えるとか。慌てて翌日に近所の園芸店でプランターと土を買ってきました。いただいた苗はそれだけでも余るほどだったので、家にあった小さな鉢も追加しました。


2週間後です。どうやら根付いたようです。一安心。
この後の2週間に二度ほど摘んで、パスタやサラダの彩りにして食しました。


一ヶ月経った現在の様子です。順調、これならあと一週間もしたらバジルソースに挑戦出来るくらいのものになりそうです。上手くいったらまたレポート予定。
自分で育てたバジルを口にするなんて、考えていなかったことですが、楽しい体験をしています。

初めての夫婦ポートレート写真

2014-08-07 16:27:37 | 家族
一昨日、渋谷の写真スタジオで妻と二人の記念写真を撮ってもらいました。スタジオアオラといって、スペシャルオリンピックスのボランティア仲間(カメラウーマン)のスタジオ、いかにもプロのスタジオといった雰囲気でした。

(これはスタジオのホームページから借用したもので、小生が撮ったものではありませんが。)
http://studioahora.com/information.html

撮影の前に、先ずはメークアップから。私は全く初めて経験、パフでのファウンデーションは顔の陰陽(デコボコ)を隠して映りを明るくするためだとか、それと、眉をしっかりと黒くしてもらうと、鏡に映った自分をみて、確かに、若返りとまでは言いませんが、元気よくなったように見えるのが不思議でした。初めてのメークをしてもらって、結構モデル気分になってきました(笑)。

撮影はそれぞれ単独のものと、夫婦二人でのものと3種類を撮っていただきました。
 
一人のものはスツールに座ってでした。姿勢については何度も指摘されましたが、背筋を伸ばして、且つ、前屈みになるのがいいようです。他にも身体・顔の向きとか、両手の合わせ方、左右の肩の上り下がり等々、プロの写真家にかかると素人もモデルらしく(?)なるようです。合間合間にメークの方が整えてくれます。因にメークの方はカメラウーマンの妹さん、姉妹で仲良く、いいですね。

約1時間半の撮影で撮ったものから目をつぶったものなどを外して、200枚を超える全てをCDにして送っていただきました。iMacの21インチ画面に映してみると、どれも素晴らしい出来栄え、さすがです。プロにお願いして撮っていただき大満足!スライドショーで見ると楽しい!
ブログの証拠用写真(?)の選択は、膨大な中から選ぶのが難しいので、メーク担当スタッフの方があちらのブログ用に選んだものにします。
  
恥ずかしいので顔は少しボカしましたが、雰囲気だけをこのブログに記録しておきます。
3月に帽子のモデル(ボランティア)をしたことがきっかけで今回の写真撮影になったのですが、昔ながらのいわゆる写真館を静止画とすれば、現代的なスタジオでの記念写真は動画的であり、とても楽しい“イベント“でした。癖になりそう???

“聖なる無用性“

2014-08-01 15:30:48 | キリスト信仰
興味深い言葉です。先だって清泉女子大学生涯学習の一日講座「寅さんとイエス」で聞いた言葉です。講師は清泉女子大の教授であり、且つカトリックの神父でもある米田彰男さん(教授、神父というよりも“さん”づけのほうが似合う方です)、私と同じ団塊世代の方です。2年前に出版された同名の著作を読んでいたので、どんな講演になるかと楽しみに出席しました。

1時間半でもって300ページ近い本の内容をカバーすることはとても無理、米田さんは著作のプロローグだけを取り上げて、講演して下さいました。私が一番印象的だったことは、冒頭、寅さんとイエスの共通性のキーワードは「聖なる無用性」にあるとの発言でした。講演の中では「聖なる無用性とは何か」との説明には入らなかったので、後日、この本を読み直して米田さんの発言の意図を探ってみました。

著書の中に“聖なる無用性”という言葉そのものは見つけられなかったのですが、それに関係しそうな意味合いで、フーテンについての記述が前半に多くありました。曰く、フーテンとは社会常識からはみ出した者のことであり、寅さんだけでなく、イエス・キリストも、取税人や娼婦など一般社会から見下された人々と会話・会食したりするのは、正に当時のユダヤ人社会の常識から逸脱したことである。

また、このような記述もあります。フーテンとは「暇を生き抜く」ことで、キリスト教会の牧師も「一人を追いかけることを寅さんに学びます。それが羊飼いではないでしょうか」と言っています。“迷える一匹の仔羊”の譬えを思い起こさせます。ここで言う“暇”と時間的なものというよりも、精神的・心理的なものを指しているのでしょう。そのように“暇”を持つことにより、他者に対して優しくなれるのであり、それこそが“聖なる無用性”という意味なのかなあ・・・自分は無用であるから、その”暇”を全て他者に捧げることこそが・・・

暇を持つという生き方については、こうも述べています。
「困っている人、苦しんでいる人、悲しんでいる人に近づき、その人のために惜しみなく時間を空け、その人の必要を満たして友人になりなさいというイエスの教えは、正に寅さんの生き方であり、イエスこそ寅さんの生き方を絶賛するだろう。」
これは聖書の中で有名な「善きソマリア人」の譬え話そのもののようですが、これこそが、この著作のメインテーマのように思えました。再読したおかげで気付いたことです。

寅さんに関する話題のおまけとして、渥美清死の直前にクリスチャン(カトリック)の洗礼を受けたということを初めて知りました。奥様と同じ信仰を持つことで、天国でも一緒にいたいという願いからだったとか。チョットいいお話ですね。
キリスト信者にも、そうでない方にも、楽しく&有意義な講義でした。