特上カルビの記のみ気のまま

韓国語教育を韓国の大学院で専攻した30代日本人男性が、韓国ソウルでの試行錯誤の日々を綴りました.

あなたの“夢”は何ですか?

2005-05-01 22:53:54 | 韓国留学記
 明け方雨のち晴れ。最低気温19度。最高気温26度。 

 あなたの“夢”は何ですか?
 
 森口博子(もりぐちひろこ) 初の店頭イベント という記事がネットに載っていた。
 デビュー20周年を記念して四月二十七日に発売したMaxi Single『優しくなりたい』のキャンペーンを銀座の山野楽器で行ったというもの。
 私は1968年生まれで森口博子さんと同じ年である。

 彼女が“バラドル”とか言われて一時期、テレビのレギュラーを何本も抱えていた時はこれといって関心も抱かなかった。しかし彼女も三十代に入り、“自分がやりたいこと”に本格的に挑戦し始めたここ数年の活躍ぶりには密かに注目していた。公式ホームページインタビュー記事などを読むと彼女の考え方や生きかたに共感を覚える部分も多い。

 『輝いている先輩達は、決してキャリアに甘んじない。挑戦し続けている。「頑張ったから」と言って、安心して立ち止まった時点でもう後退が始まる。そうなると「無難にこなすことですら、不可能になる」ことを、こういう先輩たちは知っている。だから、私も立ち止まっていられないなって。―前出のインタビュー記事での森口博子さんの言葉には彼女の“芯の強さ”も感じられる。

 常に自分の夢に向かって歩んでいる人たちには“輝き”と同時に“強力なオーラ”を感じる。そして何より“顔つき”が違うのである。
 以前テレビでイチローや松井秀喜選手の日本でのデビュー当時の映像を見た。今やメジャーリーグで活躍する二人とはまるで別人だった。もちろんテレビの画面には映らないところで血の滲むようなトレーニングを重ねた結果、今日(こんにち)の華麗な活躍があるのだ。

 沢山の人に夢や勇気や感動を与えられる人は、その人自身が今に甘んじることなく、夢を追い続けていることは確かだろう。しかし、それ以上に辛い思いや苦しい日々を数え切れないほど乗り越えて来たのだと思う。それが自然と自信に繋がり、その人自身に“輝き”を増し加えているのではないだろうか?

 日中の暑さも一段落して、太陽が西に傾き始めた頃、家の近所をのんびり散策した。ソウルの街行く人たちの装いもすっかり春を通り越して夏だ。明るい笑顔で友人と話しに興じる人もいれば、うつむき加減で早足で通り過ぎて行く人もいる。家族で楽しいひとときを過ごしている人もいれば、自分の子どもを大声で叱りつけている親もいる。

 『みんなちがって みんないい』という相田みつを氏の書がある。もちろんそうだが、“夢”だけは何歳(いくつ)になっても持ち続けていたいとソウルの街を歩きながら思った。
  
 私は“夢”の実現までにはまだ時間がかかりそうだ。しかし、お隣の国ソウルの街で少しずつ、少しずつ叶えられようとしているのはどうやら確かなようである。

 今日から五月。気分も新たに一ヶ月のスタートを切りましょう

 写真はインタビュー記事に掲載されていた森口博子さん。
 追記(5/22):デビュー当時のこんな映像を見つけました! それにしても時代を感じさせる映像です。

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