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続・浜田節子の記録

書いておくべきことをひたすら書いていく小さなわたしの記録。

『飯島晴子』(私的解釈)鴨屋一軒。

2020-10-06 07:05:53 | 飯島晴子

   鴨屋一軒見事な風の吹いてゐる

 見事な風(?)、この描写は客観である。ゆえにこの句は実景(写生)ではなく何かの作品を見た感想である。たとえば浮世絵・・・、たとえば《五月雨や大河を前に家二軒》を読み、風を感じると言うように。
 見事な風は、受け手の側に巻き起きる旋風、感動である。

 鴨屋一軒はオウ・オク・イツ・ケンと読んで、翁、憶、逸、倹。
 見事なはビ・ジと読んで、微、示。
 風の吹いてゐる(風吹居)はフ・スイ・キョと読んで、二、遂、据。
☆翁に憶(思いを馳せる)。
 逸(優れており)倹(つつましい)。
 微(非常に細かく)示(教えている)。
(彼自身は)二つを遂(やりとげ)据えている。

 鴨屋一軒はオウ・オク・イツ・ケンと読んで、往、臆、逸、兼。
 見事なはビ・ジと読んで、備、字。
 風の吹いてゐる(風吹居)はフ・スイ・キョと読んで、普、推、挙。
☆往(前に進むこと)の臆(胸の内)には、逸(隠して)兼ねた備(あらかじめ用意してある)字があり、普く推しはかる挙(企て)がある。


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