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レンタルDVD三昧なアナログオヤジの、店舗型レンタル店の残日録。

女教師 濡れて教えて

2025-03-15 17:17:17 | ピンク映画
日本映画専門チャンネルの恒例企画番組<おとなの桃色シネマ白書>の今月のOA分の二本目は今岡信治作品です
っていうかこの映画なんと吉岡睦雄のピンク映画デビュー作だったんですね
彼のこう言った作品でのキャラはこの作品で確立されたようですが
作品をかさねていくうちに柔軟さが醸されて実に良いピンク役者に成長していくんですが
まだ彼のそんな役者としての資質は発揮されずにちょっと硬質な演技ではあるもののきちんとキャラクターを確立した演技を見せてくれていましたかね
っていうか最近ではそんな彼を使いこなせるピンク映画もOP映画一社だけですから
ピンク映画に出番なしと
一般映画でよく見かけるようになりなしたけどね
 
さてこの作品一応はプログラムピクチャー制度の中でピンク映画として国映が製作して新東宝の番線に乗っかった作品ではあるものの
何故かというかどこかピンク映画らしくないっていうのはやはりピンクとして一応三人の女優さんをしっかり脱がしているんだけど
劇場に足を運ぶお客さんに媚びるようには作られていませんから
いくら”女教師“とかピンクやエロ映画の定番の客寄せフレーズを使っても
さらに濡れ場がなんぼあってもこの映画にエロさが全くと言っていいほど感じられない
 
しかし、私は“女教師”ってずーっと昔から“おんなきょうし”って呼んできてましたが
この作品に関しては日本映画専門チャンネルの番組紹介ページでは私同様に“おんなきょうし”とルビ振ってくれてましたが
ほとんどのエロチック作品では“じょきょうし”なんですよね
一体どっちがいいんだろう
個人的には“おんなきょうし”に私はエロさを感じるんですがね
 
さて映画としてはオープニングでポコ○ンを教室の窓から陽に当てて日光浴してるんですっていう生徒が言うところの“目の見えない雲雀は肩に死んだ人の魂を乗せて・・・”って言う方向性に作品が向いてしまっていて
そこはさすがに今岡館監督の真骨頂になってしまってるような作品だった
何時も言ってるがこの番組枠のPさんは実にピンク映画の選択に自信ありきの人ですね
 
切り口の違う記事はコチラ
 
2002年製作、日本ピンク映画、国映作品、新東宝配給
今岡信治共同脚本・監督作品
出演:高野まりえ、小倉あずき、米倉あや、吉岡睦雄、松島圭二朗、土橋大輔、羅門ナカ、理佐ライオン、イッペイ、岩越瑠美
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東京カウボーイ

2025-03-15 05:05:05 | 洋画
日本映画を積極的に見ていこうという企画・・・
いや違ったこれって純然たるアメリカ映画だったんだ
製作・脚本・出演が藤谷文子で監督がマーク・マリオットで主演が井浦新っていう布陣でアメリカ映画
そう藤谷文子さんってそうなんですよステーブン・セガールの娘さん
お父さんの映画にも出演されてたこともありますが、平成ガメラシリーズで主演されてた方
小説家でもあり俳優でもあるしってことで彼女が作ったさくひんだったのね

日本人でありアメリカ人の血も入ってる彼女だから書けた脚本だったんでしょうね
いわゆる日本人とアメリカ人の文化の違いのギャップとアメリカでもきっとそうなんだろうけど都会と田舎の住人とのギャップみたいなもの全てを打ち込んで自分を新たに発見する1人の男坂井英輝(漢字表記は予告編からのいただき、本編中は全てヒデキサカイだった)の物語
まぁアメリカと日本の血が混じってる人だから書けたオリジナル脚本とも言えるのかなぁ

ってことで食品商社に勤める営業マン坂井英輝39歳
実に遣手の営業マン、今日も後継者のいないチョコレート会社を自社のものとして受け継ぐ契約を済ませたばかり
あまりの忙しさに渋谷の路上でコンビニ弁当での昼食
しかし、そこは遣手のエリート営業マン、なんと副社長のケイコさんと密かにお付き合いしてはや7年そろそろ結婚しようかってみんなの目を盗んで新居探しのするものの

今度は成績の上がらないアメリカの牧場で和牛を育ててそれを回転率の良い商売にしようって和田っていう牛専門家とアメリカに渡り牧場でスーツ姿で1人一大プレゼンするものの
牧場主と雇われカウボーイは誰も彼の話を聞いてくれず
観光客扱いに終始される始末
和牛をアメリカで生産しコスト削減でアメリじゃ市場にっていうアイディアは
それなりに勝機はある企画なんですが

やはり二の足踏む牧場主、スーツが田舎ではまずはスーツ姿が受け入れてもらえなかったっていうことがわかり
地元民と同じ格好でまずは和牛の飼料作りからっていうことを説き始め
段々と彼らと寝食を共にしてくうちに・・・
そう効率主義で動く日本ビジネスではあかんかったのよ
でも日本はそんなまってくれない
そこでどないなってのやって副社長がアメリカくんだりまだまでやってきて

そんなこんなで自身も働き蟻からようやっと人間に戻ってきたとこで恋人のケイコさんとゆっくり露天温泉につかり
語り尽くすことに・・・

要はアメリカの片田舎で過ごす中で人間らしさを取り戻し人間として生きていくことを見つけたっていうだけのお話なんですが
何故かいい話になってる作品
どう見てもアメリカ資本とアメリカ人監督で作った映画なんですが
どこから見ても日本人目線で描かれてる作品で日本映画しか思えない作品だった

2023年製作、アメリカ映画
藤谷文子製作・共同脚本・出演、マーク・マリオット監督作品
出演:井浦新、ゴヤ・ロブレス、ロビン・ワイガート、國村隼
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