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続・浜田節子の記録

書いておくべきことをひたすら書いていく小さなわたしの記録。

『城』1384。

2013-09-04 06:00:58 | カフカ覚書
それに、この考えかたは、それなりに十分な正しさをもっていた。というのは、この職場は、彼女にまったく不似合いだけれども、おそらく自分から希望したわけでもなければ、その腕を買われたのでもなく、ほんの当座しのぎにまわされたのであろう。フリーダがいつも帯にぶらさげていた革の銭入れさえ、ペーピにはまかされていないのだ。

 革の銭入れ/Ledertaschen→Rade tausch/互いに取り替える話。
 帯/Gurtel→Gute/好意、親切。

☆それにこのイメージは十分に正しいものだった。というのは、この身分は彼女には、まったく適合せず予想外の不当な割り当てだった。フリーダ(平和)が常にいだいている親切で互いに取り替える話(平等)でさえ、ペーピ(身分証明書)には委ねられていないのである。
*帯/Gurtel→Getto/ユダヤ人居住区。ユダヤ人居住区をを交換する、つまり開放するという感じも・・・。

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