一昨日に引き続いての国際放映が保管する新東宝の遺産であるシネマアーカイブから“新東宝キネマノスタルジア”シリーズとして順次パッケージ化されて行く作品の今月リリース分の一本って言っても
先に書いた47分の映画「恐怖のカービン銃」との天地茂さん主演映画つながりでカップリングされてたもう一本の作品がこの「スター毒殺事件」という作品

恋人の美しさを知ってもらいたいとスター俳優が自社に売り込みかけたら
恋人に美しさに完全に瞬殺されたライバル二枚目スターに江見俊太郎(さんだよね、お若い頃はこんなにハンサムだったしこの作品では江見渉名義なんだね)のどんファンぶりにどんどん彼女が惹かれていき
さらに「ライムライト」じゃないがあっという間にスターダムに
そんな彼女が江見とホテルで同衾してるとこ(って普通鍵けてるよねホテルのドアには、なのに施錠してないんだよね)を見てしまい
ついに嫉妬と殺意を感じることで煩悶を通り越して撮影中の消えもの小道具であるウィスキーを毒入りと取り替え、さらに元江見の恋人女優で捨てられた俳優のイニシャル入りハンカチまで偽造して
撮影中に2人を消そうとするが死んだのは江見のみ
そんな天知を密かに追いかけてた助監督の沼田曜一も殺して完全犯罪を達成したかに見えたものの
万里が天知を詰りに病院から抜け出してきたのに愛を強要して反抗されてこれまた縊死させてしまい万里の死体もろとも死のうと逃げる天知を追う警官隊・・・
まぁ撮影所とその撮影機材とかクレーンとかフルに活用しての作品でしたが
オープニング東京の外観を写してるのにこんな映像が

なんと懸垂式モノレールですね、調べたらこの時代上野動物園を中心にして走行していたらしい
まぁこう言った当時の街とか銀座の夜景とか見られるし
憎たらしい時代劇の悪役以外の江見さんが見られたし
犯人でありつつもその罪と万里への愛に嫉妬で煩悶する天知さんが見られるという
ある意味いろんな意味で楽しめた作品ではありますが
ミステリーとしては欠陥だらけの作品
ノンクレジットで撮影所っていう設定で中山昭二さんがカメオ出演されていましたねぇ
1958年製作、日本映画、新東宝作品
赤沢長義監督作品
出演:天地茂、万里昌代、三原葉子、江見渉、御木本伸介、沼田曜一、城美穂、江川宇礼雄、中村彰、林寛、高田稔