ねこじゃらし2

いけばな、いきもの、食べ物、音楽、散歩を楽しむ ねこじゃらし

201014 旧芝川で マメアサガオ、オギ、トウネズミモチ、カイヅカイブキ、他

2020年10月15日 | 植物・園芸など
9月21日に歩いた旧芝川をまた歩いてみました

マメアサガオ、 ベニバナマメアサガオ、 ホシアサガオ( いずれもヒルガオ科)
それらの区別を確かめたくて来たのだけれど、遅かった
白いマメアサガオはまだわずかに咲いていましたが、ほとんどが実になっていました
また来年、花の時期に来てみよう
 
オオオナモミ キク科 クサンティスマ属
Xanthium occidentale Bertol.
クサンティスマ
在来のオナモミは灰緑色になり、帰化植物のオオオナモミは茶褐色になる
ということなので、旧芝川のオナモミはオオオナモミとしました
 


セイタカアワダチソウ

軽く2mは超えている、たしかに、セイタカ******
 
セイタカアワダチソウ
キク科 アキノキリンソウ属
Solidago altissima L.
 

ミヤギノハギ 宮城野萩 マメ科 ハギ属
Lespedeza thunbergii (DC.) Nakai subsp. thunbergii f. thunbergii
レスペデサ ツンベルギー
 
遊歩道と上の歩道の間の石垣に枝垂れているハギ
萩は秋の七草
ミヤギノハギだと思う
毎年新しい枝を地際から伸ばし枝垂れる
葉は三小葉からなる複葉で小葉の先はとがる
ただ、花序は葉の付け根に月15㎝程に伸び7~9月に蝶形花が二個ずつらせん状につく果実はほとんどできない・・・の
説明の花の付き方が違うように見受けられるが、
花序の元から順に咲きあがってきた最後の花なのだと思う
ヤマハギはほとんど垂れない・・・のでこれとは違うと見ました
 
ミヤギノハギは交雑起源と推定される多年草~亜低木
地際から1年生の枝が出る
花穂は複葉よりずっと長い
参考:
監修:勅使河原宏・大場秀章,1999.現代いけばな花材事典.草月出版:p.500
② 安藤敏夫・小笠原亮・長岡求,2007日本花名鑑④.アボック社:261
 
 

ホウキギ 箒木 (ホウキグサ、コキア)  ヒユ科 バッシア属
Bassia scoparia (L.) A.J.Scott
バッシア スコパリア
英名 burning bush
 
春蒔き1年草
以前はコキア属であったのでコキアとも呼ばれる
実が畑のキャビア「とんぶり」となるのは紅葉しない
日本へは古い時代に渡来し、ほうき用・薬用にさいばいされていた

安藤敏夫・小笠原亮・長岡求,2007日本花名鑑④.アボック社:37



作業中、刈り払いの手が入ってすっきりした

トウネズミモチの実、まだネズミの糞みたいに黒くない



葉は対生で
裏から陽を透かすと側脈が透けて見える
透ける→透(トウ)→トウネズミモチと覚える
 
トウネズミモチ 唐鼠黐
モクセイ科 イボタノキ属
Ligustrum lucidum Aiton  
リグストルム ルキドゥム
中国原産 常緑高木 非常に強健で成長も速い
ネズミモチより葉が大きく、実は丸みがある
参考:
監修:勅使河原宏・大場秀章,1999.現代いけばな花材事典.草月出版:p.484
②安藤敏夫・小笠原亮・長岡求,2007日本花名鑑④.アボック社:263
 
 

手前に広がる大群落はツユクサ
こんな湿ったところが好きな植物だったのかと思う
検索図鑑で植物名を調べる知人がいる
わたしには難しく正確にも会わないのでめったにひかないのだけれど
この木のように前縁だったり切れ込みがあったりする樹は検索泣かせ
逆にこれが特徴といえる

ヤマグワと思われる
 
マグワ(トウグワ) Morus alba L. 
卵形~倒卵形で時に3裂し三角状の鋸歯がある
養蚕用に広く栽培
あるいは
ヤマグワ(シマグワ)Morus australis Poir.
葉は3~5深裂することが多い
クワ科 クワ属(モルス属)
参考: 安藤敏夫・小笠原亮・長岡求,2007日本花名鑑④.アボック社:292
 


