「川柳」とは≪江戸中期に発生した雜俳のひとつ。季語や切れ字などの制約はなく、口語を用い、人生の機微や世相・風俗を滑稽に、また風刺的に描写するのが特色。≫と辞書に書かれてある。この「川柳」が宿泊したホテルの売店の壁に10数枚、貼られていた。私はこれを何とはなしに読んでみた。
その中で数枚の「川柳」に私は共感した。振り込め詐欺で騙される人が後を絶たないが、何百万円とお金を持っている老人が多いのだろう。その「川柳」は⇒「振り込めと 言われたその額 持ってない」であった。また、私の孫にも同様の傾向が見られるが⇒「わが娘 寄りそう時は レジの前」。
次もお金にまつわる話である。⇒「一戸建て 手が出る土地は熊も出る」。中にはクスッと笑って読んだ「川柳」もあった。⇒「逆らわず いつも笑顔で 従わず」。「やせてやる! これ食べてから やせてやる」。「減っていく ボーナス、年金、髪、愛情」など、なかなか面白い作品が目に付いた。
川柳の掲示されてあるホテルのロビー周辺。
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