某銀行員日記

とある銀行員の日常を書いたブログ。政治・経済・文化・芸能、硬軟取り混ぜて日々思ったことを主に書きます。

「寄付」の次にやるべきこと

2011年04月04日 00時00分08秒 | 真面目な独り言
東北大震災への寄付は3週間たった今でもとどまるところを知りません。
数千円単位どころか数万円、数十万円を赤十字の口座へ寄付をする人が絶えないと聞きます。
しかし、それでいいのでしょうか。

報道によると、日本赤十字などへの寄付金総額は阪神大震災を超えたとか。
今はその寄付金の分配を決めるのに時間がかかっているという報道もありました。
我々はもはや次の行動を起こすべきときなのではないでしょうか。

寄付の次にするべきことは何なのか。
色々とあるでしょうが、一番重要なのは震災以前の日常を取り戻すことだと思います。
一刻も早く震災という非日常から、通常の生活へと立ち返ることが第一でしょう。

そして、できるだけ多くの消費活動を行うことも重要です。
テレビなどでは、買占めは止めようというACのCMが流れていますが、それが正しいとは思えません。

日本各地において、自粛という名の下、消費活動が制限されています。
それによって経済活動が停滞し、ゆっくりとですが日本という国の経済活動が滞り、国の血流と言うべき経済が止まってしまっています。
これではゆっくりと日本が死に近づいているのと変わりありません。

震災の復興には多大な費用と時間が必要です。
そのためには、日本という国が被災地域を支えるだけの経済力を保ち続けなくてはなりません。
消費活動の停滞は、その経済力を保ち続けることが不可能になるということを意味します。
今の日本に必要なのは、少しでもモノを消費することではないか。
私はそう思います。

震災の直後、パニックを起こさぬために買占めを止めるということは意味があったと思います。
しかし、いまではどれだけ消費を増やすかという方が重要だと思います。

自粛するのではなく、少しでも多くのお金を消費し、経済をまわす。
そのことを国民全員が考えるべきではないでしょうか。



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