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レンタルDVD三昧なアナログオヤジの、残日録。

キングダム2 遥かなる大地へ

2023-01-04 23:11:02 | 邦画
これもお正月用にとって置いた作品
私は漫画読まないのですが、漫画原作の一大歴史叙事詩的な超大作の第二弾
原作もまだ続いてるようなので劇中第三弾の序章みたいな感じで終わりましたねぇ
一応前作「KINGDOM キングダム」もしっかり見ております
っていうかこう言ったお話ですから
前作は一大叙事詩の登場人物紹介的な2時間余の作風でしたが
なんと将来大将になるんだって子供の時から武術に切磋琢磨してきた信と漂という名の二人の奴隷の成長の物語かと思っていたら
漂が秦の皇帝に瓜二つっていうことで皇帝の影武者として命を落として
漂の意志まで信が受け継いでいくって言ったとこで前作は終わっておりまして
一応山崎賢人と吉澤了のW主演作となっているので
 
今作はその吉澤了演じる秦の皇帝嬴政が宮廷内で複数の刺客に襲われるってとこから始まり、あわやってとこにそこは原作漫画ですから”お待たせー“って山崎賢人演じる信が嬴政の危機を救うってお約束での始まり
あ、もう一人橋本環奈演じる河了貂って言うのも登場して三人でいるとこに
秦に隣国魏が攻め込んできたって知らせが入り
 
ここから今作はなんと蛇甘平原での魏との戦いに信が歩兵として参戦する戦のみで構成された作品ってことで
中国に完全ロケで中国映画界の全面協力の元に作られてるから陣を構成する魏軍の軍隊のエキストラの人数とかCGとか
こんなすんごい映像が一応中国の協力の元で作れるんだって感嘆させられる一大スペクタキュラーな作品に仕立てられてたなぁ
こんだけ予算注ぎ込めるのはバックにSONYエンターテインメントが控えてるからこそであり
中国映画界の全面協力があればこそなんでしょうね
現在の日本の映画力ではいくら予算組んでもこんな作品にならないよね
いつも見慣れてる中国映画の戦闘シーンや兵が陣を構成する俯瞰映像とか
もうある意味感動させられる
 
今作ではそんな一歩兵の信だけではなく、姉の仇を求めて歩兵として参戦する清野菜名さん演じる羌瘣がもう一人っていうかゲストとして大活躍でしたねぇ
もともと清野菜名さんはアクションできる女優さんですから
見事に敵を斬り刻むだけでなく変な武術技まで使われていた
っていうかその姉役になんと山本千尋さん、彼女はもともと中国語武術でのがアクション女優としてデビューされた方なので彼女のアクションも見たかったんですがねぇ
 
いや、歩兵が走る、騎兵が疾駆する、馬車戦車が走行するという実に動きのある映像の連鎖に肉弾戦が組み込まれていて戦争アクションとしては実に申し分のない作品だな
今度キムタクの信長映画が公開されるんだけどどこまで戦闘アクションが撮れているんだろうか
日本映画もスケールの大きな作品が作れるんだ、捨てたもんじゃないっていう作品になってるかが楽しみですが・・・
 
そして魏に勝利した秦では冒頭刺客を放ったと思われる人物が宮中に参上して・・・
第三作はスケールが小さくなって政治的な争いになっていくのかな
次作品では軍師を目指す橋本環奈も顔見せではない出演となるような内容ですよね
そして吉澤了の出番も多くなりそう
しかしいい役者が出演していて脇を締めてくれてますよね
 
2022年製作、日本映画、映画「キングダム」製作委員会作品、東宝配給
原泰久原作・脚本、佐藤信介監督作品
出演:山﨑賢人、吉沢亮、橋本環奈、清野菜名、満島真之介、岡山天音、三浦貴大、濱津隆之、山本千尋、豊川悦司、高嶋政宏、加藤雅也、高橋努、渋川清彦、平山祐介、玉木宏、小澤征悦、大沢たかお、佐藤浩市
 
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必殺博奕打ち

2023-01-04 17:12:46 | 邦画
東映チャンネルでしか月二本連続でOAされている鶴田浩二の<博奕打ち>シリーズの第七作になります
昨3日のプライムタイムでのOAでした
 
なんと今作以降このシリーズの産みの親と言ってもいい小沢茂弘監督はこのシリーズから退いてしまわれるんですね
そして今作に限りきちんと”無情のブルース“がクレジットされていたのには・・・
脚本は棚田吾郎、監督は佐伯清で作られた東映京都作品ですが
映画の舞台は九州小倉ってことで関門海峡を渡るフェリーでのロケが行われていましたが
 
オープニングは鶴田御大の胴師での賭場に林彰太郎が飛び込んできて落ち目の一家とはいえ
伯父貴にあたるシマ裡で競馬の花会を開帳するのは筋違いと啖呵を切るものの
遠辰親分のが子分に背中刺されたとこに胴師の鶴田御大が入りこんで仲介を申し出るが
遠達也さんにチンピラ扱いされて一触触発の緊張に割って入る大親分若山富三郎さん
このシリーズの初期さん作品ではワル側に立ち位置を置かれていたものの
このシリーズ4作目の「博奕打ち 総長賭博」の鶴田と対立する兄弟分のがキャラとか一本立ちとなり「極道」シリーズのヒットとかで
掌返しの良いもの側のキャラでの登場となりましたねぇ
さらに林彰太郎さんも珍しく良い方側のキャラクターでした
最後は殺された親分のが敵討ちっていう立場で殴り込みする側っていうかいつもは斬られる側ですが斬る側って言うどんな気分がったんでしょうかねぇ
 
それから3年後、遠辰親分のあくどさが倍増された小倉に再び弟分の山麟さんとやってきて島田正吾さんの組に草鞋を脱ぐ
っていうじゃソニック途中の船ですがヒロイン浜木綿子とライバルとなる長門勇と知り合いになる件は見事
 
ヒロイン浜は大阪の博奕好きな大旦那の二号さん
もの大旦那には須藤健さん、遠辰の罠にハマって受殺してヒロインは遠辰の毒牙にかかる寸前に鶴田御大に博奕のかたは博奕でと
長門勇さんとのこの勝負での緊張感博奕半端なく長門勇は信欣三のサマフダを使うことが出来なかった
 
この作品敢えてクライマックスの出入りシーンの演出として暗い埠頭での出入りということで長門殿一騎討ち
林、山麟たちの立ち回りとか自然光での撮影で演出されてて結構見づらい
これもこう言った演出によって映画的には昇華されているけど
見てるりこっちにさほどのカタルシスを与えないんですね
毛度面白かった
 
1969年製作、日本映画、東映作品
佐伯清監督作品
出演:鶴田浩二、山本麟一、長門勇、須藤健、浜木綿子、島田正吾、林彰太郎、高並功、佐々五郎、遠藤太津朗、汐路章、利根はる恵、信欣三、若山富三郎
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