ねこじゃらし2

いけばな、いきもの、食べ物、音楽、散歩を楽しむ ねこじゃらし

211203 作楽会 いけばな 草月流 157 アンスリウム,ツバキ,トクサ

2021年12月03日 | いけばな
 

脚があって、花期から離れたところに緑の面を作って花をそえたかった
これでもずいぶんツバキの葉を整理したのだけれど、もっと取って枝の線を見せ、窮屈な構成を軽くするようご指導いただきました
玄関に置いたらいい・・・くらいのサイズの作品になりました
花材: アロストロメリア,ツバキ (トクサも入っていましたが使えませんでした)
 
 
もう一つ、同じように花器から離れたところで緑の構成を作りたくて今度はトクサを使いました。初めは枝先に2枚ずつ葉を残していたツバキが、これではさっきの作品と同じ、ということで、ご指導をいただき、全部葉を取ってこうして線の構成になりました
写真を見ると、花器に流れる縦の緑の線とトクサの緑がつながったようで、なかなかいいなと自分では気に入りました
この花器の形に特徴があるけど、色もまたいい、そして模様もいいと気が付きました
 
花材: アロストロメリア,ツバキ,トクサ
花期: 陶器
 
 
花材、他にはこんな組み合わせがありました
私ならどんないけ方をするだろう
*サンゴミズキ・石化杉・カンパニュラ
*ボケ・レモンリーフ・染カーネーション
*Xmasリース用 赤づる・サンキライ・クジャクヒバ・金松毬
・・・ ・・・・・ ・・・・・・・
先週、お教室の隅に置かせていただいたお花が事務局の方から好評だったと聞いて、お世辞とは思いましたがうれしく思いました
他人様に見ていただくのは怖くもありますがうれしくもあります
お花は自分のためでもあり、見てくださる誰かのためでもあり、それで『場にいける』ってことがあるのだと久しぶりに、先生、機会を与えてくださってありがとうございました

211203小石川植物園 4/4 温室

2021年12月03日 | 植物・園芸など
 

鐘楼閣ショウロウカク
Stapelia leendertziae
スタペリア レーンデルツィアエ 
キョウチクトウ科 
南アフリカ原産 釣り鐘形の花は暗赤紫、径10cm、

よく似ているけどこちらの方が凸凹
緑色の四角い棒状の部分が茎で葉は退化している。サボテンに見えるが科が違う
Stapelia hirsuta
スタペリア ヒルスタ 犀角サイカク
キョウチクトウ科
南アフリカのケープ地方原産 15cm前後の暗紫色の花には産毛がびっしり生え開花が進むと大きく反り返る 臭いに誘われハエがたかる
前回訪れた時花が咲いていました。改めてスタペリア属を検索したところガガイモ科ではなくAPGではこのラベルのようにキョウチクトウ科になっていました
参考・引用: ヤサシイエンゲイ
 

キンカチャ 金花茶
Camellia petelotii (Merr.) Sealy
カメリア ペテロティイ 読み方?
ラベルはCamellia chrysantha (Hu) Tuyamaシノニムでした。日本花名鑑でも同じ学名でした
ツバキ科 ツバキ属
花はつやのある黄色で一重抱え咲 
 


川口市立グリーンセンターでも見ました、この花の下の方にひょろひょろっとした部分が無い種はダースベイダーに似てるってされている、見てみたい
Aristolochia tricaudata 
アリストロキア トリカウダタ
ウマノスズクサ科 ウマノスズクサ属
Arist最良の  lochia出産 ギリシャ語 花の形が胎児に似てるから
tri3 caudata尾状の ギリシャ語 萼片の先端部の様子から
メキシコ
花に見えるのは萼で花弁は無い。腐敗臭を放ちハエが受粉媒介するという。匂い嗅いでみればよかった
 
 
 

今日は花が少なかった温室で、目立っていた白い花

葉がギボウシ

ギボウシズイセン(アマゾンユリ)
Eucharis grandiflora Planch. et Linden
ヒガンバナ科
鉢にはもう一つラベルが刺さってましたUroeolina×grandiflora
アンデス北部
 
いそいでお教室へ
こんどは2週間後、もう少し時間に余裕持ってこられたらいいのだけれど

211203 小石川植物園 3/4 日本庭園から坂を登って

2021年12月03日 | 植物・園芸など
はじめてタラヨウを知ったのはここ小石川植物園でした
埼玉県立花と緑の振興センター雌の木の実を見て、雌雄異株ってことを知りました
だったら、小石川植物園のタラヨウの木はどっちだった? と今日はぜひ見たいとやってきました

ここでも実が付いていました。雌株です。ラベルにはちゃんと雌木って書いてありました

タラヨウ 多羅葉 右が雌株、左が雄

Ilex latifolia Thunb.

