はじめてタラヨウを知ったのはここ小石川植物園でした
埼玉県立花と緑の振興センター雌の木の実を見て、雌雄異株ってことを知りました
だったら、小石川植物園のタラヨウの木はどっちだった? と今日はぜひ見たいとやってきました
ここでも実が付いていました。雌株です。ラベルにはちゃんと雌木って書いてありました
タラヨウ 多羅葉 右が雌株、左が雄
Ilex latifolia Thunb.
アイレックス(イレクス) ラティフォリア
モチノキ科 モチノキ属
近畿以西~九州、中国 たしかlatifoliaは広い葉
関東には自生していないってことかしら
今日は1時間しかいられないので、大急ぎ
ふとみると1本の木に2つのラベル
イロハモミジがハゼノキの洞から出ています
何度も来ているのに来るたび発見がある
見上げるとイロハモミジもハゼノキも紅葉していました
ハゼノキに似ているが、偶数羽状複葉、先端が小葉2枚
小葉のつき方が直角でそろっているので楷書の楷樹
孔子廟に植えられることから学問の木とも呼ばれる
ラベルにあったカイノキは別名で和名はランシンボク爛心木
Pistacia chinensis Bunge
ピスタキア(ピスタシア) チネンシス(シネンシス)
ウルシ科 ピスタキア属
台湾・中国、アフガニスタン、フィリピン
オニモミジは黄葉していました
オニモミジ は別名で和名はカジカエデ
Acer diabolicum Blume ex K.Koch
アケル ディアボリクム(ディアポリカム)
ムクロジ科 カエデ属
日本(本州~九州) 雌雄異株
サンシュユ 紫色に近い黄葉と、実と、冬芽(花芽)が見れました
サンシュユ 山茱萸
Cornus officinalis Siebold et Zucc.
コルヌス(コルナウス) オッフィキナリス
ミズキ科 ミズキ属
中国,朝鮮
球形の冬芽は花芽
江戸時代に薬用植物として渡来、果実酒にもなる
生薬の「山茱萸」は、偽果の果肉を乾燥したもの。果実は偽果で花床の成熟したもの。種子と思われる部分が果実。成分としてロガニンなどを含み、滋養、強壮作用がある。八味地黄丸などに配合されている
クロガネモチ 明るい色が葉の縁を彩る
振り返ると大木です。住宅のお庭や街路樹で見ているのとは印象がだいぶ違う
クロガネモチ
Ilex rotunda Thunb.
イレクス(イレックス) ロツンダ(ロタンダ)
モチノキ科 モチノキ属
日本(関東南部~琉球),東アジア,インドシナ
落葉した枝先に残る花柄
ユリノキです
Liriodendron tulipifera L.
モクレン科 ユリノキ属
Lirion ユリ dendron木 tulipiferaチューリップ形の花の咲く
モミジバフウ 紅葉葉楓 別名アメリカフウ
フウ科(旧マンサク科) フウ属
Liquidambar styraciflua L.
リクイダンバル(リキダンバー) スティラキフルア
北アメリカ東部,中央アメリカ
枝にコルク質の稜があり、葉は5裂か7裂、集合果は4cm
イチョウ 銀杏 公孫樹
Ginkgo biloba L.
ギンクゴ(ギンコ) ビロバ
イチョウ科 イチョウ属
一属一種 雌雄異株
この写真は精子発見の雌木のものではない
フウ
Liquidambar formosana Hance
リクイダンバル(リクイダンバー) フォルモサナ(フォルモーサナ)
フウ(旧マンサク)科 フウ属
フウとトウカエデの区別がつかん
フウには細かい鋸歯があり互生
分類標本園で目立っていたのはハゼの仲間
ヤマハゼ
Toxicodendron sylvestre (Siebold et Zucc.) Kuntze
トキシコデンデロン シルヴェストル
ラベルに書いてあったのは
Rhus sylvestris Siebold et Zucc. シノニム
ルス
ウルシ科 ウルシ属
日本(本~九)、中国中南部,朝鮮, 台湾
ハゼノキは無毛、ヤマハゼは葉の両面と柄に毛がある(でも触りにくいなかぶれるから)
温室に向かいます
温室の前のイロハモミジ並木のトンネルは今、緑~黄~橙~赤
地図の11番、丈夫な柵・支柱で囲まれて今盛りでした
コダチダリア
Dahlia imperialis Roezl ex Ortgies
ダーリア(ファリア) インぺリアリス
キク科 テンジクボタン属ダリア属
メキシコ~コロンビア
6~9mになる。ここでは工事足場のパイプで囲って支えている
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