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続・浜田節子の記録

書いておくべきことをひたすら書いていく小さなわたしの記録。

七回忌。

2011-08-07 07:11:50 | 日常
「みんな年を取ったね」

 義姉の言葉に一同大笑い。(よくぞここまで・・・)の思いが交錯する。
 それでも義母が亡くなった年齢までは追いつかない。

 それぞれ変らないようで確実に変っている。美人の長姉は腰が曲がり歯も入れ歯になり食べるときにはそれを外している。(あの美しい姉がと思うと感慨深いものがある。
 義母のお葬式には長姉に恋焦がれた従兄のAさんが胸ポケットから長姉の写真を取り出し、
「自分の親の通夜に多忙の叔母さん(義母)に代わって長姉が訪れたけど、親の死より長姉がそばにいてくれたことが嬉しかった」と告白した。

 今日聞いた新情報によると、Aさんは長姉に結婚を申し入れたという、けれど、義母が従兄妹同士ということで反対したため話は流れたらしい。
 未練たっぷりだったAさん。
 長姉の話によると、「何だってすぐわたしのそばに来てうっとおしかった」と。

 美人の長姉、淡白で何事にも疎い性格。(お姉さんほどの容姿だったら)と思うのに、引っ込み思案。


 美人の系譜・・・叔母さんにも凄い美人がいて御殿と呼ばれるほどの屋敷に住み、長姉などはよく遊びに行ったらしい。
「でも戦後不景気になって、某社のトップの方にいた人がその屋敷を買い取ったの。今はもうその家はないわ」という。


 近くに住んでいる割には滅多に会わない夫の姉兄たち・・・夫は末っ子で情報薄。
 親族に会うと、親族の知られざる歴史の一端が聞けて興味津々。(なんて言ったら叱られるけど)

 天国のお義母さん、無事七回忌を終えました。みんなを見守ってくださいね。

『風の又三郎』66。

2011-08-07 06:49:52 | 宮沢賢治
「何の用で来たべ。」
「上の野原の入口にモリブデンといふ鉱石ができるので、それをだんだん掘るやうにする為ださうです。」

 野原はノ・ゲンと読んで、NO=無、幻。
 モリブデンは、守普天。
 鉱石はコウ・シャクと読んで、公・釈。
 掘るはクツと読んで、グツウ/弘通/仏法が広まること。

☆「神の無の幻の新しい考えに、守普天(天のおおう限りを守る)という公/一部に偏らない・正しい釈(意味を解き明かす)ができるので、それをだんだん仏法が広まるようにする為だそうです。

『城』561。

2011-08-07 06:16:26 | カフカ覚書
フリーダは、ほとんど生まれつきのような従順さでさっと起きあがったが、自分がどこにいるかを思いだすと、また寝そべって声をたてずに笑いながら、

 生まれつき/einborenen→Ahn borgen/先祖、安全な。
 einen→Ahnen/おぼろげながら知っている。
 寝そべる/streckte→Strecke/道のり。
 笑う/lachen→Rache/復讐する。

☆ほとんど生まれつきのような従順さで起き上がったが、フリーダはマストの後方にいることをおぼろげながら知ると復讐心が突然こみ上げてきた。