アイレックス(イレクス) ラティフォリア 
モチノキ科 モチノキ属
近畿以西~九州、中国 たしかlatifoliaは広い葉
関東には自生していないってことかしら
 
今日は1時間しかいられないので、大急ぎ
ふとみると1本の木に2つのラベル

イロハモミジがハゼノキの洞から出ています 何度も来ているのに来るたび発見がある

見上げるとイロハモミジもハゼノキも紅葉していました
 

ハゼノキに似ているが、偶数羽状複葉、先端が小葉2枚
小葉のつき方が直角でそろっているので楷書の楷樹
孔子廟に植えられることから学問の木とも呼ばれる
ラベルにあったカイノキは別名で和名はランシンボク爛心木
Pistacia chinensis Bunge
ピスタキア(ピスタシア) チネンシス(シネンシス)
ウルシ科 ピスタキア属
台湾・中国、アフガニスタン、フィリピン
 


オニモミジは黄葉していました

オニモミジ は別名で和名はカジカエデ
Acer diabolicum Blume ex K.Koch
アケル ディアボリクム(ディアポリカム)
ムクロジ科 カエデ属
日本(本州~九州) 雌雄異株
 


サンシュユ 紫色に近い黄葉と、実と、冬芽(花芽)が見れました
サンシュユ 山茱萸
Cornus officinalis Siebold et Zucc.
コルヌス(コルナウス) オッフィキナリス
ミズキ科 ミズキ属
中国,朝鮮
球形の冬芽は花芽
江戸時代に薬用植物として渡来、果実酒にもなる
生薬の「山茱萸」は、偽果の果肉を乾燥したもの。果実は偽果で花床の成熟したもの。種子と思われる部分が果実。成分としてロガニンなどを含み、滋養、強壮作用がある。八味地黄丸などに配合されている
参考・引用: 京都薬用植物園
 
 
クロガネモチ 明るい色が葉の縁を彩る
振り返ると大木です。住宅のお庭や街路樹で見ているのとは印象がだいぶ違う
クロガネモチ
Ilex rotunda Thunb.
イレクス(イレックス) ロツンダ(ロタンダ)
モチノキ科 モチノキ属
日本(関東南部~琉球),東アジア,インドシナ
 


落葉した枝先に残る花柄

ユリノキです
Liriodendron tulipifera L.
モクレン科 ユリノキ属
Lirion ユリ dendron木  tulipiferaチューリップ形の花の咲く
 


モミジバフウ 紅葉葉楓 別名アメリカフウ
フウ科(旧マンサク科) フウ属
Liquidambar styraciflua L.
リクイダンバル(リキダンバー) スティラキフルア
北アメリカ東部,中央アメリカ
枝にコルク質の稜があり、葉は5裂か7裂、集合果は4cm
 


イチョウ 銀杏 公孫樹
Ginkgo biloba L.
ギンクゴ(ギンコ) ビロバ
イチョウ科 イチョウ属
一属一種 雌雄異株 
この写真は精子発見の雌木のものではない
 


フウ
Liquidambar formosana Hance
リクイダンバル(リクイダンバー) フォルモサナ(フォルモーサナ)
フウ(旧マンサク)科 フウ属
フウとトウカエデの区別がつかん フウには細かい鋸歯があり互生
 
 
分類標本園で目立っていたのはハゼの仲間

ヤマハゼ
Toxicodendron sylvestre (Siebold et Zucc.) Kuntze
トキシコデンデロン シルヴェストル 
ラベルに書いてあったのは
Rhus sylvestris Siebold et Zucc. シノニム
ルス
ウルシ科 ウルシ属
 
日本(本~九)、中国中南部,朝鮮, 台湾
ハゼノキは無毛、ヤマハゼは葉の両面と柄に毛がある(でも触りにくいなかぶれるから)
 


温室に向かいます
温室の前のイロハモミジ並木のトンネルは今、緑~黄~橙~赤
 
 


地図の11番、丈夫な柵・支柱で囲まれて今盛りでした
コダチダリア
Dahlia imperialis Roezl ex Ortgies
ダーリア(ファリア) インぺリアリス
キク科 テンジクボタン属ダリア属
メキシコ~コロンビア
6~9mになる。ここでは工事足場のパイプで囲って支えている
 
 
急ぎお教室へ向かいます

211203 小石川植物園 2/4 日本庭園へ②

2021年12月03日 | 植物・園芸など
印象的な洋館は旧東京医学校 重要文化財
門の外にある
現在は東京大学総合研究博物館の小石川分館として使用されている
 
 
 
さて、正門から入って低地を西へ歩き、日本庭園へ向かいました

iイヌブナ 
Fagus japonica Maxim.
ファガス ヤポニカ
ブナ科 ブナ属
日本(本~九)
 

クマザサ 隈笹
Sasa veitchii (Carrière) Rehder var. veitchii
イネ科 ササ属
日本(京都府)
分布は京都府なんだ、知らなかった、すると他は園芸利用の物が逸出したのかな
それに、漢字表記は隈笹。熊じゃなかった。これは白い隈取ってことかな。白い部分は葉緑体を失った細胞に夜斑入りではなくて枯れ込み。この隈取は冬季に・・・ということなので、今度は夏に見に来てみよう
 

