父親的生活

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SIRUSI

2010-01-22 22:37:00 | 出産・育児

あなたが残した沢山のしるしは

しばらく私たちを悲しませる暇も無いくらい。


普通の生活に戻った私達の

思いもかけない場面に


例えばメールを開くとき、

例えば携帯電話の着信履歴を見たとき

例えば机の奥に忘れられていた書類のなかに


そうやってあなたは、

突然現れては

私たちを驚かせ、

そして一寸悲しませた後に

残り香のような微笑を残して

去ってゆく。


天職

2010-01-18 17:51:00 | 出産・育児

クリスマスも過ぎた病室のベットの上で

沢山の管を腕に繋いだあなたは

”この仕事、天職だと思うんですよ”と元気に笑い、

結果的には随分私の心を救ってくれた。

そのとき、枕元にあった沢山の絵は

幼い二人の娘さんが書いた絵で

楽しそうな笑顔であふれかえり


少し落ち着いた容態もあって

そのとき 明るい笑顔で病室が埋まった


あのときの沢山の笑顔は棺の中で

彼は沢山の笑顔と一緒に荼毘に付される


ベスト

2010-01-17 23:30:00 | インポート

”そういえば彼はいつも何色の帽子をかぶっていたっけ?”

式の準備中ふとそんな話題になった。

釣りをしているときの彼の姿を家族は殆ど知らない


倉庫から持ってきたベストは黒色で、背中に名前の刺繍があった


帽子が見つからなくって

彼の愛車のトランクを開けると

新しい未開封の沢山の釣り道具が、

彼らしく少し乱雑に積み込まれていた。

”内緒でこんなに沢山・・・”

隣で、残された彼の細君が

一寸驚いた後に、穏やかに微笑んだ


結局、ベストは赤色のベストで、茶色の帽子が彼のお気に入りだったと

釣り仲間が教えてくれた


たくさんの仲間を迎える場所に

あなたの、そのとっておきを飾ろう


永遠のためいき

2010-01-16 21:43:00 | 出産・育児

突然の知らせは、

穏やかな冬のお昼のオフィスを凍りつかせた。

あまりにも突然で、予想もしなかった結果で

私の体と心が離れ離れになったかと思うと、

気がつけば私はベットの前であなたを見つめて立っていた。

冷たく光る病院の、何階かすら覚えていない廊下の一番先、

北向きの日の当たらない角部屋で、

あなたはじっと目をつぶって、両手を胸の前で強く握って。

まだ良く判っていない私。

涙も出ずに、永遠に思える程大きなためいきが

余り広くない個室に重い空気を吹き込む。


やりたい事と歳をとるという事・・・

2010-01-04 11:42:52 | インポート

新春の新聞記事なんて、祝いの記事や行事予告等が多く(結果的には思い込みだと言う事だったのだけれど) 興味が無かったので、余りしっかり読んだ事が無かったのですが、今年は時間があったのでじっくり読んでみた。

日経、朝日、MJ

意外・・・面白い記事が多い。参考になる記事も多かったし、何より今年の決意が沢山沸いた。

今年取り組みたい事は沢山ある。去年から暖めていた事や、やるつもりだったのに出来なかった事。本当に沢山。先ずは忘れないように箇条書きをしておこう。

そして、誰とするのか、どうやってするのか、幾らでするのが、何時までにするのか。これはじっくり考えたい。

日本人の平均年齢から見ても、そろそろ折り返し地点が見えてきている。勿論、第一線でがむしゃらに仕事が出来る期間も限られているだろう。人生で何が残せるのか、何をするのか。

新聞に様々な刺激をもらった。