漏れ薬罐しばらく使ふ冬椿
漏れ薬罐、じわじわっとどこからともなく漏れる、判別しにくいほどの欠損であれば、まだしばらくは使用可能でもある。寒風に吹き曝される冬椿、美しさに手に取ってみると、どこというのでもなく傷みの徴候がある。
漏れ薬罐はロク・ヤク・カンと読んで、老、厄、艱。
しばらく使ふ(暫使う)はザン・シと読んで、斬、此。
冬椿はトウ・チンと読んで、闘、鎮。
☆老いの厄(苦しみ)艱(悩み)を斬(たち切る)。
此と闘い鎮(押さえつけること)である。
漏れ薬罐はロウ・ヤク・カンと読んで、労、訳、換。
しばらく使ふ(暫使)は、ザン・シと読んで、竄、視。
冬椿はトウ・チンと読んで、套、珍。
☆労(力を尽くして働き)訳(ある言語を他の言語で言い換えること)を勘(考える)。
竄(文字・文章を変えること)を視(よく見てから)、套(隠す)のは珍しい。
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