続・浜田節子の記録

書いておくべきことをひたすら書いていく小さなわたしの記録。

怖い顔。

2011-08-16 07:17:51 | 日常
 妹がお盆のお墓参りに来てくれた。
 開口一番、「お姉さんの顔怖いわ」
(えっ、お前のほうこそ・・・なんか怖い)


 医者が患者の顔を見て、先ず診断を下すというけど、二人きりの姉妹・・・やっぱり先ず顔を顔を見て、近況を探っているのではないか。
(何かなかったか、何か病気でもしているのではないか)という疑心暗鬼。

 そうして話しているうち・・・(ああ何でもないようね、良かった。お互い身体に気をつけましょうね)という暗黙の語らいがある。

「ところで、最近は漫画のほうは描かないの?」
《どきっ!》

《ええーっ、お前さん、わたしのブログ見てたのかい!》
 衝撃!!

「久美子が見つけてさ」
「そ、そうなんだ」「・・・」
(悪いことは書けないもんだね)

「漫画描かないの?」(面倒だからね)

 そうか、楽しみにしていてくれた人(身内は甘くて温かい)がいたなんて!
「だってそれしか見るとこないし、ほかのはなんか面倒だし・・・」
(・・・ほかのがメインで、漫画はホンのご愛嬌だったのに・・・)

『風の又三郎』75。

2011-08-16 07:09:27 | 宮沢賢治
また昨日のやうに教室の中に居るのかと思って中をのぞいて見ましたが教室の中はしいんとして誰も居ずコクバンの上には昨日掃除のとき雑巾で拭いた痕が乾いてぼんやり白い縞になっていました。

☆索/さがす太陽は胸悉(悉く胸の中=精神的)に注ぐけれど、虚しさは衷(心の中)に現われる。
 精神の宙(宇宙=世界)を推しはかる虚しさを告白する。
 万/すべては金、普く金に換わることを吐く(言う)考えである。

『城』570。

2011-08-16 06:52:16 | カフカ覚書
敵の手ごわさと自分の目標の大きさにふさわしい細心の慎重さをもって歩一歩すすんでいくはずだったのに、こんなところでひと晩じゅうビールの水たまりのなかをころげまわっていたのだ。ビールはいまは息がつまりそうな臭いがした。

 ひと晩じゅう/ein Nachtlag→Ahn Nachen Rang/先祖、小舟、格闘する。
 ビールの水たまり/Bierpfutze→bieder pfusch/偽善者、いかさま。
 

☆敵の重要人物と自分の限度に注意して先へ急ぐはずだったのに、先祖の小舟と格闘し、偽善者のいかさまに今ではその評判に麻痺しいている。