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MOMENT

レンタルDVD三昧なアナログオヤジの、店舗型レンタル店の残日録。

フライング・ジャット

2020-07-16 21:34:52 | アジア映画
久々のインド映画
セットレンタルに組み込もうって選んでるうちに、なんとなく漫画っていうか
コメディっぽい惹句とヒロインの美貌につられてレンタルしてきたのはよかったけど
相変わらず全体像を把握しないでレンタルしてきちゃうから
ほれ見ろ、インド映画だぞ‥‥‥って事でなんとなんと149分の長尺作品でした
 
見終わって思ったのは、これって環境問題啓蒙映画だったのね
って言うことと、お話としては8〜90分でよくねぇ
ぜってぇそれで済むお話だよね、各国にある、それぞれの仮面スーツのヒーローたちの
作品のいいところドリをして
それにインド風カレー風味っていうか
そう例のボリウッド的な歌とダンスシーンを加えて
更にヒーローヒロインの恋愛を絡めて見せてくれてる二時間半でした
 
インドの民族意識とか宗教的なことがまるっきりわかんないんだけど
見てて楽しいので、そこいらは不問にしておきます
なんで主人公がヒーローコスチュームでシク教徒のアイデンティティであるところのターバンをかぶるのが嫌なのかって言うのがよくわかんなかったのはこちとら同じアジアに居住はしてるものの
民族が違うし・・・ここいら理解できてるとラスト敵に向かうときにターバン着用にこだわってた経緯が更に物語をおもろくさせてくれていたんでしょうね
 
環境破壊がテーマですから、「ゴジラ対ヘドロ」じゃないですが
戦う相手は環境汚染物質で巨大強力化した汚染人間
最終決戦では地上2mくらいのとこしか飛行というか飛べてないフライングヒーローですが
ターバンの影響でしょうか
汚染人間と垂直に大気圏の外まで飛行して戦い
 
宇宙に我が物顔で存在する中国の宇宙ロケットと一緒に汚染人間を破壊して
宇宙のゴミにしてしまうフライング・ジャッド
こういった中国産の我が物顔のブツをも一緒に破壊するってとこにインド人は溜飲が下がるのかな
中国都インドって犬猿の仲ですものね
 
インドでも経済優先で中国同様大気汚染がひどいんですよね
でも皮肉なことに中国もインドもこのコロナ禍で自粛していたため
なんと大気汚染が緩和されたとか
ある意味皮肉なもんですね
 
フライング・ジャッドに与えられた力は大気汚染企業が、経済優先で小さな村をショートカットようの道路建設しようと買収にかかるものの
肝心な場所に御神木があって
そのため土地買収に応じないために起こる企業と住民との戦いの中
 
普通に体育教師していた男が、神木を倒しにきた男と対立して、神木を守り抜いた時に
神木からヒーローとしての力を偶然授けられたところから
この時負けた男が汚染人物となり、汚染物質を取り込むたびに強くなっていくと言う
 
ヒロインは同僚にの先生、メガネっ娘なんですね、でライバルは音楽の先生
ある意味一歩恋のライバルとしては先行しております
普通は正体明かさないのがヒーローですが、恋人に招待を明かしてしまいなすし
ボリウッドダンスと歌唱は劇中のプロットに混ぜ込ませておりますので不自然に映画の流れを切ることなくドラマに溶け込んでいましたね
 
たまには肩の凝らないこういったアクションコメディのインド映画も楽しいですが
長いのが玉に瑕
 
2016年製作、インド映画(日本未公開作品)
レモ・ドゥズーッサ脚本・監督作品
出演:タイガー・シュロフ、ジャクリーン・フェルナンデス、ネイサン・ジョーンズ、ケイ・ケイ・メーナン、ムケシュ・ハリアワラ
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紅の流れ星

2020-07-16 17:19:46 | 邦画
チャンネルNECOで7月2日の朝の枠でOAされたものを録画していたものを鑑賞
大体渡哲也と高橋英樹が日活で看板を張る頃の日活って
一世を風靡した日活無国籍アクションの人気が衰退し
英樹は他社で人気を博していた着流しヤクザ希チャンバラ映画に
渡さんは人斬り五郎に代表されるような、現代ヤクザを演じつつ
いわゆる日活ニューアクションに移行して行こうって言う過度期を支えていた時の作品
 
チャンネルNECOでの紅の流れ星の紹介ページに書かれているように
ジャン・ギャバンの「望郷」を翻案した、石原裕次郎主演の「赤い波止場」を升田利雄が池上金男にリライトさせて、セルフリメイクした作品だったんですね。
個人的に裕次郎さんの「赤い波止場」は見ていませんが、ギャバンの「望郷」は見ていますが
かなり違う作品に
当たり前ですよね、映画は時代を反映する鏡でもあるわけですし
西洋人と日本人の生き方とか人生観もう違うし・・・
 
そう言う意味から言うと池上の時代を見る目には確かなものがあり
渡りの演じるキャラクター野村軽さが実にいい
っていうか、原在では完全に収まってしまってる杉良太郎の軽さもいいですね
こういった役は藤竜也あたりが演じるんだろうけど
彼だと重くなってしまうって事で、重要な刑事として登場してくるわけですか