植物名をメモしてこなかった・・・
 

アサダ
Ostrya japonica Sarg.
オストリア ヤポニカ
カバノキ科 アサダ属 
日本(北~九),朝鮮,中国 
樹皮の剥がれ具合は目の 高さより見上げた上の方が激しい
ミノムシみたい。別名はハネカワ、ミノカブリ
 

一見シラカバに見えるこの木は
ウダイカンバ
Betula maximowicziana Regel
ベチュラ マキシモヴィッチアナ
カバノキ科 カバノキ属
日本(北~本),南千島
日光などを訪れるとシラカバ→ダケカンバ→ウダイカンバの順で標高のの低い方から高い方へ分布している
北海道の林産試験場のHPに3種の比較がのっていました
 

メグスリノキ
Acer maximowiczianum Miq.
アケル マキシモヴィクジアヌム
ムクロジ科 カエデ属
低地には池が点々とあって、モミジがきれい
 

ハゼノキ
ハゼノキ
ハゼノキ
Toxicodendron succedaneum (L.) Kuntze
トキシコデンドロン サッケダネウム
ラベルはRhus succedanea L.でした
ウルシ科 ウルシ属
日本(四~琉,小笠原),台湾,中国,東南アジア熱帯・亜熱帯
この分布を見るとずいぶんと暖かいところの木なんだな
そういえば、九州でこの木から蠟をとっていたという
属名にToxicoってこれ毒ってことかな?かぶれるし
 
 
ゾワゾワしている木肌は
ナンキンハゼ
Triadica sebifera (L.) Small
トリアディカ セビフェラ
トウダイグサ科 ナンキンハゼ属
中国原産で野生化もしている
 

プレートはついていませんでしたがこの実と葉のフリルは
マンリョウ
Ardisia crenata Sims
アルディシア クレナタ
サクラソウ科 ヤブコウジ属
 
 
園の西南の端、博物館の分館近くが日本庭園です
真っ赤に色付いていたのは

ドウダンツツジ
Enkianthus perulatus (Miq.) C.K.Schneid.
エンキアンツス ペルラツス
ツツジ科 ドウダンツツジ属
日本(本~九),台湾
もろもろ、詳しい調べは宿題
 
もう12月だけど、紅葉・黄葉した木々が楽しめました

211203 小石川植物園へ 1/4 入口〜日本庭園へ①

2021年12月03日 | 植物・園芸など
田幡から歩きました

とうだいばしの上のプランター
 
 
さて、植物園につきました

ハルサザンカ 品種:名梅ヶ

ハルサザンカ 品種:名梅ヶ香 Camelia × vernalis (Makino) Makino cv. Umegaka
ツバキ科 ツバキ属 Theaceae 栽培
 


グランサムツバキ
Camellia granthaminana Sealy
カメリア グランサミナナ
ツバキ科 ツバキ属 中国
大きくて、印象的なツバキ
 


カンツバキ
YListではCamellia sasanqua Thunb. 'Shishigashira'
ラベルではCamellia × vernalis Makino cv. Kantsubaki
ツバキ科 ツバキ属 園芸品種
 


ヤブツバキ
ツバキ科
日本(本~琉球),台湾
ツバキ科 ツバキ属
植物名プレート・ラベルを見ていて思うんだけど、この「琉球」ってのはなんだろう、沖縄とはちがうのかな? 検索してみました
 
国立博物館で「琉球の植物」の解説によると、植物区として琉球列島を指し、北琉球・中琉球・南琉球・大東諸島・尖閣諸島の5つにわけていました
北琉球→大熊諸島とトカラ列島の7つの島
中琉球→トカラ列島の沖縄諸島と奄美諸島
南琉球→宮古諸島と八重山諸島
 
 


メタセコイア(アケボノスギ)
Metasequoia glyptostroboides Hu et W.C.Cheng
ヒノキ科 メタセコイア属
 


メタセコイヤやラクウショウ、この時期、植物園に近づくと、塀の外からもこの茶色に紅葉した高木が目だって見える
 


こちらはラクウショウ
ラクウショウ ヌマスギ
Taxodium distichum (L.) Rich.
タクソディウム ディスティクム
ヒノキ科 沼スギ属
 
写真撮ってこなかったんですが、この木々の後ろにメキシコらううしょうという常緑の木が数本ある
 
 
 

ハグマノキ  ケムリノキ

ハグマノキ  ケムリノキ
Cotinus coggygria Scop.
コティヌス コッギグリア
ウルシ科 ケムリノキ属
中国,ヒマラヤ~ヨーロッパ南部
 


ハゼノキ

ハゼノキ
Toxicodendron succedaneum (L.) Kuntze
トキシコデンドロン サクセダネウム
ウルシ科 ウルシ属
 
 
12月になりました。木々の茶色、これもまたいいもんだ