父親的生活

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おめでとう

2010-11-10 23:19:34 | 出産・育児

水曜日の午後過ぎに届いた書留。

少し膨らんだ封筒を見て安心した。

丁度一成とママが幼稚園から帰ってきた所で、3人で封筒にハサミを入れた

少し大き目の漢字でうれしい言葉が書かれていて

家族の3ヶ月の努力が報われた瞬間だった。

一番頑張ったのはやっぱり一成。そしてママ。

とにかく良かった。


TPPに思う

2010-11-04 18:05:26 | インポート

TPPなる新しい言葉がお目見えしたのは数か月前かな?
以前のFTAに替わる新しい言葉で、最近のニュースのネタはこの言葉で持ちきりだ。
FTA(自由貿易協定)は2国間で行われる(例えば日本と韓国とか、日本と豪州等)協定なのに対し、どうもTPPは太平洋を挟む各国間(しかし、尖閣は主張する中国はと北方四島を占拠するロシアは参加していない・・・)での自由な協定の様だ。
日本は、今後の韓国や中国等とのFTA交渉をにらみ、このTPPへの参加を検討している様だが、例によって農業団体の猛反発にあっている。

経済界は(特に各種製造業)強烈に推進を支持していて、彼らの議論では(先日の日経新聞にも載っていたが)1960年代に13%あった日本のGDPに占める農業総産出額は今や僅か1.5%程度で、「1.5%を守る為に98.5%のかなりの部分が犠牲になっている」という外相の言葉が状況を表しているのだろう。
方や農業団体、自給率の低下を招いたり、生産者が無くなってしまうという議論で、損失額が何兆円だとか、壊滅すると反対を表明している。
勿論、交渉参加の裏には、何兆円もの農業補助政策が引き換えとしてあるのだろうし(韓国でも米韓FATの際には5年で3兆円位の補助を出したと思うが)、日本の食が無くなっていも良いなんて言う飛躍的な議論をする人も皆無だろう。皆が、日本の農業を守りつつどうするのかで悩んでいるのだと思う。
ただ、前回のウルグアイラウンドの時もそうだったが(オレンジ、牛肉の一部自由化交渉)、結局6兆円の補助金は、農道や大規模灌漑施設、農地整理や集出荷場整備に多くが使われ、生産者個人としては、そんな補助があった実感が湧かなかったのだと思う。

FTAの議論って、道路建設の為の立ち退き交渉みたいな感じなのかな・・・と思う。

公共の為に立ち退きは仕方がない、生活も便利になるし・・と周りは思う。だけど、立ち退く当事者は思い出深い家を出ていく訳で、生まれ育った土地を離れる訳で、公共の為に仕方無いのは判っていても、気持ちとして納得が出来るかどうかなのだろう。
周りは、そんな立ち退く人の気持ちを理解し、最大限の事をしなければならないだろうし、当事者も自分の想いだけではならない事を知らなければならないと思う。

生産者保護をする事は重要だと思う。食料確保は国の根幹にかかわるし、農業から新たなビジネスが生まれる可能性だって、日本の農業レベルから考えると十分あり得ると思うからだ。
勿論、自給率100%は現状では夢物語なのだろうけれど、主食だけは自給を守れる体制であるべきだとは誰でも思うだろう。
でも、各政策には財源が必要だ、財源は税収があって初めて確保できる。

自動車や液晶テレビを世界中に売って儲けたお金を、農業に落としてもらえるならば・・・儲けた分で、都会の人が国産農産物を買ってくれるならば・・・
TPP交渉が駄目だとかそういう事では無くって、その後どうするのかって事が重要なのではないかと思う。そして、政府の人も、農水省はじめ、官僚の皆さんも、それは考えているのだと思う。
ところが、報道では、反対デモを大きく取り上げたり、全農の会見を大きく捉えたり・・・

TPPの行方は判らない。でも、いつか将来あの時の選択は良かったなと思われる判断になる事を祈るばかりだ。