父親的生活

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今夜の一成

2004-06-30 21:49:18 | 出産・育児
午後6時から会議がひとつ。しかも場所は家から1時間も離れた所。
お父さん的には「パス!」と言いたいところなんだけど・・・
やっぱり仕事は大切です。
でも、おかげで非常に充実した会議となり、「あ~仕事って本当にタノシイ」とルンルンで帰途につく。

家まで30分じゃ帰れないのに、「あと30分で帰るから」と妻に電話。
「お風呂はオレが入れるからなぁぁ!沐浴なんてすんなよぉぉぉ!」と言いたげな電話の声を察知したのか、妻は「はいはい」と少し笑って答えた。

あとは、アイルトンセナか、佐藤琢磨かと言うくらいのアグレッシブなドライブできっかり30分で帰宅!
もし1分でも遅れて、妻の信頼をなくしたら、今後お風呂に入れられなくなると困るモン。

(帰宅)
DSC013842.JPG
なんと一成は寝ておりました。ががーん・・・。

でも、気にしません。お父さんは大急ぎでご飯を食べて、わざと大きな音で食器を片付ける。
程なくして一成が目を覚ました。
「おお、起きたか、かじゅくん、パパとおふろでちゅね~」と
横たわる富士子ちゃんに飛び込むルパンのごとく、素っ裸の私は、同じく素っ裸の一成を抱きかかえて、いざお風呂へ!!

あとはいつもの如く。
楽しい家庭の風景。
皆さんに感謝。





またまた悲しい事件

2004-06-30 10:12:24 | 出産・育児
<size="10">乳児殺害:「泣き止まない」とぶつける 20歳母逮捕</size>

悲しい事件ですね。お子さんが5月6日生まれ。一成とは4日しか違わない。
記事をじっくり読むと、育児に悩んでいたらしいというのが伺える。
読んでいるうちに、涙が出てきた。なんて悲しい事件だ。

うちの妻もそうだが、殆ど外に出ない、一日中子どもと一緒にいなければ、子どもは生きていけない。

昨夜なんて、妻がお風呂に入っている間に、一成が泣き出して、DVDのダビングに必死に取り組んでいた私は、5分ほど気がつかなかった。で、あわてて寝室に行き、一成を抱っこしたが、以降1時間は抱っこしていないと寝てもくれない。薄目を開けて様子を伺い、少しでもおろそうとすれば容赦なく泣く。そりゃ当たり前か、だって、起きたら一人で暗い寝室に寝かされていて、泣いてもしばらく誰も来てくれなければ、一成も父親不審になったのじゃないかな。

そのくらい子どもはデリケート。そんな事は親なら判ってるはずだよね。

若いお母さんだって、生れた時はきっと「かわいい!」って思ったはずだし、夫婦で「頑張って行こうね」と話していた筈だ。ほんの2ヶ月前は・・・。
でも、少しの、ほんの少しのズレがこんな悲しい結果を生むのだと思う。

「外に出たい」と夫と口論をしていたらしい。
若いお母さんが、子どもの事をほんの少しでも離して、例えば散歩に出たり、夕飯の材料を買いに出たりでもしていれば、きっと、もっと違ったんじゃないかな。
若いお母さんだもの、まだまだ遊びたいだろうし、街には楽しい事がいっぱいあるのはわかっているし、魅力があるのも良く判る。でも、一度でも子どもを置き去りに外出したら、後で後悔するからね。母乳のお母さんだったらなおさら、3時間も授乳を開けたら、張って、張ってつらくなるはずだから。

泣き止まない子どもには、母乳を飲ませて、おしめを替えて、服を着替えて、それでも泣き止まない時は、抱っこするしかないもの。でも、母乳が美味しくなかったのかも、ウンチが上手く出なかったのかも、色々理由はあると思うけど、私たちは考えられる原因を一つ一つ潰して行くしかないものね。

出産時につらいという噂は、みんな聞いているから知っている。だから生れる時のつらさにはある程度耐えられる。
ところが、出産後の育児が殆ど寝られずに、外出も出来ず孤独で、しかも何十年も続く長期ロードで、という事を語る人は余り居ない。
だから、考えていた、”かわいい赤ちゃん”とのギャップを埋められずにいるのかなとも思う。
かわいい赤ちゃんの事をたくさん書いて、「かわいい、かわいい」を煽るのも良いけど、それにはもっと大変な事がたくさんある事をもっと先に伝えておくべき。それはひょっとすると、”作る”作業の前にも必要なのでは。出産や、育児や青少年教育に関わる人々の一層の努力が必要なのだろう。

そして、そんな妻のつらさを理解し、助けられるのも、旦那しかいないはず。
一人で育てるシングルMも多いとは思うが、やっぱりよっぽど強い人なのだと思う。
旦那の一言「疲れたね」とか「頑張ろうね」とか「かわいいね」でも良いから、多分何かあれば全然違うのだと思う。

いずれにしても悲しい事件。一成と殆ど同じ生まれで、たった2ヶ月で逝ってしまった赤ちゃんのご冥福をお祈りしたい。
若いお母さんが、いつかもう一度、本当に子どもを「かわいい、欲しい」と思えるようになると良いけど・・・。

