ねこじゃらし2

いけばな、いきもの、食べ物、音楽、散歩を楽しむ ねこじゃらし

200921 ひっつき虫 旧芝川で

2020年09月21日 | 植物・園芸など
つる植物はツツジやアジサイの上を植栽を覆っていましたが
もう、この植物を除草しなかったらそこがどんなだったかわかんないってほどの量で
繁茂していたのは、その実を見ると
オナモミ ・・・宿題
在来のオナモミなのか帰化植物のオオオナモミなのかわからない
 
オオオナモミ キク科 オナモミ属 帰化植物
Xanthium orientale L. subsp. orientale
草丈0.5~2 m。果実(果苞)の長さが2~2.5 cmと大きくて表面に毛が少ないく、棘が3~6㎜。熟して褐色になる。葉に短い鋸歯があるが尖らない
 
オナモミ キク科 オナモミ属
Xanthium strumarium L. subsp. sibiricum (Patrin ex Widder) Greuter
草丈0.2~1m内外。果実の長さが0.9 ~1.8 cm、棘が2~3㎜で、表面に毛が多く、やがて灰緑色になる。葉には鋸歯があり先端は尖る。

三崎の海岸の砂地に実が茶色くなる(今考えればあれはオオオナモミ)のが生えていた
学生さんがその実を取って、小さな100均のクリスマスツリーに松ぼっくりに見た手てその実をつけて飾っていた
 
実が毛や服に引っ付くのでひっつき虫

花序の先端の今茶色になっているのが雄花
下の雌花はもう実になっている
 
オオオナモミは要注意外来生物指定
オナモミは2007年第3次レッドリスト
旧芝川に繁茂する写真はどっちなんだろうか
草丈は低く、棘の長さは2~3㎜、葉の鋸歯はやや尖っている、今は珍しくなってという在来のオナモミだと思うのだけれど、これが、除草されなかったら、実の変化を見てみよう。灰緑色なら在来のオナモミ、褐色になったら帰化植物のオオオナモミに決まり。
また歩いてみよう
 
参考: 国立環境研究所侵入生物データベースオオオナモミの頁はこちら → https://www.nies.go.jp/biodiversity/invasive/DB/detail/80660.html
 
ウィキペディア オナモミの頁はこちら → https://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%82%AA%E3%83%8A%E3%83%A2%E3%83%9F
 


コセンダングサ
キク科 センダングサ属
Bidens pilosa L. var. pilosa
ビデンス
帰化植物
筒状花だけであり、アメリカセンダングサのような葉のように目立つ総苞がない
こちらはわずかに白い舌状花がある
コシロノセンダングサのようにはっきり白い舌状花があるわけではない
アイノコセンダングサかもしれない(コセンダングサ×コシロノセンダングサ)
(ネット検索ですませて図鑑を開かない自分に後ろめたさを覚えてきた)
 
果実(痩果)に2~4本の芒(刺)があり、芒には下向きの小さな刺がある
これも引っ付き虫
 
コシロノセンダングサ キク科 帰化植物
Bidens pilosa L. var. minor (Blume) Sherff
 
参考: 松江の花図鑑・センダングサに似た仲間の頁はこちら → https://matsue-hana.com/yasou/kubetu/sendangusa.html
 
シロチョウの種名はわからない
参考: 庭のチョウの頁はこちら → https://butterfly-garden.jp/doc/butterfly.php


イノコヅチ ヒユ科 イノコヅチ属
針状の小胞がどうぶつの身体などにくっつく、ひっつき虫
ヒナタイノコヅチ と ヒカゲイコズチ がある、これはどっち?・・・と思って
帰って植物和名-学名インデックスで検索したら、
イノコヅチの別名がヒカゲイノコヅチ、イノコズチ・・・とあった
ヒカゲノ・・・ヒナタノ・・・と「ノ」が入って覚えていたのは間違いだった
 
イノコヅチ ヒユ科
Achyranthes bidentata Blume var. japonica Miq.
別名:ヒカゲイノコヅチ、イノコズチ
普通に見られる。毛が少なく、小苞の基部に半透明の白い付属物は長さ1㎜。
 
ヒナタイノコヅチ ヒユ科
Achyranthes bidentata Blume var. fauriei (H.Lév. et Vaniot)
葉の両面に毛がある。小苞の基部の付属体が0.3〜0.5mm
 
これはどっち?
 
今日たくさんであった旧芝川の植物のうち、
動物散布のこれら3種は動物散布のひっつき虫
ざっくりと名前がわかるけど、種の同定までは難しかった・・・宿題
また歩いてみよう

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