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続・浜田節子の記録

書いておくべきことをひたすら書いていく小さなわたしの記録。

『飯島晴子』(私的解釈)春蘭や。

2021-03-02 07:12:46 | 飯島晴子

   春蘭や男は不意に遺さるゝ

 春蘭は、その花の形状からジジババと呼ばれることがある。老年、老境で安穏としていると思いがけず生活のすべてを担っていたババのほうが先に逝くことがあり、呆然とするジジの不如意。

 春蘭はシュン・ランと読んで、旬、濫。
 男は不意にはナン・フ・イと読んで、難、腑、已。
 遺さるゝはイと読んで、慰。
☆旬の濫(実って柔らかくなるものは腐って形が崩れる)は難(手に負えない)。
 腑(心の中)では已(すでに)慰めている。

 春蘭はシュン・ランと読んで、峻、乱。
 男は不意にはダン・フ・イと読んで、談、怖、以。
 遺さるゝはイと読んで、委。
☆峻(けわしく)乱(もつれて筋道が通らない)談(話)は、怖い。
 以(それより)委(成り行きに任せる)。

 春蘭はシュン・ランと読んで、蠢、濫。
 男は不意にはナン・フ・イと読んで、難、普、畏。
 遺さるゝはイと読んで、唯。
☆蠢(虫がうごめく)濫(度が過ぎる)難(わざわい)。
 普く畏(恐れる)、唯(ただそれだけ)。


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