続・浜田節子の記録

書いておくべきことをひたすら書いていく小さなわたしの記録。

『城』2252。

2016-03-06 06:31:53 | カフカ覚書

それでも、あの机のなにか仕事を持っている。大きな本をひらいて、なにかしら読み、書記にむかってなにかしら小声で口授し、ときたまバルナバスのうえに視線をおとすときは、なにかしら考えているにちがいない。たとえこれらすべてのことが事実でなくなんの意味もないとしても、だれかが彼を底に配置し、これにはなんらかの意図があったにちがいありません。


☆それでも書見台のところで大きな本をひらいてなにかしら書記にむかって小声で口授しバルナバス(生死の転換点)に先祖の汚点として長い時間視線を落とすとき、なにかしら考えているに違いない。たとえなんの意味もないとしても、彼と彼の行為にはなにかしら意図があるにちがいない。


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