そして、殆ど毎日、日本中のどこかで起こっている不幸な事件が少しでも減るように、こんなちっぽけなblogでも出来る事はあると思う。
全国の父親予備軍に・・・・。


お風呂が大好き

2004-06-29 22:52:47 | 出産・育児
今日も一成と入浴。
最近は仕事が多くても夜8時を過ぎるとそわそわしてしまう。
自分でも驚くくらい効率よく仕事を済ませる。

今夜も何とか8時半には帰途についた。

一成はお風呂が本当に大好きらしい。
今日も直前までは大泣きしていたにもかかわらず、お風呂に入った瞬間に「気持ちいい」モードに突入したらしく、終始ご機嫌であった。
今のところ、授乳以外で泣き止ませる手段は入浴かな(^^

お昼の間は、相変わらずうつ伏せの練習。
随分長い時間、首を持ち上げていられる様になったみたい。
DSC013722.JPG
がんばる一成。

DSC013772.JPG
よくがんばりましたぁ!
はい休憩。



ご機嫌様で

2004-06-29 12:07:04 | 出産・育児
一成の生活リズムが徐々に一定してきました。

夜8時頃にお風呂に入り、9時頃に寝始めます。
その後はわりと眠いらしく、少々ゆすっても、大きい音を出しても起きません。
もちろん妻は3時間も経たずに一成を起こして授乳はしていますが、この9時から3時頃までは、ちょっとの事では起きないので、夫婦でゆっくり出来る時間です。

ただ、一成は3時を過ぎるとウンチをしたくなるらしく、後は1時間おきにうだうだ言っているそうです(私は寝ているので知りませんが)で、5時前後に大量ウンチをする頃には、すっかり空は明るくなっていて、妻はあきらめて洗濯を始めます。

と、言うわけで、私も6時までには起きるようになりました。
起きてから一成と遊ぶのですが、朝は快便の後だけあって、本当にご機嫌です。

逆に妻は余り熟睡できないらしく、朝は疲れています。

私も妻も10時過ぎには眠くなってきてしまうので、夫婦の時間は省略して睡眠になってしまいます。
一成が中心の生活ですから、結構大変です。出張や、会議等で遅くなる事も多いので、生活のリズムが全く作れません。

DSC013702.JPG

でも、朝から「ニヤリ」と変な笑顔で迎えられると、やっぱり「かわいいなぁ~」になってしまうのです。
一成・・・今日も「ニヤリ」のまま眠っています。



女性と仕事と家族と

2004-06-28 20:32:55 | 出産・育児
共働き王国って何処?、自立した女性が多い国って何処?と言う質問をしたら、皆さんはどう答えるだろうか。
多分多い回答は「アメリカ」「フランス」「イギリス」あたりでしょうか?

案外女性が多く働いている国は「中国」です。政治的な問題もありますので、その話は又機会のある時にしますが。

で、アメリカですが、確かにそうですよね。働く女性を高く評価する文化や、お互いを認め合う国民性もある様に見えますよね。
私は民俗学者でも何でもないので、それらのイメージが正しいのかどうかはわかりませんが、意外な事があります。

実はアメリカにも「専業主婦」の時代があったという事なのです。
第二次世界大戦後、アメリカは非常に裕福な時代がありました。産業の発達が、国民の生活レベルを大きく向上させ、実に8割以上の家庭が「専業主婦」であったと聞きます。
もちろん、離婚率もまだまだ低かったようです。で、時は進み、文化の発達や、不景気による主婦の就業等の歴史があり、現在のアメリカへとつながっているらしいのです。
女性が自分の意思で働くと、大きな問題は「育児との両立」があります。又、夫は何をするべきなのか、家族とはどうあるべきなのか。
多分アメリカ人も悩んだんでしょうね、だから、アメリカではそんな家族を表す言葉だけでもたくさんあるそうです。

以下抜粋

津田塾大学教授である金子清子によれば、夫だけでなく妻も働く家庭を日本では単に「共稼ぎ」や「共働き」と表現し、あまり使い分ける事もありません。
欧米ではこれらを「two-bread winner family」 「two-profession family」 さらに「symmetric family」と称している。
two-bread winner familyは、妻が働く事の経済的動機や効果に着目したもので、日本語の「共稼ぎ家族」に当たる。「共働き家族」は、もっと広い意味を持ち、妻が働く事に経済的なもの以上の意義を夫婦がともに認め合い、強い一体感を持つ家族two-profession familyのニュアンスも込められている。
そして、妻が働くと、夫がこれまでの妻の役割とされてきた家事、育児を、共に担って行く事になり、家族の中での役割構造が対照的になるという「役割対象家族」symmetric family という言葉のニュアンスになる。

これって、実は私の卒論の下書きの一部です。

さすが、先進国ですね、女性の社会進出にも理解のある国だとは思いますが、家族についてもそういう風に認識されたりするのですね。
きっと、戦後すぐにはそんな言い回しも無かったでしょうに。

日本でも何年かすれば、女性の社会進出についての考え方や、家族についての考え方が変わるのでしょうか。
そう期待したいものです。

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