皮に近いあたりに見えるススキの様な植物
ススキならまとまって株上にはえるところ、ばらばらと1本づつ生えている

ススキなら小花に長い「芒・ノギ」という構造が1本づつ見られるところ、それが無い
・・・ので、ススキのように見えるけれどもオギだと判断しました
黒いのは雄しべ
 
オギ 荻 イネ科 ススキ属
Miscanthus sacchariflorus (Maxim.) Benth. et Hook.f. ex Franch. ミスカンツス
ミスカンツス
外見はススキによく似るが、
水辺や湿地を好み、
地下茎で広がって大きな群落をつくる
小花に芒が無い
 

ススキは、株立で
 
ススキ
各小穂に1本ずつ長い芒(のぎ)がある
この3枚は、後日、小石川植物園で撮影したもの
 
 
参考: ① 監修:勅使河原宏・大場秀章,1999.現代いけばな花材事典.草月出版:p.335
 


斑入りのシマトネリコが駅前のペデストリアンデッキにあって覚えた樹
トネリコ(タモ) モクセイ科 トネリコ属
Fraxinus japonica Blume ex K.Koch
フラクシヌス ヤポニカ
雌雄異株の落葉高木 花序は今年枝に生じ、花弁を欠く
羽状複葉の小葉はふつう5~7枚(この樹はそれより多い)
 
参考: 安藤敏夫・小笠原亮・長岡求,2007日本花名鑑④.アボック社:175
 


ニシキギ科と思いましたが、幹に翼がないのでコマユミと判断しました
コマユミ
ニシキギ科 ニシキギ属
Euonymus alatus (Thunb.) Siebold var. alatus f. striatus (Thunb.) Makino
エウオニムス アラツス ストリアツス
(ニシキギ錦木 Euonymus alatus (Thunb.) Siebold f. alatus)
果実は1~2個の分果となり、裂開して赤い仮種皮に包まれた種子が下垂する
花は5~6月
 
参考: 安藤敏夫・小笠原亮・長岡求,2007日本花名鑑④.アボック社:156
 


ノアサガオ(リュウキュウアサガオ、オーシャンブルー)
ヒルガオ科 サツマイモ属
Ipomoea indica (Burm.) Merr.
イポメア
 
 

ウチワサボテンの1種
それ以上、種・品種はわからない
サボテンといてもこれには棘が無い
お宅の玄関先に大きく育っているけど、これなら危なくない
 


ハナニラ → ニラ ヒガンバナ科 ネギ属
Ipheion uniflorum (Graham) Raf. →Allium tuberosum Rottler ex Spreng.
アリウム
葉をちぎるとニラの匂い
 


ガクアジサイ
萼部分の苞のある花が皆、裏返っている
アジサイは花が終わるとこのように裏返る
 


サザンカ山茶花
ツバキ科 ツバキ属
Camellia sasanqua Thunb.
カメリア ササンクア
 


蕾の色が薄いのでもしやウスギモクセイ?と思いましたが

金木犀でした
 


知人が送って下さった写真の幹がまるで妖怪ヒャクメッキみたいだったので
カイズカイブキってこんな幹だったのかと再認識
それで、確かめたくなって
立派な生垣のお宅を見つけたので近寄って見ました
そういえば、カイヅカイブキは剪定すると、葉の形が変わると聞いたことがあります
ふと見ると、そっと、こちらを警戒する犬が
吠えるでもなく甘えるでもなく
こちらも、近寄っていいのか立ち去った方がいいのか
しばし、緊張がただよいました
少し離れてのぞいてみるとかわいい柴犬でした

改めて公園で別の木を見つけました
幹はやはり何か、特異な感じです
 
カイヅカイブキ 貝塚伊吹 
ヒノキ科 ビャクシン属
Juniperus chinensis L. 'Kaizuka' 
ジュニペルス チネンシス カイズカ
生長が速く、大気汚染など都市環境に強い
 
参考: 安藤敏夫・小笠原亮・長岡求,2007日本花名鑑④.アボック社:240
 


こんもりと足元に
 
植物名は・・・宿題
 


先日からコムラサキを見るたびに思っているのは
対生であるのに、枝により一か所から3枚ずつ出ている輪生のように見える枝が多いということ
そこは花序(実)も3房づつ出ている
3輪生なのだろうか



こうしてみると対生なのだけれども
コムラサキ シソ科 ムラサキシキブ属
Callicarpa dichotoma (Lour.) K.Koch
カリカルパ ディコトマ
参考: 安藤敏夫・小笠原亮・長岡求,2007日本花名鑑④.アボック社:56
 
 
半日出歩くと、1日はぐったり、
そして、元気が出たら、こんな風に名前や特徴を調べてみる
今はこんな感じ
 
また歩いてみよう


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