MOMENT

レンタルDVD三昧なアナログオヤジの、残日録。

人妻と愛人 裏窓の挑発

2023-01-19 23:13:53 | ピンク映画
日本映画専門チャンネルの“おとなの桃色シネマ白書”という企画プログラムでピンク映画の過去作品を映倫再審査を受けてR -18作品をR -15作品に再編集して月2本の割り合いで昨年7月から始まったこの企画
今月のもう一本も、ここいらであげておかないとね
 
いやいつも思うのですが日本映画専門チャンネルの数千本あるかと思えるピンク映画からの作品選択がじつに旨いなぁって思うんだよね
今作もなんと現在でもピンク映画とかエロチックOVでも活躍されてる里見瑤子さんの
デビューまもない作品
わが敬愛してやまない山内大輔が描く千鶴サーガ作品群でも、その演技力でセックス&マネーモンスターなビューティクリニックの院長としてホストとたちを食いまくるキモババァで怪演を魅せてくれてますます盛んな里美瑤子氏の
初々しー美しきお姿をしっかりと見せてる作品を持ってくるとはねぇ
 
お話としては90年代バブルの弾けた後遺症に揺れる日本の都会で生きる若者の孤独感を
ちょっと引いた視点の映像で語られて行く作品、この時代の都市生活者の気分を切り取ったようなピンク映画だったんですね
そんな時代を不倫とヒロインをレンズを通して見つめる男との間で揺れる里見瑶子がじつにいい
って言うかじつに美しく撮られている
 
そしてそこは演技派であるから己れの肉体を通して孤独を不貞で紛らわせつつ、正体不明の盗撮魔にも惹かれて行く孤独な女をみごとに具現化してくれている
って言うか必要不可欠だけのピンク映画としての濡れ場を用意しており
必要最小限に濡れ場が止まっているのもこの作品をピンク映画でありながら、ピンク映画とかのジャンルに捕われない青春映画ともいえる作品となってるとこだろう
 
そう言う意味ではあの殺人シーンは必要であったかどうかはわからないけど
盗撮魔とヒロインが結ばれるための必然だったんですね
改めて里見瑤子さんのお美しさを堪能させて貰いました、ここまで30年もこの世界で生きてこられいまだ現役っていうのもわからせてもらったし
機会があれば里見作品の過去作もたくさん見て見たい
 
切り口の違う記事はコチラ
 
1998年製作、日本ピンク映画、国映作品、新東方配給
橋口卓明監督作品
出演:里見瑤子、宮山敦史、瀬戸恵子、青山円、横塚明、降西凌
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キル・ゲーム

2023-01-19 17:13:35 | 洋画未公開
GEOさんのDVDレンタル企画“レンタルDVDを支え続ける往年の名優たち 漢祭≪OTOKO FESTIVAL≫”もついに5本目、一応ブルース・ウィリスってもことでいっちゃん最後にしておいた作品
しかし、コレが功を奏したんでしょうか
アクション映画としてはいっちゃんおもろい作品となっていた
って言ってもこの“漢祭”という作品群の中でのお話でしかないのですが
 
ブルース・ウィリスはなぜかクレジットは二番手ですが、ほとんど主役
1番はニール・マクドノーがクレジットされています。
APEX(原題)と言った孤島で繰り広げられるお金持ちのリアル人間狩りゲームのお話
ウィリスは今作では狩られる側の犯罪者役
その設定はトーマス・マローンって言う元刑事で、なんと職務中に恐喝、裏金、麻薬、強姦、暴行そして殺人とありとあらゆる悪事に手を染め、現在は終身刑ですが刑務所に収監されている男
そんな男にエーペックス社から生き残れば無罪放免って言う条件で狩られる獲物になるように招待される
狩る側を殺してもなにしても良いっていう条件付き
ったらこっちもブルースのアクション期待しちゃいますよね
 
さっそくハンターとして6人の男女が集められる
たった1日の狩る者と狩られるものとの攻防戦の近未来のお話で
昔日のウィルスが獲物だと多分に肉弾戦でのアクションがケレンとしての見どころになるんでしょうが
引退を表明した後の映画ってことで、いっちゃんおもしろい作品って書いたけど
狩られるウィリスは完全丸腰でジャングルを彷徨いつつ
狩る側の6人がそれぞれの思惑を通してお互いに殺し合って行くだけのお話
勢いとしてはハンター側が重火器を景気付けに爆撃ちまくるのは良いんだけど
殺しがかなりチープでハンター側が自滅していくだけのお話が続くだけ
 
ウィリスが最初に殺すのは5番目のハンターを小型斧を投げて首を切って死なせるだけ
一応そいつの重火器拾ってもウィルスは森に向かって無駄撃ちするだけ
最後はハンターのボス的な存在のニール・マクドノーと対峙して重火器から投擲弾を発射してニール・マクドノーの拳銃弾通して空中で相撃ちしての大爆発
そこから一人生きて出てくるウィリスって言うだけ
ニール・マクドノーの生死はわかんないままエンドロール人の入ってしまいます
 
まさかの出ずっぱりなウィリスではあるものの
ただただジャングルをさすらうだけで最凶囚人(プリズナー)だよ 
お互い自我のぶつけあいでそれぞれ自滅していく最強狩人(ハンター)
って言う惹句はどう見ても詐欺でしかない作品なんだけどね
個人的に“漢祭”作品では1番面白く見られた作品とはねぇ(寒
 
2021年製作、アメリカ映画
コーリー・ラージ製作・共同脚本・出演、エドワード・ドレイク共同脚本・監督作品
出演:ニール・マクドノー、ブルース・ウィリス、アレクシア・ファスト、ロックリン・マンロー、ミーガン・ペータ・ヒル、トレヴァー・グレツキー
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