某銀行員日記

とある銀行員の日常を書いたブログ。政治・経済・文化・芸能、硬軟取り混ぜて日々思ったことを主に書きます。

誰かが助けてくれるという考えは捨てないと

2006年11月23日 21時59分35秒 | 真面目な独り言
夕張市再建案に市民ら悲鳴・怒り 「出るも残るも地獄」

財政破綻した夕張市の再建案に、市民や市職員の反対が強まっているとか。
しかし、これは甘い考えですね。
いつかは国か誰かが助けてくれる。
そんな考えが、360億もの多額の借金へとつながったといえるでしょう。

民間ならば、ボーナスが半分だとか、福利厚生施設が売却されたりするのは当然。
今回の再建案も、まだまだ厳しくできます。

「総務省はそこまでやらせるか。地域を壊していいのか」
なんて寝ぼけたことを言う人もいますが、そこまで自らの首を絞めたのは結局のところ夕張市民自身です。

日本という国も、夕張市ほどではないにしろ、ひどい状況に変わりはありませんでした。
しかし、そこで誰かが助けてくれると甘えるのではなく、自ら改革することを日本国民は選択したわけです。

様々な批判はありますが、少なくとも健全な方向へは動いています。
その批判も、方法論や考え方への批判とともに、ただ既得権益を失うことからくる批判もありますが。

今がよければどうでもいい。
ツケは先送り。
こんな考え方がいつまでも可能なはずはありません。

政府だけでなく、地方自治体も自らのあり方を考え直すべきでしょう。
手厚いサービスは理想ですが、身の丈に合わないことを続けることは不可能です。

夕張市のように、最低水準の行政サービスだけでどこに問題があるのでしょうか。
少なくとも私は、自分の便益のために子や孫にその負担を押し付けるなんてことをしたくはありません。



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