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MOMENT

レンタルDVD三昧なアナログオヤジの、店舗型レンタル店の残日録。

月影忍法帖 二十一の眼

2025-03-22 17:17:17 | 邦画
東映チャンネルの忍者映画特集番組で拾った作品
まぁ松方弘樹さん主演の忍者映画ですが、なんと敵役には近衛十四郎さん
父子共演の1963年製作の作品
 
一応山田風太郎先生の『忍者月影抄』を原作として東映時代劇専門に脚本を書かれてる結束信二さんと森田信さんの共同脚本
これは個人的なことですが結束信二さん全く面識のないお方で映画脚本家さんとして認識して尊敬もしていますが
実は結束信二さんの弟さんである結束三郎先生はなんと中学で社会を教わった先生でして東映時代劇好きな中坊の私が結束という珍しい部類に入る苗字から結束信二さんの名を知ってるってコトでお伺いしたら実はお兄様であると教えてくれたんですね
結束家の次男が信二さんで三男が三郎先生だったってコトでご長男のお名前聞いてなかったなぁ
 
忍者映画も大映の『忍びの者』からリアリティ重視の作風に映画も変わってきており
派手に印を切って消えたりガマに乗ったり竜で飛んだりしなくなった作品
忍者同士の肉体をかけて戦う映画であるんですが
派手に癇癪玉がボカンボカンとする映画でしたねぇ、それ以外に斬り合いが少ない
 
基本筋は八代将軍の座を争った吉宗と尾張大納言の確執を描いた作品で
松方弘樹は吉宗の命を受けた公儀隠密集団の頭領
近衛十四郎は尾張藩江戸家老伊集院頼母として甲賀忍者を配下にして江戸を混乱に陥れてその隙に尾張大納言を上京させて征夷大将軍の座を奪おうという計画を企てて
両忍者たちが秘力を尽くして戦うお話
 
クライマックスでは父子の斬り合いを期待したが、コト破れた暁に江戸家老が一人で企んだものとして腹切ってオワリ(尾張)っていう作品でした
まぁ歴史的な真実からも映画として架空の世界観に飛び出せなかった作品ということか
 
1963年製作、日本映画、東映作品
倉田準二監督作品
出演:松方弘樹、里見浩太郎、北条きく子、三島ゆり子、中谷一郎、大邦一公、小堀明男、植村謙二郎、曽根晴美、有馬宏治、団徳磨、近衛十四郎
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ノーベンバー 対テロ特殊部隊:最悪の 5 日間

2025-03-22 05:05:05 | 洋画未公開
2015年11月13日にパリ同時多発テロ事件が発生したっても当事者でもなく遠いアジアの東の果てに住む日本と言う国の
ある意味テロとか言うようなものからある意味無縁である私にとっては
そういやそんな事件があったようなって言う記憶もあやしい
そうなんですがそれはそれで人為的な恐怖からは逃れられてても日本人である限り地震と言うような天変地異という恐怖には晒されているわけで・・・
 
そんな人為的なISテロリストたちによるパリ近郊6か所の同時襲撃によって無差別に200人以上の人間が殺傷され
実はその10ヶ月前にギリシャのアテネでISテロリストの首謀者アバウドの逮捕に失敗しており、彼による報復テロでもあったようで、フランス大統領は非常事態宣言を出した上で
いわゆる司法という権力のありとあらゆる組織を挙げて首謀者アバウド捕獲に動いた五日間をドキュメンタリー風に司法側の視点で描いた映画だった
 
まぁそういうわけで実際にテロの様子やなにかの映像は皆無ですし銃撃戦も全くなく
地道にというか司法側が関連人物を挙げて行く捜査過程での聞き込みや情報を集めていく様を見せてくれるだけの映画ですが
司法側もアバウドに追いつくためには法を逸脱スレスレだったり、彼に追いつくために警官は人としての倫理というか相手の人権を踏みにじったり約束を反故にしたりというような姿を克明に見せてくれる
 
ある意味緊張感もこっちに伝わるものの、実際に司法側の人間も誰が誰やらどんな位の人物やらどこの組織の人物やらと系統立てて把握できずに
ただ本当に司法側の傍観者として画面を眺めているだけでしたが
彼らの意気込みと熱意だけは伝わってくる作品だったかな
 
ただ冒頭っていうか映画が始まる前に“事実を基にして作られた映画であるが政治的な意図はない”との注意書きが表示されている
 
2022年製作、フランス・ベルギー合作映画
セドリック・ヒメネス共同脚本・監督作品
出演:ジャン・デュジャルダン、アナイス・ドゥムースティエ、サンドリーヌ・キベルラン、ジェレミー・レニエ、リナ・クードリ
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