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レンタルDVD三昧なアナログオヤジの、残日録。

一文字拳 序章 -最強カンフー少年対地獄の殺人空手使い-

2023-01-17 22:59:36 | 邦画
中元雄監督が自主的に作った作品なのかな
DVD屋さんで見てその中元作品と知って購入してしまっていましたが
相変わらずの買っちゃうと未見の山で発酵させるのが常ですが
ここのblogと交流させてもらってる「 銀幕大帝α」の管理人さんのヒロ之氏が開口1番
“傑作来たな!”って書かれてて大絶賛された記事を書かれたので
 
確か購入時に6、70分くらいの尺だったなって記憶していたから
予約投稿しておいた記事を後日に回して
早速見始めてこの記事との差し替えです
 
個人的には香港のカンフー映画ってもいうよりは
私には70年代にブルース・リーの影響から大量に量産された東映の千葉真一の空手映画のオマージュ作品として見てました
っていうのは主人公の一文字隼人じゃなかった、もとい一文字ユウタが登場した時のセリフの口調に千葉ちゃんを見ていたのと
エンドクレジットのNG集の映像を見てノーワイヤーでの肉体アクションは千葉ちゃんの得意技っていうか東映のお家芸だったなぁ
っていうとこでして
 
さらにグロっていうか正拳付きで内臓っていうか腸を引っ張り出すって千葉ちゃん映画で石井輝男監督がやってたよね
火をつけちゃうのなんかもね
そして中元雄監督は小沢仁志さんの「列島制覇ー非道のうさぎー」を見てると東映作品見てた人の作品だよねって思うオマージュが散見されるもんね
絶対千葉ちゃんに誘発された作品と見た
特に漫画チックなとこなんかもね
 
そしてこの作品デジタルで撮ってると思うんだけど、いわゆるフィルム撮影のザラつきの粗い画質に、当時は videoテープの寄れみたいな横筋入れたり、さらにいかにもな劇伴で、1980年代の青春+特撮モノを意識したプロットまで組み込んで、実にノスタルジックに作ってきてるんですね
もう東映映画大好きおっさんには感涙の作品に仕上げてくれており
さらに劇中では主人公に“新しいものってのはよぉ、こう、今あるものといろんなものを掛け合わせて作ってるもんなんだよ”って説教まで垂れて
自作を評価してくるんだもんね
こんなアクションドラマ作ったらあかんやろ、もう懐かしくて泣いてまうで・・・
 
一緒についてる続編はどうなってるのかな、続けて見るのが楽しみです。

2018年製作、日本映画、NAKAMOTO FILM作品
中元雄脚本・撮影・編集・監督作品
出演:茶谷優太、大迫茂生、白畑伸、倉田恭平、甲斐まり恵、小矢菜奈美
コメント (2)
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クリーン ある殺し屋の献身

2023-01-17 17:22:43 | 洋画
GEOさんの企画の“レンタルDVDを支え続ける往年の名優たち 漢祭≪OTOKO FESTIVAL≫”の視聴三作目です。
この作品はなんと劇場公開作品なのね、アカデミー俳優のエイドリアン・ブロディってだけでの公開だったのかなぁ
ってエンドクレジット見てたらかなりの割合でエイドリアン・ブロディの名前があちらこちらに
ってことでなんと製作・脚本・音楽まで彼が担当していたってことで
かれん自身が作りたかった作品だったようですね
 
しかし、最近の映画はどうしてこんなに画面が暗いのでしょうか
先に書いてしまいますが、クライマックスでの主人公の殴り込みシーンが暗すぎて
普通にカタルシス何得られない
っていうかこれも計算だったのかも知れないと、今書いていてふと操縦思ったりもするんですが
情念というかスタイリッシュというか主人公の思い入れの強い作品で
94分の尺の中で中盤子供を救うとことクライマックスの殴り込みのアクションシーン合わせても5、6分かなぁアクションシーンは
 
後は昔名の通った殺し屋だったブロディが、自分の犯した殺しの仕事のために娘を殺されて
今ではその贖罪を兼ねてゴミ清掃員って言う正業に就いて真っ当に静かに暮らしており
土地のボスで麻薬を一手に引き受けてるボスが麻薬取引のちょっとしたトラブルで
殺した取引相手の死体遠刻んでゴミとして捨てたのを知っても
我関せずって言う態度だったけど
 
近所に住む娘と同じくらいの年頃の少女トラブル心を通わせていて
その娘が地元に不良たちにまわされそうなとこにレンチ持って現れてレンチです全員ぶっ叩いて助け出すが
その後中の一人に件のボスの息子がいて
半殺しにされた恨みを少女トラブルその後保護者である素朴のいのちを狙ったためと
なんとボスは警察まで懐柔しており
これはこのままじゃ・・・って
 
そんな映画ですから主人公の渾名がクリーンってことで原題は「CLEAN 」のみ
邦題についてる副題から見ても、見る前からある意味「レオン」みたいな作品って見てしまえるのが難点だったかな
しかし思い入ればっかりが先行しての情念的な作風でして
個人的には“漢祭”の範疇に入れてしまうのには・・・っても個人的に想ってしまったし
しかしよくこれで劇場公開したよなって言う作品だった
 
2021年製作、アメリカ映画
エイドリアン・ブロディ製作・共同脚本・音楽・出演、
ポール・ソレット共同脚本・監督作品
出演:グレン・フレシュラー、リッチー・メリット、チャンドラー・アリ・デュポン、ミケルティ・ウィリアムソン、ミッチェル・ウィルソン、ジョン・ビアンコ、RZA、ディノラ・ウェ

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