新東宝の映画をコンスタントにDVD化してくれてる国際放映の“新東宝キネマノスタルジア”シリーズの今月のニューリリース作品の一本がこの47分の作品と「スター毒殺事件」との抱き合わせなんですね
さすがに1954年の古い47分の映画をDVD一本としても売れないってことでの
天知茂さんと三原葉子さんお二人が共通ってことで抱き合わせたんでしょうね
今回はまずこちらから

なんとも実際にあったらしい事件
そう調べても調べられなかったんですが、映画のオープニングで実際の事件を元にドキュメンタリー風に作った旨のスーパーが流れてタイトルインでしたからねぇ
まぁドキュメンタリー風という企画なんですが犯人側も捜査する側って言っても予算もないようで
1人の新聞記者そう若き日の近藤宏さんの出演と彼のなれションでほぼ映画は進行されていく作りになってて
そのナレーションで捜査側の説明を尽くして
映像は犯人側の天知茂さんを追って作ってるんですね
オープニング1954年の東京銀座の街並みの俯瞰映像から始まり日比谷通りを逃げる防衛庁幹部と追う犯人たちに映像がフォーカスされてゆき逃げおおせた防衛庁幹部が保護されて
今回の事件が明るみに出るわけですが
1954年と言ったら昭和29年ですか戦後9年の東京の復興がすごいですよね
戦禍の後など銀座では全く見られない
まぁそう言ったこともこう言った古い映画だと現実の姿を記録してくれてるから
ある意味歴史的な価値も映画自体にもあるのでしょうね
見終わって周辺調べたら三原葉子さんのデビュー作でもあるらしい
天知さん演じる主犯格の彼女役
まだヴァンプ女優のレッテルが貼られる前の三原さんは当時21歳でまさにはちきばかりのお顔してらしたんですね
まぁ結局天知茂さんの逃避行を描いてるだけの作品でしたが
近藤宏さんがラストどうやら讀賣新聞社の屋上で事件の述懐するシーンで終わるんですね
盛り上がりもなんもなくただただ逃避行を続ける犯人側の映像を点綴してるだけに
ちっとも面白くもなんともない作品であったかな
貴重なのは先にも書いたように製作当時の1954年の
ロケをしていた東京の街並みが見られることだけかも
1954年製作、日本映画、蟻プロダクション作品、新東宝配給
浅野辰雄脚本・共同監督、田口哲共同監督作品
出演:天知茂、三原葉子、村山京司、加藤章、三砂亘、児玉一郎、上野綾子、有馬新二、倉橋宏明、川部守一、近藤宏