暑さ寒さも彼岸まで・・・たしかに。
寒くて昨夜は毛布を掛けたいくらいだったけど、眠くて眠くて結局、目が覚めたら朝。で、寒い朝となりました。
息子や孫たちは風邪をひかなかったろうかと心配するような寒さ。でも考えてみると「お母さん、昨夜は寒かったけど大丈夫? 風邪をひかないようにね。」なんて(電話の一つもくれたらどうだ)って。
年寄り気分の甘え…ダメだダメだ。
お彼岸を忘れずに咲く曼珠沙華、まだまだ頑張りましょう。
『埃の栽培』(撮影 マン・レイ)
埃を栽培するという営為はない。
埃は自然(歳月)の営みによる結果であり、有益であるとは言えず、払拭すべき負の産物である。
空気より重い埃(微塵)は空中を漂いつつ落下し、そこに留まる。風圧で他所に移動するかもしれないが、降り積もる埃は時間の集積でもある。
不可逆である時間の集積は、益ともならず不要の汚染と化していく。
希求されず、人知れず留まる埃の宿命。発見は即ち、消去を意味するかもしれない。
無・無益・打ち消されるべき行方の埃は人知れず、どこかしこ静かに留まっている。この悲哀にも似た存在物の宿命は、無空を凝視するデュシャンの眼に好機と映ったに違いない。
「真理は正にここに在ると!」
人の手に拠らないレディ・メイドである。
(写真は『マルセル・デュシャン』美術出版社刊)
「ボール投げなら僕決してはづさない。」
男の子が大威張りで云ひました。
☆等(平等)という目(ねらい)を決めた談(はなし)である。
詞(ことば)で他意の意(考え)を重ねて運(めぐらせている)。
「ああ、そのうちにあなたもおわかりになる、とおもいますわ。ソルティーニにたいするアマーリアの態度が軽蔑を受ける最初のきっかけになったのだということが、どうしてもおわかりにならないのですか」
☆「ああ、K」と、オルガは言った。あなたもそのうち理解できると思います。ソルティーニに対して畏敬を抱いたことが、この軽蔑(眠らずに過ごす)の動機であり、小舟という方法になったことが理解できないのですか」