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続・浜田節子の記録

書いておくべきことをひたすら書いていく小さなわたしの記録。

『城』1101。

2012-11-21 06:22:30 | カフカ覚書
「それじゃ、すぐ行こう。じきにお内儀さんをなだめてあげるよ」
「そうしていただけさえすれば、なにも言うことはございません」
 ふたりは、明るい台所を通っていった。三、四人の女中が、たがいに遠く離れたところで、それぞれなにか仕事をしていたが、Kの姿を見るなり、石になったように立ちすくんだ。

 三/drei→drng/圧迫。
 四/vier→vieh→人。畜生同然の人。
 台所/Kiche→Kirche/教会、信徒。

☆「ではすぐ行こう」「すぐにお内儀(親衛隊)を安心させてあげるよ」ただ悩んでいるという。
 二人は信徒を導くのに圧迫や人の作り話を改めようとしたが、彼らは現場不在であるKの姿を見るなり立ちすくんだ。教会からもお内儀(親衛隊)のつくため息が聞こえた。
 

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