主人公の渡哲也はクールな殺し屋で、首都高でターゲットの車に並走して軽~く射殺してしまい
そのまま新幹線に乗っかって神戸に逃げる
時代的に67年って山陽まで新幹線延伸していたっけ、っていうか
新神戸駅じゃなくて、三宮駅でしたから気になって・・・

寡黙な役が信条ていうか日活潰れた以降の飄々として饒舌でスケベで抜け目無く
女に寝ようって執拗に誘う渡って言う松竹映画ではよく見られたキャラでしたが
後年の渡哲也にはあまり無い役でちょっと意外だった

クラブでチンピラたちを一掃してジェンガを脱力感満載でというかちょっとはにかみつつ踊るシーンは枡田監督の閃きかなぁ
ここは名シーンだった
この映画でのヒロインは浅丘ルリ子さんですが
渡の愛人女役の松尾嘉代が生き生きとして浅丘さんを喰っていたような
もう一人杉様のスケ役に奥村チヨさん
ふぃるむ撮影ですから、取り直しききませんから波止場の宍戸錠さんの隣に座り込むときにパンチラでしたねぇ

宍戸錠演じる殺し屋さんは、エースの錠とは違い
情け容赦なく杉様を滅多撃ちでした
ちょっと意外なキャラでしたが、あっさり渡に返討ちにあっちゃうんですね
そしてあれだけ寝ようって誘いに誘って置いて浅丘が服を脱いで誘うのに“用があるから”って据え膳を拒むシーンは時代だよね
 
1967年製作、日本映画、日活作品
舛田利雄監督作品
出演:渡哲也、浅丘ルリ子、杉良太郎、松尾嘉代、奥村チヨ、藤竜也、谷村昌彦、深江章喜、富永美沙子、宍戸錠
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エクストリーム・ジョブ

2020-07-16 13:58:31 | 韓国映画
ハングルではどう言う意味でのタイトルかは、全くわかりませんが
allcinemaさんで調べると、邦題の読み下しまんまで「Extreme Job」と書かれておりまして
意味的にもまんまななアクションコメディ映画でした
ここんとこ韓国映画特有にのエグ味のある作品になかなかお目にかかれないんですが
コレはこれで、実に韓国映画らしい面白い作品だった
 
麻薬捜査班のお話、映画で描かれる韓国警察って大抵はおバカさんばっかなんですが
この5人の刑事さんたちも、ある意味お仕事には真面目に取り組んでいらっしゃるようですが
なかなか成果が挙げられずに・・・
ってことで班長さんはだいぶいいお年のようですが、成果に恵まれないために
後輩がドンドン出世していって、班員たちも肩身野村狭い思いをしていて
 
そんな後輩から貰ったお仕事から、なんと麻薬組織の大ボスがいると言う情報で
麻薬組織のアジトの監視捜査
なんと選んだのはアジトの真前にある唐揚げ屋さん
お店は閑古鳥が鳴いていてお客は4人の刑事のみ(一人は追跡ようにクルマ待機)
で、このお店閉店すると言うではないですか
 
困った刑事さんたちは班長が退職金前借りしてお店を買い取って
いわゆる潜入捜査開始って事で、いっちゃんごっつい刑事が料理担当
婦警さんはウエイトレスとか役割分担して唐揚げ屋さんを継続営業していくと
なんとごっつい刑事が料理の腕前たっており、お店は大繁盛
 
そうなんですよね、新大久保行くとよくわかるんですが、韓国の唐揚げって日本のと違って
ピリ辛ソースダレにを絡ませてるのが主流ですから
そのソースが大当たり
ってことでもう唐揚げ屋さんが大繁盛、マスコミも追っかけてきたり
刑事の給料より儲かって
班長さんなんか奥さんにプレゼントで仲が良くなったり
 
本業以外の活躍っぷりでしたが、ある日大ボスがついに登場して
この麻薬カルテルの大ボスを演じてるのが、韓国映画は見ても韓国TVドラマは見ないと公言してる私の節を曲げさせて最後まで見させた刑事ドラマの「悪い刑事」のシン・ハギュンだったのね
 
他班に応援頼めずに5人でチャイナマフィアと韓国麻薬組織と対決ってのがクライマックスのケレンなんですが
なんとなんと料理のごっつい刑事さんは柔道のメダリスト、女刑事はマーシャルアーツの元チャンピオンとか
かなりの猛者って言う設定が明かされる訳で、なんと班長は根性の人でして、若い子は野球部出身とかちゃんと大事なとこでも笑いを入れてくるんですね
 
更にごっついのと女刑事さんとができてて、モーレツキッスとか
こんな愉しいんですか韓国映画って、ジャンル的にとか内容的にとか韓国映画の裾野の広さにも驚かされますよね
コレが海外経済戦略の国家プロジェクトとして国家予算が入ってるお国と、
そうでなくてどんどん映画自体もガラパゴス化していくどっかの国との違いですかねぇ
なんと111分も尺があるのに、全然退屈どころか、一寸野村緩みもない作品というできでして
長尺が全然苦にならなかった
 
2018年製作、韓国映画(日本公開作品)
イ・ビョンホン監督作品
出演:リュ・スンリョン、イ・ハニ、チン・ソンギュ、イ・ドンフィ、コンミョン、オ・ジョンセ、キム・ウィソン、ソン・ヨンギュ、ホ・ジュンソク、シン・ハギュン
コメント (2)
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