気ままなひとこと

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105円の出会いの楽しみ

2012-08-03 16:59:15 | 読書
ブックオフ、大いに利用しています。元々は読み終えた本を売る目的で行くようになったのですし、今でもゴミで捨てることはなく近くの店に売りに行っています。ただ近頃は、合理的な必要性(売却)からよりも、何かいい本ないかなと、買う目的で訪れることが多くなっています。


買うのは専ら105円コーナーです。105円コーナーというのは、その店で引き取った後、多分、ある一定期間売れなかったもの(多分店長の判断なのでしょうが)が値下げしてまわされる場所、きつい言い方をすれば、人気のなくなった売れ残り。でも本の場合は不思議なもので、売れ残りの中に、自分にとっては興味深いものが見つかることがあるのです。しかも、図書館のように何人もの人が読んで汚くなったものではなく、新品同様のきれいなままのものも多いのです。私も汚れたものや書き込みのあるものは嫌なので避け、大体は新品同様なものを買っています。

以前から気になっていた本を安く買えることも嬉しいですが、何よりも嬉しいのは、これまで知らなかった本で自分の興味にピッタリの本に出会うことです。例えば、先週、見つけて買ったのは、犬養道子著「ヨーロッパの心」、篠利幸著「イタリア好き」、前者は愛読している著者の一人ですし、後者はイタリア好きのフリー・ジャーナリスト、どちらもここ十年以内の比較的新しい出版ですが、私はその存在を知らなかった本です。そして、体裁もきれいなんです!そんな本が105円で入手出来るとは、何と恵まれたことかと喜んでいます。

私が読み終えて売却した本も、105円でいいから誰か興味をもって手に取ってくれる人と出会えますように。

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